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【F1 Rd.22 ラスベガスGP🇺🇸決勝ハイライト🏎💨】


ハイライト

50周で行われたラスベガスGP🇺🇸、煌びやかなナイトレースを駆け抜けトップでチェッカーを受けたのはジョージ・ラッセル🇬🇧(メルセデス)。1度目のピットのタイミングで一瞬だけハミルトンにラップリードを譲りはしたものの、それ以外の49周で常に先頭を走る完璧なレース運び。他車を寄せ付けない走りで見事トップチェッカーを受けました。

2位にはハミルトン🇬🇧(メルセデス)が入りメルセデスが1-2フィニッシュ。3位にはサインツ🇪🇸(フェラーリ)が入る表彰台となりました。

このレース、一番の注目が集まったのはドライバーズタイトル争い。フェルスタッペンがこのレースを終えた時点で2位以下に対し60pt以上のリードを保てればチャンピオンが決まるレースでした。スタート前の差は2位ノリス🇬🇧(マクラーレン)に対し62pt。フェルスタッペンは5番グリッド、ノリスは6番グリッドからのスタートで注目が集まりました。

スタートはラッセルがPPからキッチリとホールショットを奪う一方でルクレール🇲🇨(フェラーリ)が見事な蹴り出しで4番グリッドから2番手へ浮上。フェルスタッペンとノリスはポジションキープ、角田🇯🇵(RB)もピアストリ🇦🇺(マクラーレン)に並びかけられる場面もありましたがグリッドと同じ7番手を守ります。

レース序盤はルクレールがラッセルに対し激しく攻め立て何度もサイドバイサイドで仕掛けます。激しくもお互いの間隔を守る非常にクリーンなバトルです。

しかしルクレールは攻め過ぎてタイヤが終わってしまったのかペースダウン。7周目にはサインツ、8周目にはフェルスタッペンに抜かれ4番手へ後退。9周目にピットへ向かいタイヤを交換しました。

前戦サンパウロGP🇧🇷で3位表彰台に登りこのレースも予選で3番手を獲得し好調を示していたガスリー🇫🇷(アルピーヌ)ですが16周目「ノーパワー!」と悲痛な無線が…そしてピットレーン入り口の直前で激しく白煙を吹き上げます。入り口前だったのが幸いしそのままピットに向かいますが、敢えなくここでリタイアとなります。好調だったのはPUが終わる直前だったからかもしれません(^◇^;)

レース中盤はルクレールとハミルトンが激しく5番手を争うバトルを展開。ハミルトンはこのレース10番グリッドからのスタートでしたが、そこからコツコツとポジションを上げてきます。

30周前後で各車2度目のピットストップを終え、ハミルトンはフェルスタッペンをもオーバーテイクし3番手へ浮上。その後2番手走行のルクレールがピットに向かったため2番手へ浮上しここでメルセデス1-2が完成。もう一度言います、ハミルトンは10番グリッドスタートでした。このレース、メルセデスの速さが光ります。

個人的にこのレース一番盛り上がったのはこの場面。ローソン🇳🇿(RB)にペレス🇲🇽(レッドブル)とマグヌッセン🇩🇰(ハース)がオーバーテイクを仕掛け、なんと3ワイドのバトルに!最終的にペレスがオーバーテイクに成功しポジションを上げます。12番手を争う戦いでしたが、こういうバトルはハラハラしますね。

ここから終盤にかけては特に目立つバトルは起きずほとんどがポジションを守る走り。ラッセルがトップチェッカーを受けレースをものにしました。

そして注目が集まるタイトル争いですがフェルスタッペンが5位、ノリスは6位でフィニッシュ。これで2人の差は63ptとなり物理的に逆転は不能、フェルスタッペンが4年連続4回目のドライバーズワールドチャンピオンを決めました!

過去2回はマシンも圧倒的に速く強く独走のタイトルでしたが、今回はシーズン中盤からマクラーレンやフェラーリの躍進もありなかなか勝てないレースが続いて、まだ2戦残してはいますが非常に苦労したタイトル連覇でした。

レース後にノリスはフェルスタッペンを祝福しに声をかけますが、この時にフェルスタッペンは「君の番はいつか必ず来る」とノリスに答えたそう。
今のノリスは本当に強いドライバーです。彼のタイトルもいつか目にしたいですね。

角田は最終的に9位でフィニッシュし2ptを獲得。7番グリッドからスタートし、終盤はペレスの猛追を受けましたが見事ポジションを守り抜きました。今のチーム力を考えると最大限を引き出したのではないでしょうか。コンストラクターズ争いにとっても非常に貴重なポイントとなったと思います。
次のレースに期待したいですね。

ポイントスタンディング

この週末を終えてのスタンディングはこちら。
まずはドライバーズ。

フェルスタッペンのタイトルは決まりましたが、ノリスに対してルクレールが21pt差で迫ってきてます。ピアストリとサインツ、ラッセルとハミルトンの差もそれぞれ9ptで接戦となってますね。タイトルは決定しましたがそれ以外の争いはまだまだ残ってます。注目です。

続いてコンストラクターズ。

こちらはまだまだ混戦ですね!マクラーレンとフェラーリの差は24ptと少し縮まりました。フェラーリとレッドブルの差は29pt、今の各チームの力差を考えるとコンストラクターズタイトルはマクラーレンとフェラーリの戦いになりそうですね。
また6位争いも激しくハース、アルピーヌ、RBの3チームが4ptで連なってます。3チームとも差は大きくないので残り2戦は非常に緊張感のある戦いになりそうです。ますます目が離せないですね!

次戦

次戦は来週末のカタールGP🇶🇦。中東に戻りいよいよシーズンも終焉に向かっていきます。灼熱のルサイルサーキットで次戦はどんな戦いが見れるのか?
次戦も見逃せません!


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