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星空にぎやかです(曇ってるけどTT)

山陰も山間部ではかなり雪が積もっているようですね. 平野部ではたまに雪や雨が降る程度で, わりと暖かい日が続き積雪もありませんが, 例によってほぼ曇ってますTT

晴れたらホンモノを撮りたい所ですが晴れないと過ぎ去ってしまうので, Stellariumのシミュレーションでも…

この冬は惑星が賑やかで, 夕方の西の空には金星(宵の明星)と土星, 南の空に目立ちませんが海王星と天王星, そして東に昇ってくる冬の星座たちの中には木星と火星, ということで, 一夜に金・土・海・天・木・火と6つの惑星を一網打尽にできるチャンスになっています.

先日の科学館の一般の方向け星空観察の日には, ちょうど夕方1時間ほど晴れ間が広がって, 金星, 土星, 木星, 火星と月が見られました. 飛び交う雲と月明かりで, 肉眼で見えない天王星(5等)・海王星(8等)はムリでしたが.

満月を過ぎてそろそろ月が東に離れて行くので, 晴れさえすればこの6惑星一網打尽に挑戦できるかも…

一夜に6つの惑星が… (海王星, 天王星はこの図ではちゃんと表示されてません)
赤線は天の赤道, 黄線は黄道(地球の軌道面, 惑星はこの近辺にある)

冬の星座にはタダでさえ1等星が7つもありますが, そこに木星と火星が乱入していて, それぞれ-2.6等, -1.4等でとても明るいので(恒星でいちばん明るいシリウスが-1.5等), ゴージャスな冬の星座が一段とゴージャスになってます. そして, その配置が「冬の大三角」の2倍くらいの大きさの「超大三角」を作っています.

「冬の大三角」, 「冬のダイヤモンド」, そして2025年限定の「冬の超大三角」

ベテルギウス-シリウス-プロキオンを結ぶ「冬の大三角」と, シリウス-プロキオン-ポルックス-カペラ-アルデバラン-リゲルの6星を結ぶ「冬のダイヤモンド」に加えて, 今シーズン限定でシリウス-火星-木星の「冬の超大三角」.

恒星の中で一番明るいシリウスは3つ全てに駆り出されて, ちょっと忙しそうですね(笑)

形の分かりやすいオリオン座を目印にすれば容易に見つかるでしょう. 夜空が晴れていたら見上げてみましょう♪♫ (くれぐれも風邪引かないように, 防寒にご注意)

【了】

PS: ちなみに, 火星, 接近してます. 2年2ヶ月ごとのチャンス! 寒いけど気合を入れて望遠鏡で見るべし! 火星は地球との遠近の変化が大きく, いつもはとても小さく見えますが, 接近のときは小さな望遠鏡でも極冠や模様が見えるかも!

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