ハイエルフvsエンパイア!激突!竜のプリンスと鋼の巨獣【バトルレポート】
読者の皆さんお待ちかね、バトルレポートの時間だ。今回は私のハイエルフと、タンケンさんのエンパイアの1999ポイント戦の模様をお届けしよう。アーケインジャーナルを得て強化されたエンパイアに対して、アーケインジャーナルとモデルリリースを発売を目前に控えたハイエルフという構図だ。1999ポイントというのには理由がある。それは1000ポイントにつき1ユニット入るような、超強力ユニットをあえて制限するためだ。ドラゴンやレベル4ウィザードがわんさかいるとゲームがそれ一辺倒になってしまうからな。さて、いつものように大概適当なレポートだが、楽しんでほしい。
竜の君、出陣!
いよいよアーケインジャーナル発売が見えてきたハイエルフ。これを機にオールドワールドを始めたい人も多いだろう。僭越ながらこの私がハイエルフのアーミー編成というものを皆様にお教えしよう。ハイエルフには様々なユニットがあるわけだが、今回のロスターのテーマは「速さ」だ。騎兵やチャリオットが多く投入されており、エンパイアの射撃を掻い潜って早期の突撃を狙う。アーミーの構成は以下の通りだ。
・プリンス(スタードラゴン騎乗)
オールドワールド最強の生き物に乗った、ハイエルフ最強の戦士だ。最強と最強が合わさって最強じゃないわけがない。まさに竜騎士ガイアだ。つまりはこのアーミーの最強の戦力だ(不安になってきた)。カレドールの鎧や再生の種などのマジックアイテムで主に防御を厚くし、武器はグレイトウェポンをチョイス。Strike Firstがあるのでグレイトウェポンのデメリットを帳消しにして敏捷値6で攻撃できる。ハヤイ過ぎる!おそらくエンパイアの戦闘系キャラクターに負けることは無いと考えられる。弱点と言えばモンスターを一撃で屠ってくるブレトニアデュークくらいなものだが、今回は心配はいらないな!実に500ポイントが費やされた我が軍の切り札で、もちろん彼がジェネラルだ!
・ノーブル(ティラノックチャリオット騎乗)
助攻を担当する副将。Killing BlowもMonster Slayerも通じない兵科であるチャリオットに乗っているのが重要なポイントで、75ポイントで耐4と傷+4、そしてなにより圧倒的な機動力が手に入る。ティラノックチャリオット部隊に合流して、速攻と側面攻撃を担当するため、グレイトウェポンと防護のタリスマン、そして何故かコモンアイテムな再生の種を装備してワードセーブと再生能力を得ている。
・メイジ(レベル2ウィザード)
主に防御面と魔法を担当するメイジ。エンパイアがレベル4ウィザードがを出してくることが濃厚なためレベル2では心許ないが、ハイエルフでは1000ポイントにつきプリンスとアークメイジ(レベル3以上の上級魔法使い)はいずれか一人しか編入できない。つまりこの世紀末レギュレーション(1999ポイント)ではどちらか一人しか入れられないわけだ。今回はソードマスターに合流するため、エルフの誇り「サーフェリーの守護者」を取得してロアマスター・オヴ・ホエスにジョブチェンジしている。レベル2では詠唱値が平均的に高めなハイ・マジックを操れる自信が無いので、今回はバトル・マジックをチョイス。
・ローザンシーガード19人
コア枠1つめはローザンシーガードだ。コストが高い代わりに射撃と戦闘をどちらもこなせる万能ユニットで、スピアマンとアーチャーの強いところを足して2で割ったような性能をしている。なのでどちらも半端なのだが、柔軟に運用できる気がするのだ。フルコマンド(コマンドグループ全部盛り)以外はアップグレード無し。
・シルバーヘルム10騎
コア枠2つめはエルフの貴人の子弟で構成されたウルサーンの騎馬隊、シルバーヘルム。他の騎兵と比べて特に面白い能力は持ち合わせていないが、平均的な重騎兵であり、3+アーマーと高い機動力を誇る。徒歩でウロウロしてキャノンに撃たれるよりは、さっさと突撃したほうがいいだろうと思って編入。こちらもフルコマンドのみで特にアップグレードは無し。ローザンシーガードと合わせてコア枠という名の499ポイント(全軍の25%)の税金を支払い完了。
・ソードマスター18人
スペシャル枠1つめ。魔術の都、ホエスの白き塔を守護する剣の達人。圧倒的な戦闘技量を誇る剣士たちだ。接6敏6という脅威のスタッツを誇り、一撃必殺の可能性を秘めた攻5の剣を振るうため、並の人間の兵では太刀打ちは不可能だ。ここにロアマスター師を合流させて魔法で強化して、シーガードと共に中央を担当する。多くのプレイヤーは8版でトラウマを植え付けられているため、ここに射撃が集中することだろうが恐れるなかれ。彼らの剣技は凄すぎるのでキャノンの弾でも空中で切って落とすはずだ!(スペシャルルールにそう書いてある)
・ドラゴンプリンス5騎
スペシャル枠2つめはドラゴンプリンス。前回の記事でネタにしたが、強力な戦力であることに疑いの余地は無い。シルバーヘルムとともに両翼を担当してもらう。脅威の2+アーマーと6++ワードを持ち、攻撃回数は1騎で2回と桁外れの強さを誇る。問題はImpetuousな事だが・・・まぁなんとかなるだろう。なんとかなぁれ!
