結論は考えることの障害
Photo by Alex Azabache on Unsplash
この3年は1日10時間ほど考えつづけたり書きつづけられています。気づいたことは「結論を考えないからこそ考えることが捗る」です。
Scrapbox Advent Calendar 2021 Day7の記事です。
結論を出すのは大変
日常の「考えること」を思い出してみます。
日常では興味深いことを考えていても結論に至らないことが多いです。大抵は自分の納得するところまで考えたら終わります。
ところがブログなどの情報発信では読者の納得を意識することになります。結論に向かって考えなければならないプレッシャーを感じます。結論を見せないと未完成な気がしてしまいます。
しかし、読み手の納得感を意識して結論を出すのは大変です。テーマを決めたり、余計な話を減らしたりしなければなりません。大変なので発信が減ってしまいます。
1.情報発信をすると読者の納得に向けて結論を書く
2.テーマを決めたり余計な話を減らしたりする必要がある
3.考えることが大変に感じて疲れてしまう
これを「結論は考えることの障害」とよんでいます。
好奇心のままに考えると楽で楽しい
一方で、楽しく捗って「考えられている」ときはどのような状況でしょう。
たとえば誰かと話していて面白いと感じるときは一つ一つのテーマごとに結論を作っていくというより、お互いの興味関心の度合いに応じて話を切り替えていくときです。楽しく捗ります。
一つの知識にもいろいろな方向性があって、その時の状況で好奇心の度合いは変わります。その自分の好奇心のままに考えているときは捗ります。
Scrapboxでは結論を書き切る必要はありませんし、途中まで書いたものを再開することも簡単です。自分のペースで書くので疲れることなく考え続けられます。
自分の好奇心を中心に「考えること」みると、もっと楽に自分のペースで考えることができるかもしれません。
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