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【MotoGP Rd.17 オーストラリアGP🇦🇺決勝ハイライト🏍💨】


MotoGP

レースハイライト

凄まじい展開となった決勝。

スタートはスプリントに続きマルティンがPPからホールショットを決める一方で、2番グリッドスタートのM.マルケスは白煙を上げ謎のホイルスピン。暴れるマシンをなんとか抑えつけたものの7番手へ後退します。

後に判明したのが、M.マルケスはスタート直前にバイザーのティアオフを剥がして投げ捨てたのですが、それが風に流されてちょうどリアタイヤのところに入り込んでしまい、それでタイヤが滑ってしまった模様。まさかフィリップアイランドの風がこんなところに影響するとは(^◇^;)

序盤はマルティンがリードする後ろでスプリントと同じくベッツェッキ🇮🇹(VR46)が追いかける展開。しかしベッツェッキはスプリントでのヴィニャーレスとの接触に対してロングラップペナルティが課されていたため後退、バニャイヤがマルティンを追いかけます。

スタートの失敗で後退していたM.マルケスですが、なんと6周目にはファステストラップをマークしながら3番手にアップ。どんな速さしてんねん…

そしてマルティンに対しバニャイヤ、M.マルケスが迫り3人によるトップ争いに発展していきます。

バニャイヤがマルティンを抜いたかと思えばスイッチバックでマルティンが取り返し、その隙にM.マルケスもバニャイヤを抜いて2番手へ浮上。三つ巴の戦い、手に汗握ります。

しばらくは3台によるバトルが続きましたが、徐々にバニャイヤがついて行けずに後退。トップはマルティンとM.マルケスの2人の争いになっていきます。

観ていて感じたのは、M.マルケスの走りにかなり余裕があるということ。抜けないわけではなく余裕を持って虎視眈々と機を伺っている感じがありました。

そして残り4周となったところでM.マルケスが動きついにトップへ浮上します。

しかしマルティンもまだ負けてません。次の周にはトップを奪い返します。が、それも一瞬の話。すぐにM.マルケスが抜き返します。あんた、スタートあんだけ盛大に失敗してたやん…(^◇^;)

最終的にその後はマルティンもM.マルケスを攻めることが出来ず、ポイントのことを考えてもこれ以上無理をしては行けないと思ったのか2番手に留まりフィニッシュ。M.マルケスはサンマリノGP以来の勝利となりました。

日本勢の活躍はYAMAHAのクアルタラロ🇫🇷が9位、リンス🇪🇸は13位でフィニッシュ。HONDA勢はザルコ🇫🇷(LCR)12位、マリーニ🇮🇹(Repsol)14位、中上🇯🇵(LCR)18位、ミル🇪🇸(Repsol)はリタイアとなりました。

ポイントスタンディング

この週末を終えてのスタンディングはこちら。

マルティンがスプリントを制し決勝を2位で終えたことでバニャイヤとのギャップを20ptまで拡大。しかし2輪の怖いところはいつ誰が転倒しても不思議ではないところ。それを考えると20ptは4輪に比べると決して安全マージンとは言えません。残り3戦、楽しみですね!

Moto2

優勝:フェルミン・アルデゲル🇪🇸(SpeedUP)
2位:アロン・カネット🇪🇸(Fantic)
3位:セナ・アジアス🇦🇺(Intact GP)
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4位:小椋藍🇯🇵(MT Helmets)
リタイア:佐々木歩夢🇯🇵(VR46)

レースハイライト

優勝を飾ったのはアルデゲル。しかしカネットとの戦いは非常に熾烈でファイナルラップに入ってもなお抜きつ抜かれつ、さらにはコーナリングのサイドバイサイドで体が当たり危うく2人揃って転倒しそうな場面も。
しかし最後はアルデゲルがしっかりとリードを築き約0.2秒差でカネットを下しました。

チャンピオンを狙う小椋は4位でフィニッシュ。しかし3位とも1秒の差があり今回のレースはペースが今ひとつ足りませんでした。このレースでチャンピオンを決める可能性もありましたが流石にちょっと遠かったですね。
しかしキッチリと上位でフィニッシュしたことによりチャンピオンがほぼ確実になってきました。次戦で決まるかもですね。

ポイントスタンディング

このレースを終えてのスタンディングはこちら。

小椋と2位カネットの差はついに65ptに広がりました。次戦を終えた時に51pt以上の差がつけばチャンピオンが確定となり、条件はレースを5位以上でフィニッシュすれば自力で達成となります。今回のオーストラリアでは他の順位も絡まないと決めることが出来ませんでしたが、タイでは決まる可能性が非常に高そうですね。見逃せません!

Moto3

優勝:ダヴィド・アロンソ🇨🇴(Aspar)
2位:ダニエル・ホルガド🇪🇸(GASGAS Tech3)
3位:エイドリアン・フェルナンデス🇪🇸(Leopard)
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6位:山中琉聖🇯🇵(MT Helmets)
7位:古里太陽🇯🇵(Team Asia)
15位:鈴木竜生🇯🇵(Intact GP)

レースハイライト

レースを制したのはチャンピオンをすでに決めてるアロンソ。後続に対し約3秒ものリードを築く圧倒的な走りを披露しました。しかし2位以下のレースは決して簡単ではなく最後まで誰が勝つか分からない一進一退の攻防。その中に山中や古里も加わっており、山中は初表彰台いけるか?と期待もありました。最終的に2位から5位までの4台がほぼ横一線のフィニッシュ。ほんの僅かな差でホルガドとフェルナンデスに軍配が上がりました。Moto3はこの抜きつ抜かれつの戦いが本当に面白いですね。

ポイントスタンディング

このレースを終えてのスタンディングはこちら。

アロンソのチャンピオンは既に決まってますが2位以下はまだまだ変動します。2位のホルガドから5位のフェルナンデスまでは各者大きめのギャップがありますがフェルナンデス以下は僅差で並んでおり、どのライダーも上位フィニッシュする実力はあります。チャンピオンを取るに越したことはないですが

次戦

次戦は連戦で今週末のタイGP🇹🇭。東南アジアの島なので今回のオーストラリアGPの金曜日と同様に雨や風も心配なところ。祈祷師のオバチャンを呼んでおかないといけないかもしれないですね(笑)。
MotoGPのタイトル争いはもちろん気になりますが、なんといっても小椋のMoto2タイトルがかかった1戦。次戦も注目です!

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