【MotoGP Rd.2 ポルトガルGP🇵🇹決勝ハイライト🏍💨】
MotoGP
様々なドラマがあった決勝。レースを制したのはホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)!3番グリッドスタートからホールショットを奪うと、そこからフィニッシュまで一度もリードを譲らない完璧なライディング。ヴィニャーレス🇪🇸(Aprilia)やバスティアニーニ🇮🇹(Ducati)らに迫られる場面もありましたが、見事な走りでした。
2位に入ったのはエネア・バスティアニーニ。昨年は開幕から怪我で離脱し表彰台はマレーシアGP🇲🇾(優勝)の僅か1回でしたが、今年はこのシーズンの早いうちに登れたのは彼にとっても非常に大きいものになったと思います。
そして3位に入ったのは驚異のルーキー、ペドロ・アコスタ🇪🇸(GASGAS/KTM)!M.マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)やバニャイヤ🇮🇹(Ducati)といったチャンピオンたちに屈することなく見事なバトルを繰り広げ、MotoGP史上3番目の若さ(19歳304日)で表彰台に登りました。
今回は様々ドラマがありましたが、なんといっても先に述べたアコスタの走りは本当に圧巻でした。同じマシンを駆るKTMファクトリーの2台を交わすと、8周目にはM.マルケスを攻略。
バニャイヤに追いつくと抜きつ抜かれつの攻防を繰り広げ、ついに21周目に攻略。これが本当にルーキーの走りなのか?
4位までポジションを上げ、前方とのギャップも大きかったため表彰台はお預けかと思いましたが、なんとファイナルラップに入るところで2位走行のヴィニャーレスが突如失速。ターン1を回ったところでまるでリアがロックしたかのように挙動を見出しハイサイドで転倒。
ヴィニャーレスは残念でしたがこれによりアコスタは3位へ浮上、プレミアクラス参戦2戦目にして表彰台を手にすることになりました。
そんな表彰台争いでしたが、後方では別のドラマが。5位を争っていたM.マルケスとバニャイヤでしたが、なんと残り3周となったところで2台が接触転倒!M.マルケスはなんとかレース復帰し最終的に16位でフィニッシュしましたが、バニャイヤはここでリタイアとなってしまいました。
日本勢の方はというと、YAMAHAはクアルタラロ🇫🇷が7位と奮闘、リンス🇪🇸は13位でポイント獲得。HONDAはミル🇪🇸(Repsol)が12位、中上🇯🇵(LCR)が14位、ザルコ🇫🇷(LCR)が15位とここまでがポイント獲得、マリーニ🇮🇹(Repsol)はまだマシンの扱い方に慣れてないのか17位と苦戦を強いられる結果となりました。
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バニャイヤはスプリントレース終了時点まではポイントリーダーでしたが決勝でノーポイントに終わったことで4位へ転落。スプリント3位、決勝1位で大きくポイントを稼いだマルティンが新しくポイントリーダーに立ちました。今回表彰台は逃しましたがビンダー🇿🇦(KTM)が4位でフィニッシュししっかりとポイントを重ね2位、バスティアニーニが3位と続きます。
まだまだ21戦あるうちの2戦目、これからの戦いが非常に楽しみですね!
Moto2
優勝 : アロン・カネット🇪🇸(Fantic)
2位 : ジョー・ロバーツ🇺🇸(American Racing)
3位 : マニュエル・ゴンザレス🇪🇸(Gresini)
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5位 : 小椋藍🇯🇵(MT Helmets)
リタイア : 佐々木歩夢🇯🇵(VR46)
カネットは非常に力強い走りでMoto2キャリア初優勝。今まで幾度も勝てそうな走りでなかなか勝てませんでしたが、ついに真ん中に立ちました。今後さらに手強いライダーになりそうですね。
小椋藍は序盤は表彰台圏内を走行するも最終盤に後退し最終的に5位フィニッシュ。終盤までのタイヤマネジメントが課題なのかもしれないですね。
佐々木歩夢は2戦連続でリタイア。腕上がりの症状に悩まされマシンのコントロールに苦労していたようで、次戦まで間が空くのでレース後すぐに腕上がりを改善するための手術を受けた模様。これからの改善を期待したいですね!
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カネットが勝利を飾り新たにポイントリーダーへ。しかしトップから7位までは僅か8pt差と接戦。これからさらにシリーズが面白くなっていきそうですね。
Moto3
優勝 : ダニエル・ホルガド🇪🇸(GASGAS Tech3)
2位 : ホセ・アントニオ・ルエダ🇪🇸(KTM Ajo)
3位 : イヴァン・オルトラ🇪🇸(MT Helmets)
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13位 : 鈴木竜生🇯🇵(Intact GP)
18位 : 古里太陽🇯🇵(Team Asia)
リタイア : 山中琉聖🇯🇵(MT Helmets)
最後まで続いた大接戦の優勝争いは僅か0.044秒差でホルガドに軍配、ルエダは惜しくも届かず2位となりましたが、最後までMoto3らしい激しい争いでした。
日本勢は今回は苦戦し奮わず。次のレースまで時間があるのでしっかりと改善点を見直して次に挑んでほしいですね。
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次戦
さて、次戦は3周空いてアメリカGP、舞台はお馴染みサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(通称COTA)。今回のアルガルベほどアップダウンの連続はありませんがCOTAも非常に高低差があり全体的にテクニカルなサーキット。路面もアメリカ国内では整った方ですが世界的に見れば凸凹が多く毎年悩まされるライダーも少なくありません。
一体どんなバトルが観れるのか?次戦も期待です!