【ホルスヘレシー】ヘヴィサポートスカッドで本当のパワーを見せてやれ【ユニット考察】
今回はホルスヘレシーのお気に入りのユニットを紹介する。第一弾はみんな大好きヘヴィサポートスカッド。ホルスヘレシーの軍拡を考える上で上で欠かせないユニットの一つだ。その魅力を解説しよう。
魅力1: 見た目が最高にイカす。
第一はこれに尽きる。人間の兵士であれば2人がかりで、しかも地面に設置して使用するヘヴィウェポンを、スペースマリーンならば1人で携行するのだ。スタッツやユニット解説に寄らずともレギオネス・アスタルテスが人類最強の兵士達であることをこれ以上なく明確な説得力をもって表現しているミニチュアといえる。このMKⅥ(マーク4アーマー、カラス頭マリーンのこと)用のヘヴィウェポンセットにはそれぞれ肩で担いでいるタイプ(ラスキャノン、ミサイルランチャーなど)と、腰だめ撃ちしているタイプ(オートキャノン、ヘヴィボルター、マルチメルタなど)の2パターンが武器によって用意されている。
もう一つ見た目に関して素晴らしいことがあるとすれば、それはヘヴィサポートスカッドは10人で編成できて、10人とも同じ武器を持つことができることだ。40Kのデヴァステーターは5人中4人までしか持たず、追加のマリーンはヘヴィウェポンを持たない。一方ヘヴィウェポンスカッドは個々の部隊の汎用性よりも軍団中の役割分担に重きを置いた大逆期ならではのユニット構成といえる。同じヘヴィウェポンをズラリと構えた10人が居並ぶ姿は圧巻で、グレッチェンやオグリンでもそのヤバさが一目で理解できるだろう。
魅力2: アクセスが容易である
アクセスというのにはいくつかの意味がある。まずは入手難易度。ホルスヘレシーのモデルはなかなか店頭で見かける機会は少ない。店舗によっては全く売ってないし、売ってたとしてもAge of Darknessのデカ箱くらいなことが多い。そんな中でこのヘヴィサポートスカッドは、タクティカルマリーン+ウェポンアップグレードという形で販売されている。ホルスヘレシーキットの中で現状比較的入手難易度の低いタクティカルマリーンが素体なので、公式サイトやお近くのホビーショップでウェポンアップグレードを手に入れて今すぐ作り始められる。
次に制作難易度だが、これは驚くほど簡単だ。今までのフォージワールド製アップグレードはレジンならではの扱いの難しさに加えて、弾帯を自分で曲げて接着したりしなくてはフィットしないし、何より高価という上級者向けキットといえたが、今回はなんとプラ製だ。しかもMKⅥタクティカルマリーンに完全フィットするようにデザインされているため、余計な改造など不要だ。
残念ながら(?)現在はMKⅥアーマー用のアップグレードしかプラ製パーツは発売されていない。カラスヘッドはちょっと・・・という人にとっては悲報だが、Age of Darkness箱を購入した皆さんはきっとカラスヘッドマリーンを積んでいるはずだ。MKⅥでタクティカルスカッド作るのに飽きた人はヘヴィウェポンセットを買って手っ取り早くパワーを手に入れよう。
カラス頭が嫌だという方は今年中にパワーアーマーのリメイク(恐らくMKⅢ)が予定されているため、それを待ってもいい。MKⅥとは腕の形がずいぶん違うのだが、ヘヴィウェポンセットの腕のパーツが別ランナーになっていて、互換性のあるキットが出る可能性が高いためだ。ちなみにスペシャルウェポンセットは手首から先だけのキットなので、恐らく新しいリメイクパワーアーマーキットと互換性がある。
魅力3: 火力こそファイアパワー
Warhammer Horus Heresyは必殺の砲火が飛び交う地獄のゲームだ(40Kもたいがいだけど)。撃たれたら応射し、突撃を受ければ警戒射撃が待っている。特に重火器を大量に装備したインファントリーがそれを行えば、敵は壊滅必至といえるだろう。ヘヴィサポートスカッドを編成する理由はまさにここにある。一撃大破の可能性のあるビークルや、タフネスと引き換えに弾数に乏しいドレッドノートと違って、安定した火力を大量に並べることができるからだ。また、撃たれたとしても応射できるのでただでは死なないし、突撃されたとしても警戒射撃で返り討ちにできるかもしれない。最大の弱点はスコルピウスミサイルランチャーだろうか。あれはひとたまりもない。では、各武器の作成優先オススメ度をチェックしていこう。もちろん独断と偏見によるレーティングだ。
・ヘヴィボルター: オススメ度C
初期装備。対歩兵武器で、攻5の弾が3発出て射程もそこそこあるがいかんせんパワーアーマーを貫通できないので殺傷力不足。見た目はカッコいいから、アーマー4+の勢力が環境でのさばるようになってきたら作ってもいいかもしれない。インペリアルフィスト兵団ならばいちおうボルターの効率を最大化できる。
