【MotoGP Rd.13インドGP🇮🇳決勝ハイライト】


MotoGP スプリントレース

TOP3

雨上がりの非常に難しいコンディションの中でレースを制したのはホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)!後続を1.4秒引き離す圧勝の走りでした。2位にはポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイヤ🇮🇹(Ducati)、そして3位にはM.マルケス🇪🇸(Repsol Honda)がビンダー🇿🇦(KTM)との激しいバトルを制し逃げ切りました。

ハイライト

レースはスタート直後から複数台のクラッシュで幕開け。特にマリーニ🇮🇹(VR46/Ducati)とベッツェッキ🇮🇹(VR46/Ducati)のチームメイト同士での接触は衝撃でした。

マリーニは激しく転倒したためリタイアとなりましたが、ベッツェッキは転倒を回避し戦列に復帰。ほぼ最後尾まで落ちましたがそこから鬼神の走りで怒涛の追い上げ。僅か11周のレースで次から次へとオーバーテイクを披露し最終的には5位でフィニッシュすることが出来ました。
転倒がなければ十分に優勝を狙える走りだったので決勝も期待したいですね。
※マリーニは後の検査で左鎖骨骨折が判明。週明けに手術を受けました。
しっかりと回復して、また力強い走りを見せてほしいですね。

日本勢ではYAMAHAのクアルタラロ🇫🇷が6位と健闘、モルビデリ🇮🇹は浮上のキッカケを掴めず15位に終わりました。
HONDA勢は先に述べたM.マルケスの3位、中上貴晶🇯🇵(LCR)が13位、ブラドル🇩🇪(LCR)はスタート直後にP.エスパルガロと接触し転倒リタイア、ミル🇪🇸(レプソル)は4周目に単独で転倒しリタイアとなりました。

MotoGP決勝

TOP3

灼熱の中行われたインドGP決勝、過酷なレースを制したのはマルコ・ベッツェッキ🇮🇹(VR46/Ducati)!なんと後続を8秒以上も引き離す圧倒的勝利でした。
昨日のスプリントレースも転倒からの怒涛の追い上げでしたし、この週末一番速さを示したのではないでしょうか。

2位はホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)、3位には久々の表彰台となったファビオ・クアルタラロ🇫🇷(YAMAHA)が入りましたが、この2位争いは最後まで大接戦の手に汗握るバトルでしたね!

ハイライト

スタートは全車様子見をしながらの慎重な蹴り出し。今回の決勝では接触による転倒リタイアが見られず全体的にフェアな戦いでしたね。
その中で驚きだったのは2位争いをしていた王者バニャイヤ🇮🇹(Ducati)の転倒。マルティンとランキングを争っている中でこの転倒は痛かった。
転倒そのものは多くはなかったもののブレーキングで滑ったりして接触しかけるシーンが所々見られ、インド特有の砂などによる滑りやすい路面が難しくしたようでしたね。

見応えがあったのは先にも挙げた終盤のマルティン対クアルタラロの2位争い。
何周にも渡り抜きつ抜かれつの攻防が続き、どちらが2位に入っても不思議ではありませんでした。暑さで体力が削られる中最後はマルティンが力を振り絞ってバトルを制しました。レース後マルティンは熱中症で立ってるのがやっとな姿が映し出され、如何に今回のGPが過酷だったかを物語ってましたね。

日本勢はYAMAHAが先に記した通りクアルタラロが3位表彰台と大活躍、モルビデリ🇮🇹も7位と奮闘しましたね
HONDA勢はミル🇪🇸(Repsol)が5位と健闘、M.マルケス🇪🇸(Repsol)が転倒後退から巻き返して9位でフィニッシュ。中上貴晶🇯🇵(LCR)が11位、リンス🇪🇸の代役ブラドル🇩🇪(LCR)が15位でフィニッシュし、久々の4台ポイント獲得となりました。

スタンディング

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トップのバニャイヤがリタイアし、ベッツェッキとマルティンが大量にポイントを稼いだ為ギャップは一気に縮まりましたね!
まだまだ残り7戦ありますが、DucatiワークスだけでなくDucatiサテライトもまるでワークスかのような活躍をしているので、ここからの接戦が楽しみですね!

