子どもに「マナーを守りなさい」と教えるより「自分でよい悪いを考えさせる」質問のしかた
体操教室。
順番を待つのに、一列に並ぶことがあります。
そんなときに、こんな質問をします。
「あとから来た人はうしろ」
「じゃあ、どうして、あとから来た人は前に並んじゃいけないの?」
子どもたち、一瞬キョトンとします。
多分そんなこと聞かれませんから。
子どもたち、考えます。
で、こたえは・・・。
「いけないから」
なんでそう答えるかのか。
かんたんです。
大人にそう教えられてるから。
「いけない」って。
こんなこたえもあります。
「あとから来たから」
必死で考えるこどもたち。
最高です!
質問を変えます。
「自分が先に並んでいるところに、あとから来た人に抜かされる」
「これって、どんな気持ち?」
「いや~」
相手が「いや~」な気持ちになることを自分がするのはどう?
「ダメ~」
だから。
あとから来た人は後に並ぶ。
「マナーを守ろう」
と言います。
でも、これだけじゃ、足りない。
「マナーを守るのがいいこと」
「マナーを守らないのが悪いこと」
それ以上考えることがありません。
思考停止。
「マナーを守ろう」
よりも、
「良いことかいけないことか」
自分が考えて判断して選んだ行動。
それが結果として、マナーを守っている。
そんなふうになったら思います。
子どもが考える幼児体育教室
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