【MotoGP Rd.10 オーストリアGP🇦🇹ハイライト🏍💨 -Moto2決勝-】

Moto3に続いて迎えたMoto2
日本人ライダー小椋藍🇯🇵(Team Asia)は今回2番グリッド、フロントローからのスタート
昨年このレッドブルリンクで優勝を飾っており、期待が高まります

スタートはこちらもMoto3同様、非常に慎重な滑り出し
小椋は3番手でオープニングラップ戻ってきます

序盤はアコスタ🇪🇸(KTM Ajo)、ディクソン🇬🇧(GASGAS)、小椋、ヴィエッティ🇮🇹(ファンティック)までの4台がトップグループを形成
Moto3と違ってMoto2はなかなかオーバーテイクが起きません
後方ではタイトル争いをするアルボリーノ🇮🇹(VDS)が後続に先行を許し、なかなか浮上のきっかけを掴めず苦しい展開

レースは中盤に入り小椋、ヴィエッティ、ディクソンの3台が抜きつ抜かれつの攻防を繰り広げ、その間に先頭のアコスタはギャップを築いて逃げを図ります

一方後方では転倒が続出
ロウズ🇬🇧(VDS)とビンダー🇿🇦(ハスクバーナ)が3周目に接触、8周目にゴンザレス🇪🇸(VR46)、10周目にアレナス🇪🇸(KTM Ajo)、11周目にカネット🇪🇸(Pons)が消えていきました
アップダウンが激しいサーキットなのでトップライダーでもなかなか難しいですね

トップグループではヴィエッティが13周目に小椋を交わして2位へ浮上、トップのアコスタを追います

この時ヴィエッティとアコスタのギャップは1.5秒、普通に考えればMoto2としてはかなりの差がありました
しかしここからヴィエッティは飛ぶような速さでアコスタに迫ります
小椋は最初はヴィエッティについて行ってましたが、ペースが上がらず徐々に離されてしまい優勝戦線から離脱
そして残り6周、ついにヴィエッティがアコスタを捉えトップに立ちます!

アコスタもペースを取り戻し負けじと攻めますが、なかなかオーバーテイクには至りません
Moto2は本当にオーバーテイクが難しいですね
3周目のターン9ではアコスタのフロントがヴィエッティのリアをヒットする一幕もあり、危うく両者転倒するところでした

そんなアコスタも最後は追いきれずギャップを開けられ、セレスティーノ・ヴィエッティ🇮🇹(ファンティック)がトップでチェッカーを受けました
ヴィエッティは今季初表彰台にして初勝利、昨年6月のカタルーニャGP以来の勝利となりました

ペドロ・アコスタ🇪🇸(KTM Ajo)は惜しくも2位、しかしタイトル争いを考えれば非常に大切な2位になったのではないでしょうか

そして3位には復活の小椋藍🇯🇵(チームアジア)
今回はトップ2にギャップを開けられましたが、ペースは非常に安定してました
今季初勝利を見る日は決して遠くないと思います

以下今回のオーストリアGPリザルト

野佐根🇯🇵(VR46)は20位でフィニッシュ
怪我で出遅れたためこれが今季2戦目でしたが、まずはしっかりと完走して走り切ること
チームメイトのゴンザレスは今回転倒こそしたものの、今季は安定してポイント圏内を走っているので野佐根も後半戦からは浮上していきたいところですね

このレースを終えてのランキングはこちら

アコスタがアルボリーノに対しポイント差を12に広げましたね
3位ディクソンはトップ2から離れているので現状ではアコスタ対アルボリーノのチャンピオン争いになるかなと思われます
とは言えシーズンはまだ20戦中の10戦が終わったに過ぎず、次戦からが実質的な後半戦になってくるので、まだまだ先は分かりません

上のランキングボードには載ってませんが小椋藍も今回の表彰台で55pt12位まで挽回してきました
彼の本来持っている実力からすればここからトップ5に上がってこれる可能性は十分にあると思います
ここからの小椋の戦い、注目です


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