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【FIA F2 Rd.2 サウジアラビア🇸🇦フィーチャーレースハイライト】

サウジアラビア🇸🇦ラウンドはフィーチャーレースも非常に激アツな一戦となりました。最初から最後まで激しいバトルの連続でしたがその中でレースを制したのはエンツォ・フィッティパルディ🇧🇷(VAR)!スプリントに続いての表彰台ともなり最高の週末の終え方となりました。

2位にはクシュ・マイーニ🇮🇳(Invicta/アルピーヌ育成)。フィッティパルディにはついて行けませんでしたが2番グリッドから堅実な走りで後続を近づけずしっかり今季初表彰台を手にしました。

3位にはこちらも2戦連続表彰台となったデニス・ハウガー🇳🇴(MP)。5位を走行していたはずですが最終コーナーからフィニッシュラインまでコルディール🇧🇪(Hitech)、そしてクロフォード🇺🇸(DAMS)と3台でサイドバイサイドのドラッグレース!僅かな差で2人を交わして表彰台をもぎ取りました。

レースはスタート直後に複数台が絡む接触がありいきなりSCが導入。3周目から再開されるとそこからは高速読み合いバトルの連続でした。
序盤はアントネリ🇮🇹(Prema/メルセデス育成)が各所で前後のドライバーと抜きつ抜かれつを繰り広げ、かつ最終コーナーの手前ではホームストレートでDRSを得るためにあえて真後ろのハジャー🇫🇷(Campos/レッドブル育成)を先行させ、ターン1でDRSを活かしてオーバーテイクしポジションを守るなどクレバーな走りを披露しました。
このバトルでタイヤを酷使した影響かアントネリは後半は防戦のレースとなりましたが、今後に期待を持てる走りでした。

15周目に2度目のSCが導入され、19周目から再開されましたがお陰様で各車のギャップが詰まりここからさらにバトルが激しくなります。
凄かったのは22周目、3番手を走行するフィッティパルディでしたがなんとターン1でコレア🇺🇸(DAMS)とコルディール🇧🇪(Hitech)の2台をごぼう抜き!コレアはピットのタイミングを遅らせていたためタイヤが終わりかけてたのもありますが同時に2台を捌く飛び込みは非常に見事でした。

そしてもう一つ、激しいバトルと言えば最後の3位争いではないでしょうか?
ファイナルラップで3位表彰台をクロフォード🇺🇸(DAMS)とコルディールとハウガーの3台で争ってましたが、最終コーナー前から3台が横並び!立ち上がってからはクロフォードが前に立ってましたがハウガーが最後横に並んできてなんと0.031秒差で表彰台をもぎ取りました!コルディールも最後はクロフォードに対し0.127秒差で横に並んでいたので非常に悔しい結果になるも、観ている我々にとっては非常に見応えのあるバトルになったのではないでしょうか?ハウガーの興奮、凄かったですね。

宮田🇯🇵(Rodin)は残念ではありますが今回も良いところなし。スタートポジションの違反で10秒ストップ&ゴーという、ブラックフラッグを除けば最も重いペナルティを課され一気に最後尾へ。スタートリプレイの映像が流れた時に「なんかやたらグリッドの枠から下がってるやつがいるぞ。誰だ?」と思ったら宮田でした。これが原因でペナルティを受けてしまいます。
ペナルティを消化した上で通常のピットストップも行い宮田は一気に周回遅れへ。その後のSCのタイミングで遅れを取り戻し最終的には同一周回でフィニッシュ。周回遅れでクリーンエアを走っている間はファステストラップを連発していたのでマシンの速さは問題ないと思われるだけに、走りの課題はパックの中での戦い方かもしれないですね。次戦も注目しましょう。

今回の週末を終えてドライバーズランキングはこちら。

マローニがスプリントもフィーチャーレースも16番手からポイント圏内まで追い上げてきて予選の後退をしっかりカバーしランキングトップをキープ、フィッティパルディとハウガーは2レースとも表彰台に登ったことでランキングを上げてきました。
とは言えまだ第2戦。今回F1代役参戦で走らなかったベアマン🇬🇧(Prema/フェラーリ育成)もいますしアントネリも成長してくるでしょう。他にも伸ばしてきそうなドライバーはいますし、この争いがどのようになっていくか目が離せないですね!

さて、次戦はF1と同じく海を渡り南半球オーストラリア🇦🇺メルボルンラウンド。今度は一体誰がポディウムに登るのか?バーレーン、サウジアラビアと激しいレースの連続だったので次戦も期待しかありません。楽しみにしていきましょう!


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