【FIA F2 Rd.12 アゼルバイジャン🇦🇿フィーチャーレースハイライト🏎💨】
レースハイライト
優勝:リチャード・フェシュホー🇳🇱(Trident)
2位:ヴィクター・マルタンス🇫🇷(ART/アルピーヌ育成)
3位:キミ・アントネリ🇮🇹(Prema/メルセデス育成)
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13位:宮田莉朋🇯🇵(Rodin)
レースを制したのはフェシュホー。PPスタートながら序盤に抜かれ2番手へ交代するもピットのタイミングで再びトップへ浮上。終盤はマルタンスとアントネリの追撃を受けますが何とか逃げ切り見事トップチェッカーを受けました。
レースはスタートからいきなりの大波乱。マイーニ🇮🇳(Invicta/アルピーヌ育成)がストールするとそこへ複数台が突っ込んでしまうマルチカーアクシデントが発生!レースはセクター1の通過を待たずして即時赤旗中断となります。
非常に激しいクラッシュとなりましたが幸い特に激しくクラッシュしたマイーニ、マルティ🇪🇸(Campos/レッドブル育成)、ガーター🇩🇪(MP)の3名に大きな怪我はなくそれぞれ自力でマシンを降りることができました。
またピットレーンまで戻ってきたものの損傷が激しかったのかヴィラゴメス🇲🇽(VAR)とコーレン🇳🇱(AIX)の2台もここでリタイアとなります。
トラック上の片付けをしばらく待ってレースは再開。グリッドに並ぶスタンディングではなくローリングスタートとなり、周回レースではなくタイムレースへ移行。残り27分半ほどでのリスタートとなります。
リスタートはフェシュホーがフィニッシュライン直前までペースをコントロール。後ろの様子を見てアクセルを踏み込むのですが2番手のアントネリはタイミングを逃してフェシュホーについて行けず。フェシュホーは悠々とトップでターン1を通過します。完璧なタイミングの見事なリスタートでしたね。
3周目、マルタンスはアントネリを交わして2番手へ浮上。トップのフェシュホーを狙っていきます。
そして7周目に入ったホームストレートでマルタンスはフェシュホーに並び、ターン1で抜き去ります。トップ浮上です。
そこからマルタンスが逃げるかと思いましたがピットストップでまさかの出来事が。8周目にマルタンス、フェシュホー、アントネリの3台が揃ってピットへ向かいます。フェシュホーは問題なくピットアウトしていきましたが、マルタンスとアントネリは後続のピットインのタイミングと重なってしまい通過を待つことに。結果フェシュホーがトップでレースに復帰、アントネリ、マルタンスの順でピットアウトしていきます。マルタンスは2台抜いてトップに立ったのに振り出しに戻ってしまいました(^◇^;)
優勝争いはこの3人に絞られたかと思いましたが、10周目なんとマローニ🇧🇧(Rodin/ザウバー育成)がピットアウトでアントネリの前に合流、2番手で戻ってきます。しかしピットアウト直後のタイヤはまだ熱が入っていなかったのか、ターン3のブレーキングで激しくロックアップ。外側にアントネリが並んできていたのでギリギリまで粘ったのでしょう。マローニは曲がれず、外側にいたアントネリはターンインしようと切り込んできたため2人は接触。アントネリは運良く3番手にポジションを落としただけで済みましたがマローニは最後尾へ後退となりました。
レースはここからフェシュホーとマルタンスの優勝争い、アントネリとボルトレト🇧🇷(Invicta/マクラーレン育成)の3位争いに分かれていきます。ボルトレトはポイントリーダーのハジャーがポイント圏外を走っているこのレースで少しでも多くのポイントを稼いでランキングトップ浮上を狙いたいところ。
しかし、この手に汗握る戦いは呆気なく終わってしまいました。レース時間残り3分となった15周目、セクター2&3でイエローフラッグのグラフィックが表示されます。このバクーラウンドでF2デビューとなったミニ🇮🇹(Prema/アルピーヌ育成)、なんとターン15でバリアに刺さってしまった!
ここまで9番手を走り、スプリントレースでも3位フィニッシュでデビューとしては上々の走りを披露していたミニでしたが、悔しいリタイア。
流石にこの残り時間ではマシンの撤去は終わらず、SCラップでチェッカー。フェシュホーは今季トップチェッカーを受けながらも車検で失格になるなど運のない場面もありましたが、今回は文句ひとつない勝利となりました。
スタンディング
この週末を終えてのスタンディングスはこちら。
順位に変動があり、ボルトレトがついに今季初めてトップに躍り出ました。昨年FIA F3でチャンピオンを獲得したルーキー、ここ数戦は優勝も含めて目覚ましい活躍を見せてくれてます。しかし2位ハジャー🇫🇷(Campos/レッドブル育成)との差は僅か4.5pt。残り2戦4レース、最後までどうなるかまだまだわかりません。
次戦
さて、次戦第13戦はカタール🇶🇦のルサイル・インターナショナル・サーキット。11月末なので2ヶ月半ほどオータムブレイクを挟むことになります。この間に一部の育成ドライバーはF1のFP1に出走したり旧型マシンでテスト走行をしたり、はたまたGTシリーズや耐久シリーズにエントリーするドライバーもいます。この空白期間でどれだけ皆成長して最後の2戦に挑むのか?見逃せません!
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