Moto2決勝

TOP3

赤旗もあり転倒も多く非常に難しい展開となったMoto2、レースを制したのはランキングトップをひた走るペドロ・アコスタ🇪🇸(KTM Ajo)!後続を3秒以上引き離す圧倒的勝利でした

2位にはトニー・アルボリーノ🇮🇹(Marc VDS)、そして3位にはジョー・ロバーツ🇺🇸(イタルトランス)がガルシア🇪🇸(Pons)との抜きつ抜かれつのバトルを制し昨年のイタリアGP(ムジェロ)以来の表彰台となりました。

全体順位

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日本人ライダーは小椋藍が21位、羽田太河が23位、野佐根航汰がリタイアとなりました。
3人とも転倒があり非常に厳しいレースとなりましたね。野佐根はファイナルラップの最終コーナーで他車を巻き込んで転倒してしまい、苦しい結果となりました。

スタンディング

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まだ7戦残ってはいますが、チャンピオン争いは1位アコスタ(236pt)と2位アルボリーノ(197pt)の2人に絞られた感じですね。
ただその下もそれぞれに僅差でランキングを争っており非常に接戦を博してます。
ここからの終盤戦、目が離せません!

Moto3決勝

TOP3

優勝したのはジャウム・マシア🇪🇸(レオパード)!中盤から圧倒的速さでMoto3としては珍しく後方に大きなギャップを築く圧勝の走りでした。
2位は昨年の開幕戦カタールGP🇶🇦以来の表彰台となりました鳥羽海渡🇯🇵(SIC58スクアドラ・コルセ)!3位は佐々木歩夢🇯🇵(インタクトGP)が入りました!

レース終盤は佐々木のチームメイトのヴェイヤー🇫🇷も含めた3台での2位争いのクローズバトルでしたが佐々木とヴェイヤーが接触している間に鳥羽が2位に立ち、ヴェイヤーが転倒し佐々木が3位に入る結果となりました。

転倒は残念ですが、最後まで手に汗握るバトルで日本人が2人表彰台に登り日の丸が2つも掲げられた表彰台は非常に嬉しかったですね。

全体順位

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鳥羽、佐々木以外の日本人勢は山中琉聖(GASGAS ASper)が15位、古里太陽(Team Asia)、鈴木竜生(レオパード)の2人は残念ながらリタイアとなりました。

スタンディング

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マシアは優勝したことでタイトル争いに一気に名乗りを上げてきましたね!
ただ佐々木も3位でポイントを稼いだ為ランキングは3位に落ちたもののトップの差はホルガド、マシアが174ptで並び、佐々木は1pt差の173pt!
次戦の日本GPの結果次第では佐々木がトップに立つ可能性もあるので非常に楽しみですね!

総括

インドGPは今回が初開催となりましたがTVでも分かるくらい多くの観客が訪れ、非常に人気の高さを感じました。
一方で、気温と湿度が高くライダーたちには体力的に非常に厳しい1戦となり、先に挙げたマルティン以外にも皆レース後はとにかく水浴びをしてましたね。

さて、次戦はいよいよRd.14日本GP🇯🇵舞台はモビリティリゾートもてぎ!
昨年はMoto2で小椋藍が優勝し君が代が流れ、多くの方が感動したと思います。
今年はMotoGPクラスでは日本勢の厳しい戦いが続きますが、Moto2の小椋藍やMoto3の佐々木歩夢はここまでの活躍を見てると優勝の可能性は十分にあるので楽しみにしていきたいですね。
特に佐々木歩夢はトップに1pt差へ迫り、今年無冠ながらこの成績は見事。
もてぎで今季初優勝を飾り、ランキングもトップに躍り出たいところ。
楽しみにしていきましょう!


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