【SUPER FORMULA Rd.2 AUTOPOLIS🇯🇵決勝ハイライト🏎💨】
非常に気持ちよく晴れ渡った空の下で行われた41周の決勝レース。
レースを制したのは牧野任祐(DANDELION/HONDA)。SUPER FORMULA参戦7年目、なんとこれがキャリア初優勝!スタートからフィニッシュまで見事な走りを見せてくれました。
2位には岩佐歩夢(TEAM MUGEN/HONDA)。ポールポジションからのスタートでしたがスタートで出遅れて3番手からの追い上げレース。最後の追い上げも届きませんでしたがまずはSFキャリア初表彰台を獲得しました。優勝は次戦以降にお預けです。
3位には坪井翔(TOM'S/TOYOTA)。坪井も追い上げのレースとなりましたが丁寧な走りでポジションアップ。6番グリッドスタートから見事表彰台を掴みました。
レースは全体的に落ち着いた展開。その中でスタートは1つこのレースのキーポイントだったのではないでしょうか?
ポールポジションスタートだった岩佐は決して蹴り出しは遅くありませんでした。ただしその後のターン1に向けての加速が十分ではなく牧野、さらに山本(NAKAJIMA/HONDA)に先行を許し3番手へ後退します。
スタート直後は各車距離も詰まっていることもあって多少のバトルを見せますが、その後は徐々に差が開いていき戦略戦に移行していきます。
岩佐はピットアウトの時点でやや後退してしまってましたがそこから怒涛の追い上げでポジションを上げていきます。
その中でベテラン山本との一進一退の攻防は手に汗握ったのではないでしょうか?
岩佐対山本のバトルに注目が集まりましたが、気が付けばその背後で太田(DANDELION/HONDA)対坪井のバトルも勃発!1つの絵に2つのバトル!どっちを観ればいいのかわかりません(笑)。
レースも残り6周、岩佐はやっと山本の壁をぶち抜いて2位へ浮上。山本はこの直後坪井にも抜かれ4位へ転落しますが、速さで勝る岩佐をよくここまで抑えて戦いました。見事なテクニックでしたね。
山本を攻略した岩佐でしたが、優勝を狙うには時既に遅し。牧野は遥か彼方を独走、今までチームメイトたちが優勝する姿を横目に悔しいレースがいくつもありましたが、苦節7年目、ついにトップでチェッカーを受けました。
レース後のインタビューでもその今までの苦しかったレースの感情が溢れ出てましたね。これぞまさに男泣き!素晴らしい優勝でした。
終わってみて、実は今回のレース一度もセーフティカーが出動してません。多少の接触がある場面はありましたが、全車クリーンなバトルで最後まで戦い抜いてくれました。素晴らしい1戦になりましたね。
このレースを終えてのランキングはこちら。
開幕戦優勝の野尻は今回9位と奮わずポイントを多くは重ねることができず。そこに今回優勝した牧野や2位の岩佐、4位の山本が上がってきてご覧のような並びになりました。いやぁ大混戦ですね!SUPER FORMULAは年間9戦と少ないので(物足りない)1戦の取りこぼしが命取りになったりします。残り7戦、気を引き締めて戦っていきたいところです。
さて、次戦は約1ヶ月後東北の地で行われる第3戦SUGO。低速で抜きにくいサーキットで今度はどのようなバトルを見せてくれるのか?ランキングはどう動いていくのか?次戦も見逃せません!