・ティラノックチャリオット2両
最後のスペシャルユニットはティラノックチャリオット。まぁまぁなライトチャリオットといった感じ。クルーがキャバルリースピアとロングボウを備えていて、射界の制限と移動による射撃ペナルティを受けない。耐4傷4と耐久力もそこそこあって、インパクトヒットによる攻撃力もあるし必殺の一撃も通用しない。ここにチャリオット騎乗のノーブルを合流させて3両で側面攻撃を担当する。
ミッションは、アレだ。どちらかが全滅するまで戦うやつだ。全滅させたユニットの分だけポイントが入り、旗を取ったら追加でポイントゲットできる。さて、初期配置といこう!
序盤
ではここで私の神がかり的な軍略の一端をお見せしよう。この時点で気分は完全にヤン・ウェンリーである。さーて、敵さん、どう出てくるかね?ま、慌てず気長に待つさ。ところでユリアン、僕のキャラメルラテはどこかな?(戦場はWarhammer Cafe)
ドラゴンを敢えて突出させたのは、グレイトキャノンの射撃とウォーワゴンの突撃を外しつつ、デミグリフナイトの突撃を誘うためだ。後詰にソードマスターも控えているし、そもそも竜の君が負けるはずはないのだ(慢心)。チャリオットはウォーワゴンの突撃距離ギリギリで停止して次のターンの突撃を狙う。ローザンシーガードは安全圏から射撃して敵主軍に損害を与え、両騎兵はスチームタンクの突撃圏外から次のターンの突撃に備える。ここでターン終了、タンケンさんの攻撃が始まる。
目標!眼前のドラゴンプリンス!全砲門一斉射!
アーティラリーによる攻撃は今ひとつだったものの、こちらとしてはドラゴンプリンスが3騎死ぬというそれなりの被害を受けた。戦いはジェネラル同士の一騎打ちへと傾れ込んだ。
2ターン目、ウルサーンの騎士たちが猛然と突撃を開始!騎兵とライトチャリオットは8mv+2D6の高い方+早駆けD6追加により長距離の突撃が可能だ。今までドワーフしかやってなかったから距離感バグる。
ノーブル率いるチャリオット隊、生き残った2騎のドラゴンプリンスが眼前の敵に突撃。シルバーヘルム隊はハンドガンナーの射撃で損害を出しつつも戦闘に突入。白銀の槍がハンドガンナーを襲う!
射撃も魔法も大した成果を挙げられなかったが、敵ジェネラルを討ち取るという大戦果であった。両翼を撃破して突破するほどではなかったが、非常に幸先の良い結果だ。そしてタンケンさんのターン、鋼の巨獣(小)がついに動き出す。
中盤
続くハイエルフのターン。このターンはドラゴンでデミグリフナイトを片付けて、左翼の突破を目指す。
その他には盤外に走り去ったドラゴンプリンスがさりげなく帰還。次のターンに敵背後に突撃する構えをとる。その一方で右翼の要、シルバーヘルムは・・・
中央はソードマスターが、左翼ではドラゴンがデミグリフナイトを撃破し、ウォーワゴンに致命打を与える位置についた。右翼はシルバーヘルムの情けない戦い振りが目立つが、2騎のドラゴンプリンスが戦場へ帰還。ここに来て包囲が成った状況だ。しかし続くタンケンさんのターン、ここで驚きの行動に出る。
いよいよ運命のターンだ。中央軍を破砕すべく、あらん限りの戦力で突撃を開始するウルサーン軍。
万事順調と思いきやここで問題が発生。意気揚々とウィザードを斃したドラゴンプリンスがまたしても猛き血潮を抑えられず・・・
戦闘を終えて士気チェックに失敗するドラゴンプリンス。勢いからか、黒鉄の重戦車に追突してしまう。
一度たりともImpetuousしてないのに制御が効かないドラゴンプリンス。どうなってんの。というわけでエンパイアのターンがやってきた。
そして・・・
舞台は整った。鋼鉄の巨獣と竜の君、最後の決戦が始まる!戦いは終幕へ!
終盤
いよいよこの戦いも大詰めだ。エンパイアの残存戦力は少ないが、ハイエルフの神速の武に決死の抵抗を試みる。
感想
この日の合戦はハイエルフの大勝に終わった。対戦ありがとうございました。私はこの日のためにかなりロスターを研究して、軍略を練ってきた(机上の空論ともいう)。騎兵によるアドバンテージをフルに活かしたことと、ドラゴンを有効に使えたことが勝利に繋がったのだろう。ドラゴンロードは「ヒーローハンマー」の権化のような存在だが、モンスタースレイヤーがいないだけでここまで暴れてしまうのか。対策されたら瞬殺されるので諸刃の剣ではあるが。
エンパイアは序盤の射撃と魔法が今ひとつ力を発揮しなかったことはハイエルフには有利に働いた。エンパイアは今回はグランドアーミー編成だったが、次は射撃特化のナルン編成で来るだろうか。備えよう。アウトライダーがいたらかなり厳しかったと思う。
あと魔法について。ウィザードはレベル2では話にならないので、やはりレベル4が欲しい。エンパイアの魔法が決まりまくるのを指を咥えて見ているしかなかった。攻防の要になるのでレベル4は必須だ。
そしてスチームタンク。これは並の兵士では文字通り歯が立たないので、エンパイア指揮官は一家に一台ほしいところだ。一方でウォーワゴンはレア枠を圧迫するので、マスターエンジニアの乗機にしてキャラクター枠で編入されていた。英断だと思うがそれだと何台入るんだ?ちょっと怖いぞ?
それと騎兵やチャリオットについてだが、やはり速さは偉大だ。受け専門のドワーフをずっとやってきたからわかるが、能動的に突撃のイニシアチブが握れるのは大きい。どのアーミーでも1つか2つは騎兵ユニットを入れておくことをお勧めしたい。ドワーフを除いて。
というわけでハイエルフは強かったぞ!アーケインジャーナルとアーミーリリースを控えたハイエルフを、君も始めよう!!
以上!