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ハイエルフアーミーの作り方

槍を持て!弓を取れ!盾を掲げよ!ウルサーンの益荒男(MASURAO)達よ!
今回はリリースが目前に迫ったハイエルフについて、私の視点でみんなのロスターと買い物リストを、今までに明らかになっている情報を基に考えてあげようという企画だ。これはいうまでもない常識であるが、人のロスター(=買い物リスト)を考えるほど楽しいことはない。それではいってみよう。

ハイエルフの2000ポイントアーミーはこのくらいの量だ。ちなみにこれは比較的少ない方で、理由は実にアーミーの25%のポイントを占めるスタードラゴンが入っているからだ。

先ずコアより始めよ

これは私の私見だが、これからハイエルフを始める人は、①バタリオンか②それ以外かの2つに大別されるだろう。

アーミーリリースのお約束、バタリオン、アーケインジャーナル、そしてデカールシートだ。

まずなによりもまずアーケイン・ジャーナルは必ず手に入れよう。私とのお約束だ。テーマ編成はしなくとも、マジックアイテムや追加ルールが載るはずなので
手に入れない理由が無い。さて、次はバタリオンをいくか、いかないかだが、これは好みによる。個人的に、ドワーフはバタリオンで行けと太鼓判を押せるが、ハイエルフに関してはコアユニットをスピアマンアーチャーにするのか、それ以外にするのかで大きく変わる。だから間違いなくこれ!と言えないのが本音だ。チャリオットも入っていて値段もきっとお得なのでコスパは間違いなくいいが、ハイエルフはコア枠の選択肢が広いことが特徴なので、慎重に検討せねばならないと思う。次の画像を見てくれ。

これがハイエルフの誇るコアセクションだ。最安の歩兵スピアマン、安定した射撃ユニットであるアーチャー、堅実な重騎兵シルバーヘルム、万能型ユニットのローザン・シーガード、そして軽騎兵エリリオン・リーヴァーだ。エリリオン・リーヴァーはなんと驚きの新規造形だ。

では見てみよう。まずスピアマンアーチャーだが、彼らはDetachment(支援分隊)のルールを持つため相互に支援が可能なことが特徴だ。コストもハイエルフの中では安く、使うのならセットで使いたい。ハイエルフらしいクラシカルな陣容だ。その場合は、バタリオンを買えば良い。戦力としてはパンチ力に欠け、防御力もほとんどないので心許ない感はあるものの、バタリオンを買えば(リアルコストが)安くコア枠を埋められるので、そういった点ではバタリオンがお勧めできる。次にシルバーヘルムだが、ブレトニアやエンパイアの騎兵を凌駕するスタッツ(カウンターチャージは持ってない)を持つ重騎兵で、コストも高いため少ない兵数でコア枠を埋められる。エリリオンリーヴァーと並べて騎兵だけでコア枠を埋められるのもハイエルフの特徴だ。騎兵テーマで行きたいならシルバーヘルム&エリリオンリーヴァーで良いかもしれない。その場合は1箱ずつ買えばとりあえず大丈夫のはずだ。ローザン・シーガードについてだが、こちらはスピアマンとアーチャーのハイブリッドで、両者の役割を同時にこなせるぶんコストが高いという設計になっている。写真の通り受け取れば35体入っているので、アップグレードMAX盛りで472ポイント、あと少しで2000ポイント規模のコア枠が埋められる。また、新たに追加されるシーガード編成では中核戦力を成すはずなので、一番おすすめかもしれない。しかしそのぶんペイントカロリーは驚異的なので覚悟すること。結論を言うと、1000ポイントまでなら上記のどれかを1箱でよいが、2000を目指すならどれか2箱をチョイスする必要があると言える。どのユニットもちゃんと仕事があるので、どんなアーミーを作りたいかに合わせてピックしよう。

貴人と賢人欠く事無かれ

作りたいアーミーの大枠からコアに必要なユニットを逆算して買おうというのが前段落の結論であるが、いわゆるキャラクター枠はある意味答えが出てしまっている。次の画像を見てくれ。

上からロード/メイジonドラゴン、騎乗&徒歩メイジプラキット、騎乗&徒歩ロードプラキットwithバトルスタンダード、ホエスのロアマスター、そしてアノインテッドonフェニックスだ。

