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厳島神社境外末社「清盛神社」

厳島神社の参拝を終え、出口から右手方向に向かい、松並木と石灯籠が続く西松原を清盛神社に向かいます。

赤丸部分が清盛神社なります。
この一帯は砂が堆積した岬の様になっていて、波打ち際から望む海に浮かぶ大鳥居の眺めは絶景です。

清盛神社はこの西の松原の先になります。
西灯籠の左手は細い流れの御手洗川が流れており、この川で清めをしていたのかもしれない。

西の松原から見る大鳥居と宮島桟橋の眺め。

参道をしばらく歩いて行くと清盛神社の赤い社殿が見えてくる。
現在の厳島神社を形作った平清盛をお祀りする神社なので、ここは参拝しておくべきところだろう。

社地は周囲に瑞垣を廻らし、朱の鳥居とその先に檜皮葺流造の本殿が建てられている。
社殿は随分新しく綺麗なものです。

清盛神社全景。
厳島神社は参拝者で溢れていますが、清盛神社まで訪れる参拝者は少ないようです。

鳥居右の清盛神社由緒。
「御祭神 平清盛公
例祭日 3月20日
御由緒
平清盛公の没後770年を期に、御遺徳を顕彰しようとの気運が高まり昭和29年(1954)に創建された。」
とあります、どおりで綺麗なわけです。
島内に厳島神社の摂社三翁神社が鎮座していますが、そちらから分祀創建されたのが清盛神社です。
「平氏にあらずんば人にあらず」、あまりいい印象を持たれない清盛ですが、この地方に於ては音頭の瀬戸を始めとした航路や港の整備などに貢献し、清盛の印象は変わり、寝殿造りの厳島神社の基礎を築いたのも清盛の功績なのかもしれません。

社殿後方の眺め。
厳島神社参拝のあとは、清盛神社まで少し足を伸ばして見るのも良いかもしれません。

厳島神社境外末社「清盛神社」
創建 / 昭和29年(1954)
祭神 / 平清盛
例祭日 / 3月20日
所在地 / ​広島県廿日市市宮島町28-1​
参拝日 / 2023/03/03
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