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【WRC Rd.1 ラリーモンテカルロ🇲🇨Day3ハイライト】

路面の変化が激しく非常に難しい日となったDay3。1日を終えて総合トップに立つのはセバスチャン・オジェ🇫🇷(TGR)。6ステージ中で1度もステージウィンを上げることはありませんでしたが、非常に安定したペースを刻みトップの座をキープ。
2番手にはエヴァンス🇬🇧(TGR)が続き、TGR1-2体制を維持。しかしフルモー🇫🇷(ヒョンデ)とタナック🇪🇪(ヒョンデ)の2人がエヴァンスに対し数秒のところまで迫っており、最終日Day4はこの3台による表彰台争いが注目どころになりそうですね。

Day3はいきなり波乱の幕開け。1本目のステージ、SS10でヌービル👓(ヒョンデ)がスタート直後にいきなりストップ。システムをリセットすることでトラブルは解消し無事に走り出すことはできましたがこのトラブルで50秒ほどタイムロスを喫します。

一方でそのSS10ではMスポーツフォードのミュンスター🇱🇺がキャリア初のステージウィン。ラリー1フル参戦2年目、嬉しい1本を獲りました。

以降はラリー1では特に目立つトラブルやアクシデントはなく、目まぐるしく変化する路面コンディションに四苦八苦してはいましたが全車無事に1日を攻略。
その中で激しいポジション争いが繰り広げられたのはエヴァンスとフルモーによる2番手争い。一時はフルモーが2番手へ浮上する場面もありましたが最後のSS15ではエヴァンスが巻き返し2番手へ返り咲き。しかし2人の差は僅か4.3秒、最終日Day4の3ステージで逆転も十分に可能な差なのでここの争いは最後まで続くことになりそうですね。

またタナックとロバンペラ🇫🇮(TGR)による4番手争いも白熱してましたが、SS14でロバンペラがグリップを掴めず大きく後退。2人の差は最終的に27秒にまで広がり、タナックはむしろ2番手争いをするエヴァンスとフルモーに急接近。3番手フルモーに対し2.5秒まで迫ってDay4に表彰台の可能性を繋ぐことになりました。
ちなみにタナックはDay3の6ステージ中4ステージでステージウィンを上げる速さを披露。そら追い上げてくるわけだ。

SS12では勝田貴元🇯🇵(TGR)が今回のラリーで初のステージウィンをマーク。まだまだ速さに安定感はないものの、速いことは示ましたし他にもステージを上位で終えることもあったのでDay4に期待したいですね。

この日はヌービルのトラブル以外は特に目立つものはなかったと先ほど記しましたが、Day3のステージはどれも非常に狭い崖だったり凍結してる路面があったりと非常に難しくスリリングなステージの連続でした。こんなところを100km/hとかで走るわけですから、やっぱりラリードライバーたちって頭がおかしいです(笑)。

Day3を終えての総合順位はこちら。

オジェとエヴァンスの差は20秒、先ほど述べた通りエヴァンス、フルモー、タナックの差は接近してますがそれ以外は大きなギャップになっておりトラブルやアクシデント以外での順位変動は見込めないでしょう。
一方でDay4は最終の日曜日、通常の順位に対するポイントだけでなく日曜日の順位だけでポイントが与えられるスーパーサンデー、最終のパワーステージポイントもあるのでこちらを狙ってペースを上げてくるドライバーもあると思います。
最後は一体どんな結果になるのか?WRC2025開幕戦最終日、最後まで見逃せません!


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