ハイエルフのロード枠は非常にわかりやすい。何に乗せるかだ。この点、ほとんどのプレイヤーは迷わずドラゴンを選択するだろう。なぜならアホみたいに強いからだ。では他の選択肢はありえないのか?と聞かれたら答えはNOだ。まずドラゴン(というかモンスター全般)はMonster Slayerに非常に弱い。世界には500ポイントオーバーのドラゴンを一撃で屠り去る意味不明な生き物がいるため、敵アーミーにそれがいた場合途端に形勢不利を強いられる。つまりリスクがあるのだ。その点を考慮してドラゴンを敢えて入れない編成もよく見かける。フェニックスは安く、エルフ馬であれば騎兵に合流することも可能になるのでやはりここも戦術から逆算した方がいいかもしれない。ドラゴンを入れると手っ取り早くポイントは稼げるが、そのぶんキャラクター枠を圧迫し、他のユニットが入らない。その点、この写真には写っていないがチャリオットに乗せるのは悪くない。チャリオットはKilling BlowMonster Slayerも効かないからだ。とはいえ強靭⭐︎無敵⭐︎最強!ワハハハハーー!!したい気持ちは大いに分かるので、まずはドラゴンロードにマジックアイテムを盛りまくってみてほしい。本当に強いので相手に対抗策がなければ単独で押し切ってしまう。用法容量を守って思いやりを持って運用し、対策されたら次を考えよう。私のおすすめ購買はとりあえずドラゴン、そしてメイジだ。ハイエルフのメイジは世界一優秀なのでアーミーに一人は迎えたい。徒歩と騎乗の二人が作れて実際お得だ。写真に載っているキットはマルチパーツプラキットなので俺ロード/メイジを作るには最適だが、おそらくメタル製ヒーローも復刻するので、全容が明らかになるまで様子を見てもいい。ちなみにグリフォン騎乗ロード(流血島キット)とグレートイーグル騎乗ロード(そんなキットは元々無い)の情報は今のところ無い。続報を待とう。だがキャラクターはここだけでは終わらない。次を見てくれ。

上からシーガードの姉御、チャラス国の偉い人、そして待望の復刻であるハンドメイデン・オヴ・エヴァークィーンと我らが白獅子隊のコーヒル兄貴だ。

上の2人はおそらくらテーマ編成で使用されることが念頭のミニチュアで、初めてハイエルフに触れるのであれば別にパスしていいと思うが、もしテーマ編成(ローザンのシーガード編成/チャラスのライオン編成)がやりたいという気骨のある者は手に入れよう。復刻の1人目、ハンドメイデンであるが、彼女自体は大した戦闘力を持ち合わせていないが、彼女がジェネラルだとシスター・オヴ・アヴェロンがコアになるというなかなかにぶっ壊れたことができるので、マジカル⭐︎アローで敵に矢の雨を降らせたいならお迎えしよう。しかしその場合、士気値が最も高いユニットがジェネラルでなければならないルールの関係で、彼女より士気値が高いハイエルフ・ロードが入れられない。だから上級者向けの編成だ。最後にコーヒル兄貴だが、チャラスのライオン編成で何らかの役割があると考えられる。正直言ってなぜ彼が復刻したのかは謎だ。彼は時系列上、まだ白獅子隊の隊長ではないはずなのでなんかおかしいし、彼の持つマジカルアックスも先代から受け継いでるシロモノなので、まぁ、なんだろうね?しかし昔の通りならライオンチャリオットに乗れるはずなので、その場合は徒歩モデルと騎乗モデルの両方を作りたいからツーマストバイだ!!総じて、このセクションはある程度ハイエルフを嗜んだ人向けと言えるから初めての人はパスしていいだろう。

ここから先は慎重にユニットを選べ

いよいよスペシャル枠の登場だ。ウォーハンマーには「気に入ったモデルを買え」という格言があるが、まぁそうなるわな。というわけで見てみよう。

シスター・オヴ・アヴェロン/シャドウウォリアーのデュアルキット、ティラノック/ホワイトライオンチャリオットのデュアルキット、ローザン・スカイカッター、そして最強の騎兵ドラゴンプリンスだ。

