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いくら空き家を改修しても、プレイヤーがいないと「まち」は何もはじまらない

起業した原点もここにある気がする。


お疲れさまです!モリヤです。伊豆と渋谷を拠点に事業と暮らしをつくっています。今年は「綴る」をテーマに、これまでの活動をコツコツと文字にしてみようと思います。


改修した物件が使われなかった悔しい経験

これは建築学生時代に学生団体を設立して、初めて空き家を改修したときの経験。大学院生になり、縁があり、東伊豆町で空き家を改修することに。意匠設計を専攻し、図面と模型だけの世界から実施の世界に飛び込んで試行錯誤しながら改修した小さな空き家。「地域のコミュニティ拠点にしよう」というコンセプトの元、設計・改修をしていきました。

1年間かけて大学の後輩や地元の人にも関わってもらいなんとか竣工。町の人にも、大学にも評価される取り組みにはなったものの、改修後に使われることはありませんでした。


「使い手」がいない状態で場所をつくっても活きることはない

このときに辛辣に感じたのは「使い手がいない状態で場所をつくっても活きることはない」ということ。場所はあくまでも箱であって、中身がないとなにも活かされることはない。

「使い方」を考えて箱をつくる

この経験を持って翌年は地元住民とのワークショップを通じて、「使い方」を地元の方とのワークショップ開催。まちに必要なものはなにかを一緒に考え、2軒目の空き家を改修して「シェアキッチン」をつくりました。

そうしてできた「ダイロクキッチン」。同期が卒業後に地域おこし協力隊として移住をして運営、OBOGでNPO法人をつくって複業でサポート。そんな活動を6年間行い、かなりの成果がでました!


「使い手」が増えないとまちは変わらない!

この経験を経て、感じたこと。それは「使い手」が増えないとまちは変わらないということ。空き家を改修したって、そこを使う人がいないとまた空き家に戻ってしまう空き家を改修する以前に「使い手」を増やす必要がある!

そんなことを社会人になって6〜7年経った頃に大学の同期と話しながら、”はじめるひと”を伴走支援するプロジェクトコーディネートカンパニーを起業しました。


”はじめるひと”を伴走支援するサービスをつくる

ひとりでも多くのひとがはじめやすくなるためのサービスを会社の事業としてはじめました。freee(クラウド会計ソフト)は会計面でサポートしてくれる。そのデザイン版があるといいなと思い、事業をはじめるひとの「想い」をヒアリングして、ネーミング・ロゴ・デザインテンプレにまとめていくサービスをつくりました。


実際にやってみると、ぼんやりあったやりたいことが対話を通じて整理できたり、ロゴやネーミングができると具体的にアクションとして動き出していく。そんな人たちをみて、これはきっと事業をはじめるひとを後押しできるものになる!と実感しました。

まだまだ荒い部分もあるかもしれないですが、アップデートしながらひとりでも多くの事業を"はじめるひと”を増やしていきたい!そしてその先にみんなが幸せになれる まち と 暮らし をつくれる気がする!


そして最後に、これまでコーディネートしたみなさんの紹介記事もできましたのでまとめてシェア!
ひとりひとり違う「はじめる」背景や思い、できたデザインも含めてみてもらえると嬉しいです。もし、あなたにも「はじめたい」なにかがあって、まだ動き方を迷っているとしたら、動き出すヒントがなにかここにも眠っているかも。一歩を踏み出すきっかけになれば本望です!


今後の展開も乞うご期待!


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