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研究嫌い理系の生存論

社会人としての生活を迎える者もいる中で、

理系大学の4年生として新生活を迎える者も
いるだろう。

そこで人生を大きく左右する選択となるのが、
「研究室配属」である。

これまで成績が良かったから名門研究室を狙う?

自分が生化学に興味がバイオ系研究室を狙う?

いいえ。大学受験的な選び方をすると失敗するのが研究室配属である。

よく胸に手を当てて考えてほしい。

特に女の子の貴方は左右に片手ずつ...ごめんなさい!僕が悪かったです石を投げるのはよしてギャアアア

......

考えてほしい。

今までウキウキしながら講義をきいていたか?

講義が終わった後、分からない内容が気になりすぎて先生に思わず質問しちゃったか?

講義後に試験の成績のため以外の目的で復習していたか?

ぶっちゃけ、そんな人はほんの一握りであろう。

あなたが名門大学に来れたのも、河合全統模試のA判定がほしくて勉強したから。

高校の先生の講義が自分が理解できるちょうどいい難易度で、周りの同級生に優越感を覚えていたから勉強を続けられたから。

○○大学?すご〜いと言われたかったから。

とりあえず大企業に入社して年収1000万欲しかったから。

動機としてはそんな程度であろう。

人間、そんなものである。

大学院を卒業してからTwitterで自分の学んだ内容についてはイキイキと語る社会人がいても、休日に学会に連れて行くと爆睡であろう。
それかスマホポチポチ。

この上記の内容に共感した者に送るアドバイスとしては

1.自主性を重んじる研究室にはいくな

2.みんなやる気がなさそうな研究室にいけ

3.休学、退学が出る研究室にはいくな

4.人数は多い方がいい

といったものだ。

どうせこれらに同意する者は研究職を志望しないであろう。

M1の間は週1で大学院に行き、

難関インターンに行ったり遊びに耽ったりし、

M2で内定を3〜5社勝ち取り、

終わったら留年しない程度に残りの学生生活を謳歌したりプチ副業をやってみたりすればいいのだ。

大学院の身で学問を修めないのか!?といった声もあるであろう。もちろんそれは正論であり、マクロな目線では全ての大学院生はそうあるべきだと思う。

しかし、やむを得ない事情もあるのだ。人間、やる気の出ないものはどうしても出ない。お金が出ないのに、精神を病んでまでやる必要なんてないのだ。

理系大学にいる間は研究への取り組みや熱心さが全てで、研究を真面目にしない者はクズだ、といった価値観に囚われがち。

しかし社会に出てみるとそれは経歴上のものでしかなく(もちろん受賞歴があればプラスだが)、コミュニケーションや表情、気の配り方や言葉選びなど仕事に直結するステータスは他にいくらでもある。

研究と関連性のない企業が大学院生に求めるのは、研究成果ではなく、研究で培われた「物事を観察する高度なリテラシー」である。

高いポテンシャルなのである。

論文を書いていなくたって、高い成果を出せるしその逆も然りなのである。

会社で自分が生存できれば何でもいいのである。

JTCのような「他者目線」と「文章読解力」が求められる環境ならば、研究向きでない学生も輝ける。

Twitterでよくありがちな正論「○○は○○が定義だからそれに反するものは悪」

という例はよく見られるが...

世の中、正論ばかりでは成り立たないし、
そんな簡単なものでもないのだ。

研究費が全くなく、全く研究しなかった

僕の出身研究室では、

就活や留学ブームなるものが起き、

研究では不真面目でダメな学生をやってたが、

各自が自分の変わりたい方向へ努力し、有意義な時間を送っていた。

結果、ほぼ全員が有名・優良企業に進み、会社を設立した者もいた。

別に美談として語るつもりはないが、

自分の軸を持って自由な環境に立てば、志し次第でそういうステージにも行けるという話だ。

もちろん色々勘案した上で大学院での研究を極めるのが1番と考えたならば、素晴らしく尊いことであるのはいうまでもない。

大事なのは、学生時代には極端な拘束時間のない「選択できる」環境に身を置くことだと思う。

社会人になるとそうもいかなくなるから。

いつものゲームを見て、シコって、寝たい。

気持ちはわかるけど、

これからが大事な時期で、まだ何も未来についてしっかり考えたことがないならば、

自分の心の声を聞いて、何をすべきかをじっくり考えよう。以上


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