このセクションだが、上の3つはぶっちゃけ趣味の領域だ。どれを選んでもそれなりの活躍をするはずなので、好きなものを買えがそのまま当てはまる。シスター・オヴ・アヴェロンは優秀な射撃ユニットだし、シャドウウォリアーはカッコいい。チャリオットは軽い方か重い方かの違いだから好きな方を作ればいいし、キャラクターを乗せてもいい。スカイカッターは射撃プラットフォームとしても、ダメ押しの突撃要因としても優秀で、なんならキャラクターも乗れるので機動力としては最も素敵なチョイスだ。ローザンシーガードテーマ編成にもハマる。この辺は単体でのポイントも大したことないので雑に選んで良い。だがドラゴンプリンスだけは別格だ。彼らはキャラクターを除くユニットの中では桁違いの戦闘力を誇る制限ユニット(1000ポイントにつき1ユニットのみ編入可能)なので、騎兵テーマを考えている人は迷わずピックだ。Impetuousのルールのおかげで予測不能な動きをしてくれるので大いに笑えるのも最高なのだが、ポイントもべらぼうに高いので注意が必要だ。かなりポイントを圧迫する。

精鋭歩兵御三家ことホワイトライオン、ソードマスター、そしてフェニックスガード。 

この三つのユニットの強さは、太古の昔より議論されてきたトピックだ。どれも一長一短で得意分野があるが、ポイントを圧迫するのでどれもこれも入れることは難しい。一つアドバイスがあるとすれば、設定をよく読んでほしいという事だ。下手なことを言うとドラゴンの尾を踏むので、データシートと設定を読み込み、好きなユニットを選ぶと良いだろう。個人的な好みを言うと、一番好きなユニットは断然ソードマスターだ。圧倒的な戦闘力とルックス。あまりカッコ良すぎて鼻血が止まらない。だがホワイトライオンもテーマ編成次第では化けるかもしれないし、フェニックスガードはハイエルフの中では最も堅固な歩兵ユニットだ。彼らは間違いなくアーミーの中核戦力となるので、キャラクターの合流先として有力な候補であることを考慮して、慎重に選ぼう。考えとしては、剣技による歩兵の殲滅が得意なソードマスター、貫通力の高い大斧によってモンスターに太刀打ちできる攻撃力を持つホワイトライオン、そして高い防御力と士気を持ち、かつ支援攻撃による手数を持つフェニックスガードという構図だろう。とはいえソードマスターが(流血島セットの流用なので)若干多めに入っているので、オススメかもしれない。

ハイエルフが誇る唯一のウォーマシン、イーグルクロウ・ボルトスロワー。たぶんこれもシーガード編成で役にたつ。

こちらはハイエルフ唯一のウォーマシン、イーグルクロウ・ボルトスロワーだ。ドワーフのそれと違い、射撃モードを切り替えられるので柔軟性が高く、かつクルーの技能も高い。とはいえ別に必須というほどではないというのが個人的な見解だが、あって損はない。これが鎮座しているだけで大規模な歩兵を牽制できるし、モンスターに傷を与えられるので、敵に何らかのリアクションを強要できることから戦略的価値が非常に高い。優美で非常に素敵なモデルだということも付け加えておこう。

海獣先輩

大復活!かつてフォージワールドから発売されたマーワームが登場だ!

ウルサーン近海に棲むドラゴンの近似種らしいマーワーム。10年ほど前に少しだけ発売された後忽然と姿を消した伝説のミニチュアだ。私も持っていない。かなり禍々しい生き物だが、ハイエルフに使役されるらしい。果たしてどんな能力になるかは置いておいて、シーガード編成に組み込めるとのことである。おそらくシーガード編成ではドラゴンが使えないと予測しているので、その代わりのパンチ力担当になるであろうから、海の防人を志す者は必ず手に入れるがよろしかろう。

ミニチュア以外のやつ

要はマジックアイテムだが、これは私のロスターを参照してみてほしい。キャラクターに共通するのはまずSeed of Rebirthが筆頭候補だ。どストレートに5+再生が付与されるのでつけない理由が無い。なによりコモンアイテムなのでみんな持てる。どこにでも売ってるのだろうか?そして前線の指揮官にはArmour of Caledorが鉄板だ。フルプレートアーマーに5++ワードがセットになって35ポイントなのでお得だ。メイジはSilvery Wandで追加呪文を持たせて、余裕があればSigil of Asuryanで確定ディスペルを用意できるといい。もしユニットに合流するならThe Loremaster's Cloakで魔法攻撃に対する防御を固めるのも手だ。バトルスタンダードにはBattle Bannerという戦闘結果にD3追加するというインチキバナーがあるので、結構悪いことができる。チャリオットかスカイカッターに乗ったノーブル(バトルスタンダードベアラー)がWar Bannerを掲げて突っ込めば戦闘結果で圧勝できるかもしれない。

現状公開されている情報からだと、ここまでだろう。購買計画は立っただろうか?
追加情報が来たらその時また書くから安心してくれ。それじゃあ。

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