・ヘヴィフレイマー: オススメ度C
汚物消毒兵器。文字通り火力は高いが射程があまりにも短いため使い所がかぎられるし、人数が多い敵に対して使うことを想定した兵器なので少数のユニットを攻撃するのに向かないという欠点がある。テンプレートを使う性質上、射撃できる兵士が限られるかもしれないもネック。でもなんかしらんけど武器種別「アサルト」なので歩いてから撃てる。フレイマー特性のある兵団なら考慮してよいか。
・オートキャノン: オススメ度A
高い攻撃力と長射程を誇る万能兵器。マイフェイバリットウェポン。弾は2発とやや少ないものの歩兵なら2+でダメージ確定だし、レンディングすれば戦車も貫通できるかもしれない。なにより見た目がTier Sだ。オートウェポンの効率を上げるインペリアルフィストや、射撃能力向上シナジーを持つウルトラマリーン、ビークル特効をもつアイアンウォリアーなどなら採用していきたい。
・ヴォルカイトカルヴァリン: オススメ度B+
歩兵を最も効率よく狩る兵器。貫通こそ無いが出てくる弾の量がエグい。10人で射撃すれば50発の高攻撃力の謎弾丸が射出され、30ダメージくらい叩き込むことができる。その上ダメージが通ればさらに追加ヒットというオーバーキルルールが付いていて大損害を与えることができるようになっている。ヘヴィサポートに余裕があれば進んで採用したいが、防2+の敵にあまり効かないので汎用性は低い。ヴォルカイトウェポンは大昔の大砲から名前がとられていてオシャレ。
マルチメルタ: オススメ度B
機甲殺しの代名詞マルチメルタ。マルチメルタ自身は悪くないのだが、いかんせん歩兵が持っているというヘヴィサポートスカッドの性質上、活躍させにくいと評価せざるを得ない。射程は一応24mvだが、最大効率を発揮するためには射程の半分に達する必要があるため、かなり接近することを強いられる。そうなる前に撃破されるか、よしんば射程距離に到達できたとして、歩いてから撃つとスナップショットを強いられるのでほとんど当たらなくなるしおまけにコストも高い。歩いてもペナルティ無視できるシナジーを持たせられれば採用して良いだろう。
プラズマキャノン: オススメ度B
攻撃力の高いプラズマテンプレートを射出できる、ヘレシーみ溢れるおもしろ兵器。射程が長く攻も7と高い。10人組であればテンプレート着弾判定を10回繰り返すのでヒットロールが面倒だ。旧来のプラズマと違って貫通2ではなくブリーチング4+のため貫通しないかもしれないし、加熱注意なのは継続なのでリスクに見合わないことがある。攻も7なのでマリーンの即死を誘発しないのも残念。うまく当たればコンテンプターならギリ倒せるかもしれない。
ラスキャノン: オススメ度S
兵器の王、ラスキャノン。これさえあれば怖いものなど何も無い。長射程、高火力、高貫通と一本で死の三位一体を体現している。もちろん高コストだが。ラス密度という言葉がある(俺の周りでは)ように、ラスキャノンの本数が勝負に直結することもあるほど重要な兵器だ。プレデターの正面装甲を5+で貫通し、ランドレイダーでさえも一撃で爆散せしめる可能性を秘めている。もちろん、歩兵に放てばアーマー貫通確定の即死攻撃となる。40Kと違って10本まとめて射撃できるのも激アツポイントだ。10本ラスキャノンを装備したヘヴィサポートスカッドに狙われたら死ぬしか無い。高コストゆえ雑に使っていい編成ではないが、戦局を左右するパワーを持ったユニットだ。ブラッドエンジェルやワールドイーターのような接近戦特化型兵団でない限り、まずはこれから作るのがオススメだ。
ミサイルランチャー: オススメ度A
汎用兵器ミサイルランチャー。クラック、フラグ、クラックの3種類の弾を撃ち分けられる柔軟性を持ち、クラックは攻も高くて貫通も3あるのでパワーアーマーの兵は即死するしかない。サヨナラジェットバイク。ビークルにもまぁまぁ効くし、フライヤーならオヤツにできる。問題は売り方で、ミサイルランチャー&ヘヴィボルターの箱で売られているため、ラスキャノン&オートキャノン&ヴォルカイトカルヴァリンの箱と比べて優先度が格段に落ちる。基本的にヘヴィボルターが積み確定なため、ミサイルのためだけにこの箱買うのもなぁという迷いが生じるのだ。筋金入りのレギオン野郎ならすでに手に入っていると思うので、ラスキャノンやオートキャノンの次くらいに作ればいいと思う。
基本的な運用方法
高所に布陣して、可能ながり撃ち続ける。それだけだ。敵が近くに降りてきたら、リアクション: 迎撃(インターセプト)でお帰りいただこう。ただし車線無視の射撃をしてくる曲射兵器には気をつけなければならない。
今回は以上です。素敵な軍拡を!!