アベコベを生きる
以前、「十人十色のタイムライン」に書いたのですが。
『アベコベ⇔シンドローム』というオリジナルソング。
これは元々、2017年の夏につくったもの。
歌詞も完成していたし、そのときはこれでOKと思っていました。
でも、今のこの状況を考えたら、もっとブラッシュアップできるんじゃないかって。
そんなわけで、書き直していたものが、昨日完成しました。
弾き語り動画を撮ってUPしようと思っていて。
『アベコベ⇔シンドローム』も改めて歌ってみたら、しっくりこない。
そんなわけで、この一ヶ月間は書き直しにかなり労力を注いでいました。
結果、6~7割はバッサリ変えた、かな。
前回以上に言葉選びも慎重に、使いたいものは全部入れた、という感触。
前回もそうでしたが、軸となるテーマは「政権批判」的なこと。
プラス、それだけじゃなくて、なぜかそれを「支えて」しまう人たちのことも含んでいます。
自己批判的な要素って、ある意味避けられない。
ただ、前回以上に現政権を揶揄したものになっていると思います。
正直、ほんとウンザリしているのでね。
では、歌詞を載せます。
『アベコベ⇔シンドローム』
written by 岸田知之
救いの手 求めても
足元を掬われるだけ
裏切りのおもてなし
媚びを売るのも命がけ
歯車は空回り
行く当てもなく迷いそう
犠牲さえ指示を待つ
素知らぬふりで負担増
Woo 困難に耐え忍べば 美談にしよう
Woo 募る想い抱きしめて 一目散に駆け抜ける
アベコベな信条 常識をかなぐり捨てて
ウヤムヤな現状 饒舌に欺いて
恐怖にすり替える
能のないタカの群れ
闇に紛れて逃げ出した
黒塗りの地獄絵図
閻魔さまにも袖の下
論点をはぐらかし
不都合は責任転嫁
大輪も散りぬるを
花見に捧ぐ鎮魂歌
Woo どんな些細な文句も 油断できない
Woo 数字ばかり気に病んで 罪悪感で踊れない
チグハグな印象 証言を笑い飛ばして
アヤフヤな友情 条件で蹴落として
評価もカネ次第
ドタバタの劇場 上出来のひとり芝居さ
ドサクサに便乗 冗談で済ませるはずが
アチコチで炎上 情報に縛られたまま
イザコザの元凶、競争に巻き込んで
勝利はダレのもの?
近々、動画も撮る予定。
UPしたら、TwitterやInstagram、facebookなどにも投稿するつもり。
ただ、ここまで「これを完成させる」ことに氣力も体力も使ったので。
なんだか、できあがったらちょっと氣抜けしてしまった感じがあります。
だって、ここで歌詞を載せたって、今後動画をUPしてみたって。
別に、誰かが待ってるわけでもない。
そんなことはもうわかっていること、なんですけど。
「これさえ完成させれば」みたいなテンションで突っ走ってしまった。
自分のイメージとしては、ゴールのテープ切った途端、倒れ込むような。
それでも、ぼくにとっての「歌をつくる」って、誰かに届けるとかではないから。
単なる「自己満足」でいい。
まあ、そうやって自分に言い聞かせないと、「なんでこんなことしてんだろ?」って、すぐなってしまうので。
でも、「自己満足」ではあるけれど、今回の出来にはかなり満足してます。
歌詞の内容については、今後書くかもしれないし、やっぱりあんまり説明しちゃうのは野暮だよね、っていうのもあるし。
(「歌詞について解説するなんて」というのも書いたことがあります)
解説ではないかもだけど、今思っていることを書き留めておきます。
この『アベコベ⇔シンドローム』は、アベコベだったりチグハグだったり、そんなことの多い世の中だなぁと思ったのが、そもそものはじまり。
たとえば、政権を擁護するような人も、政権批判する人も、同じように「マスコミ」批判をしていたり、とか。
結局それって、極端vs極端みたいで、どっちが正しいかを争っている。
それを「多数決」で決めたりするから、ますますややこしくなるし。
これからは、どこで折り合いをつけるか、なんだろうと思います。
うまくは説明できないけど、反対側の極端をまずは知る必要がある、ということかな。
「同調と共感」のちがい、「シンパシーとエンパシー」のちがい、とか。
都市をロックダウンする、ということも議論していかないといけない状況。
だけど、だからこそ自由を放棄してはいけない、というか。
いずれにしても、今までの「常識」はもうあまり通用しませんよね。
以前だったら単に「矛盾」で片付くことが、それはそれとしてまずは受け入れる、というのか。
ウイルスに敵対したくなる氣もちも、わかると言えばわかるのですが。
だからと言って、「除菌」をし過ぎるとかえって悪影響を及ぼす、とか。
で、言いたいことがまとまらないですけど、要は情報やデータをきちんと取ったり出したり、そういうことが重要だと改めて言いたいのです。
本当は当たり前だったそのことが、この政権下でボロボロになってしまいましたから。
情報やデータに基づかないものは単なる憶測でしかない。
「エビデンス」や「ファクト」、言葉としてはだいぶ慣れてきましたけど。
まだまだその辺が甘い、ですよね、日本の政治家は。
そして、マスメディアはそこをしっかり突きつけてほしい。
そうすることで自浄作用も働くはずだし。
弾き語り動画、UPできたらまたnoteに書きます。