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【WRC Rd.2 ラリースウェーデン🇸🇪Day3ハイライト🚗💨】

Day3はSS9から15までの7ステージ101.96kmを走破。長い1日を終えて総合トップに立つのはエルフィン・エヴァンス🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿(TGR)。優勝に向けて力強い走りを見せます。

が、1日の終わりのSS15でマシンをストールさせてしまうミスを犯しタイムロス。そして勝田貴元🇯🇵(TGR)が2番手のポジションをこのDay3も守りエヴァンスを追いかけるのですが2人の差は僅か3秒!
さらに!気が付けばヌービル👓(ヒョンデ)が3番手へ浮上しヌービルと勝田の差も3.3秒と僅差になってます。
最終日Day4は3ステージしかないのですが最後まで手に汗握る展開を予感させるDay3の結果となりました。

ここまで各所で小さいミスやコースオフが見受けられる場面はありつつも、全体的にこのDay3も各陣営落ち着いた走りを展開。しかし、今日はついにラリー1で大きなアクシデントが。フルモー🇫🇷(ヒョンデ)がSS13でコースオフから立て直すことが出来ずにクラッシュ!雪壁に乗り上げるような形となり身動きが取れない状態に。なんとか雪を掘って脱出を試みましたがそう簡単にことはいかず、敢えなくデイリタイアとなってしまいました。

フルモーはSS11でヘルメットの顎紐を締め直す場面があり自分のミスでタイムを失うなど悪い流れが少しありましたが、SS10までは総合4番手で良い位置につけていただけに非常に残念な結果になりました。

ちなみに同じようなパターンで言うとWRC2のリンナマエ🇪🇪(GR Yaris)もSS10で雪にハマってしまってましたがその際は周辺の妖精さんの力も借りることで5分かかりはしましたがこちらは脱出することが出来てました。フルモーもなんとか脱出したかったよなぁ…

逆に雪壁に助けられるドライバーも。ミュンスター🇱🇺(Mスポーツフォード)は右コーナーでコントロールを失ってしまいましたが左リアが壁をヒットしたことでバランスを立て直し走行を続行。スウェーデンでなければ完全にコースオフしていたでしょう。

しかし、こんなスノーラリーでもスウェーデンは長い直線区間もありスピードも出ます。この日パヤリ🇫🇮(TGR)はなんと192km/hをマーク!コーナリングも150km/hで駆け抜けており息を飲みます…
初めて使うハンコックのスノースタッドタイヤに対して当初はどうなるかと思いましたし、実際序盤のステージでは滑りまくってる感じがありました。しかし各車コツを掴んだのかDay2中盤以降からは非常に安定した走りになった印象。全体のデイリタイアが少ないのもそれが関係してそうですね。

改めてこのDay3を終えての暫定総合順位はこちら。

冒頭でも述べた通りTOP3は6.3秒差の接戦!さらに少し遅れてタナック🇪🇪(ヒョンデ)も続き、ロバンペラ🇫🇮(TGR)もDay2からタイムを縮めてきました。この上位5台、僅かなミスで表彰台が入れ替わる可能性は十分にあります。
残すラリーはDay4の3ステージ。この日曜日は昨年同様にスーパーサンデーポイントもかかっているので表彰台争いから外れてしまった陣営は少しでもポイントを持ち帰るためプッシュしてくるでしょう。そして注目は優勝争いは誰に軍配が上がるのか?高速スノーラリー、最終日も見逃せません!


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