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星取県さんの七夕イベント

7月は七夕にちなんで星にまつわるイベントが各地で催されるようです.

星空案内人講座でとてもお世話になった星取県さんでは, 7/5(土)夕方, 鳥取市のとりぎん文化会館で七夕イベントが開かれるということで, そちらにおじゃましてきました. この日はメイン会場の他, 倉吉市の県立美術館, 江府町のエバーランド奥大山でもコラボイベントがありました. 天気が良ければ江府町の星空は絶景だったことでしょう... (曇天の場合はカエルの観察と書いてあったのでそっちになったかな?)

とりぎん文化会館のメイン会場では, 18:00前から八頭高校吹奏楽部のブラスバンド, 鳥取城北高校書道部の書道パフォーマンス, 鳥取大学の学生バンドThe Bop'sとジャズピアニスト菊池ひみこさんによるJazz... とパフォーマンスが続きました.

鳥取城北高校書道部がパフォーマンスで書き上げた作品
The Bop'sの演奏
とりぎん文化会館のメイン会場全景

その傍らでは直径7mのドームで移動プラネタリウム. 星取県推進功労者として表彰もされた多賀さんの解説で, 終わりまで行列が絶えない人気でした. このプラネタリウム, ブロアで空気を送って膨らませるドームですが, これほど観客が多いと出入りの時に空気が抜けて, 膨らんだ状態を維持するのが大変そうでした.

2階小ホール前の展示
会場外にすなば珈琲のキッチンカー, しばらくして戻ってきたらからあげ売り切れでしたorz

2階の小ホール前には, 星取県の光害防止のとりくみや佐治アストロパークの紹介, 県内の星空写真の展示など. 会場の外にはおなじみ「すなば珈琲」のバンが来ていてドリンクやからあげが販売されていました.

一連のパフォーマンスが終わった20:00すぎ, 暗くなってきた頃に星空案内人の千代西尾さんと環境大の学生さんたちによる野外での星空案内...ですが, あいにくの曇り空.

出番をまつ星空案内の機材たち(右端がウワサのSeestar)

晴れればSeestarなどの電視観望機材を使ってヘルクレス座の球状星団などを実際に見る予定だったようですが, 代わりにプラネタリウムソフトと予め撮影してあった写真による案内, それから, 国立天文台のフリーソフトMitakaによる銀河の外への旅など.

星空案内人千代西尾さんと環境大の学生さんたちによる星空解説

終わる頃に織姫と彦星あたりが雲の間からちょこっと見えてました.

左上が織姫(ベガ), 右下が彦星(アルタイル)

陽暦の7/7はまだ梅雨が明けない時期なので天気が...です. 旧暦だとお盆前で天気も良く夜も少し長くて, 本当はそっちの方が星祭には相応しいんだろうなぁと思います. 星空を取るか, 世間の七夕ムードを取るか, 悩ましい所かも.

PS: 今ではすっかり有名になった「星取県」はいつからはじまったんでしょう? ふと気になったのでググってみると, 鳥取商工会議所青年部のWebサイトが出てきました.

「星取県」を名乗っているのは2017年から. (ちなみにその前は「蟹取県」) きっかけは鳥取商工会議所青年部(鳥取YEG)の前年の勉強会で, 県職員の方の「鳥取市が星の見えやすさ日本一に輝いたことがある」というお話を受けて「美しい星空」を地域資源に, というアイディアが出たということのようです. 鳥取県さんのアピールのセンスにはしばしば脱帽ですが, 若い人たちのアイディアを行動にうつすエネルギー, それを県の施策として実現できる体制がすばらしいですね.

【了】

↓番外編もあります. 鳥取はいろいろ熱かった!

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