【MotoGP Rd.5 フランスGP🇫🇷スプリントレースハイライト🏍💨】
13周で行われたスプリントレース。優勝を飾ったのは今回もホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)。スプリントレースでは異様な強さを誇るマルティネーター、今回も後続に2.2秒もの大差を築く圧勝でフィニッシュとなりました。2位にはマルク・マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)、そして3位にはヴィニャーレス🇪🇸(Aprilia)が入りスペイン人が占める表彰台となりました。
マルティンはスタートから完璧な蹴り出しを決め、この段階から後続を全く寄せ付けない異次元の走りを披露します。
このマルティンのスタートに気を取られて気付きませんでしたが実は後方からももう1人完璧なスタートを決めるライダーが。13番グリッドからスタートしたM.マルケス、「お前はどこから出てきた?」と言わんばかりに気が付けば1周目を終えて4番手まで浮上。各車がパックになる1周目で隙間という隙間を突きに突いて一気にポジションを上げてきます。この男、やはり伊達ではありません。
ショッキングだったのはチャンピオンを狙いランキングでマルティンを追いかけるバニャイヤ。2番グリッドという好位置からスタートするも1周目で15位まで転落。さらに3周目には姿勢を乱してグラベルへ飛び出し、その後ピットへ直行。何かトラブルが起きたのかこのレースをリタイアします。2連覇を成してるチャンピオン、今年はなかなか上手くいきません。
全体的に落ち着いたレース展開ではありましたが、もう1つ残念だったのはベッツェッキ🇮🇹(VR46/Ducati)。M.マルケスに迫られるも2位を走行し表彰台も見えてましたが、なんと10周目に姿勢を乱し転倒リタイア!あと4周、あと4周でフィニッシュだったのに…
今年はスプリントレースでまだポイントフィニッシュをしておらず、それが後少しのところまで来てましたが悔しい結果に終わりました。
終わってみればマルティンの圧勝、そしてM.マルケスは13番グリッドスタートから大殊勲の2位フィニッシュ。全てはスタートで決まったようなレースでしたね。
日本勢はYAMAHAの地元GPクアルタラロ🇫🇷が10位、リンス🇪🇸は7周目転倒リタイア。HONDA勢はザルコ🇫🇷(LCR)13位、 中上🇯🇵(LCR)16位、マリーニ🇮🇹(Repsol)18位、ミル🇪🇸(Repsol)は5周目転倒リタイアとなりました。
YAMAHAはまだ良いですが、HONDAはなかなか低迷から抜け出すキッカケが掴めないですね。誰よりも現場の人たちが一番苦しいとは思いますが、なんとかこの状況を打破して頂きたいものです。
フランスの地でスペイン人ライダーが圧倒したスプリントレース、決勝では一体どんな戦いが観れるのか?
今回のスプリントを見ていると決勝もスタートは大きな注目どころになりそうですね!見逃せません。