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「義経社」富山県高岡市

『越中國一之宮 氣多神社』の参拝を終え、氣田神社口交差点を左折、国道415号線でかみさんが予定していた宿泊予定地「道の駅 雨晴」に向かいます、移動時間は10分程。

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「道の駅雨晴」
国道415号線の海岸沿いにある道の駅で2018年に完成した三階建ての白い外観はあたかも船のようにも見える。
当然施設も綺麗で展望デッキは24時間開放されています。
駐車場は二つに分かれていますが、そもそも国道を行き交う車も多く、景勝地も間近という事で駐車可能台数は少なく感じる。
人の出入りが多く車中泊には適さないかもしれない、「義経社」参拝だけにして宿泊場所を変えよう。

手前の線路はJR氷見線で、この道の駅の展望テラスからだと海岸線を走る電車と踏み切り、夕陽に赤く染まっていく立山連峰の絶景が見られる最高の場所。

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テラスから眺める眺望、手前の踏切の先の小さな杜が義経社。
目の前に広がる海岸線は日本の渚百選の一つ「雨晴海岸」と呼ばれる景勝地です。
踏切を越えると岩礁が続く海岸に下りることが出来、海岸から眺める富山湾とすぐ沖に浮かぶ小島「女岩」、背景に立山連峰と絶好の写真スポット。
手前の踏切は以前はなかったそうですが、絶景を見ようと線路を横断する観光客が多く近年設けられたもの。
テラスからだと運が良ければ氷見線の電車、義経社、女岩、富山湾、立山連峰を一枚に収めることも出来る、三脚を構えてその時を待つ写真愛好家が多いのは頷ける。

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テラスから見る義経社社殿。
海岸の小さな岩山の頂に社殿が祀られています。​

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踏切を越え義経社へ。
円錐形の岩山の手前に鳥居があり、岩山の斜度はとても急​です。
下から社殿に続く石段が組まれ、狛犬もいる。

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鳥居左に「雨晴海岸と義経社」解説。
「二上山の山裾が富山湾に没するこの辺り一帯は、白浜青松と日本海では数少ない遠浅海岸の「雨晴海岸」です。
この岩は「義経岩」といい、文治三年(1187年)に源義経が奥州下りの際、ここを通りかかった時、にわか雨にあい、この岩の下で家来ともども雨宿りをしたという伝説に由来します。
また、近在する女岩、男岩と共にこの海岸は秀景をなし、かつて越中国司として伏木に在住した青年歌人大伴家持もこの絶景を多くの万葉集におさめています。」

ここに記されている男岩とは、女岩から右方向に1㌔程離れているので双方を一枚の写真に収める事はできません。
また先程参拝した「越中國一之宮氣田神社」の「大伴神社」に大伴家持が祀られています。

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鳥居から見上げる本殿、岩山(義経岩)の下から石段はあるものの・・・・・

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こんな感じの高度差があり冒険するのは諦めて下から参拝させてもらいました​。

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義経社​側面の眺め、こうして見上げると首が疲れる高低差。

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義経社右方向から義経社と左が道の駅。
こうして義経岩を見ると高さは大した事はなさそうに見えるのだが、滞在時間中に上まで登り参拝する姿は見かけなかった。

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義経社​境内から女岩が目の当たりにできる。

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「女岩」
周囲に連なる小岩を子と見立ているようです、男岩は右の堤防の先となり親子の姿は捉えきれませんでした。

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訪れたのは3月末、立山連峰の山々にはしっかり雪が残る。

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「義経岩」​
頼朝に追われた​義経と弁慶の一行が雨をしのいだとされる義経岩は別名「義経雨はらしの岩」とも呼ばれるようで、雨に打たれ雨宿りをする義経が天候の回復を祈願すると瞬く間に雨は止んだと云う。

大きく張り出した岩は浸食により劣化し、柱で補修されたようですが、違和感のない外観を意識した造になっています。
岩の下は広間のようになっていて、雨をやり過ごすにはいい空間が出来ています。
大勢入れるかというとそうでもない。

四季折々、朝な夕なと美しい自然の表情を見せてくれる雨晴海岸。
富山を象徴するスポットと云っても良いかもしれない。

「義経社」
創建不明 / 不明
祭神 / 不明

「道の駅雨晴」
所在地 / 富山県高岡市太田24番地74
氣田神社から車アクセス / ​氣田神社口交差点左折、国道415号線を直進10分程
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