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地球 東京 僕の部屋、そして一人宇宙旅行
ぼくのイチオシのアーティスト。
和田唱。
(敬称略、にさせてもらいます)
小学生の頃は、聴くのはクラシックばかり、でした。
別に高尚ぶってるわけじゃなくて、それしか知らなかった。
それが、中学生でエルビス・プレスリーに衝撃を受けて。
そこからビートルズを知り、それぞれのソロ活動にもハマり。
でも、他の洋楽を聴き始めたのはもっと後。
ローリングストーンズも、最初はミック・ジャガーのタイツ姿に拒否反応があったり。
(今は最高にかっこいい、と思っている)
高校で、クラスメイトがなぜかエアロスミスを貸してくれたのですが。
こんなうるさいの、絶対ムリ!って思ってしまった。
今はもっと「うるさい」のを好んでたくさん聴いているのに。
ジョージ・ハリスンからエリック・クラプトンを知り。
ボブ・ディランやELO、トム・ペティをトラベリング・ウィルベリーズきっかけで聴き始めて。
中古レコードを買うようになってからは、かなりいろいろなジャンルに手を出しました。
ハードロックやヘヴィーメタルに目覚めたのも、この頃。
もちろん、その中でも選り好みはあるけれど。
Dioやホワイトスネイクなど、ジャケ買いで知ったはず。
そんな中、邦楽はほとんど聴かないまま。
一時期、稲垣潤一がすごく好きだったことはあったなぁ。
高校生のとき、だったっけか。
20代、青木ヶ原樹海のガイドなんかをしていたときは、これまたなぜかNokkoと聖飢魔Ⅱをめちゃめちゃ聴いてた。
シェリル・クロウ、ジャック・ジョンソン、KTタンストール、近年ではKishi Bashi、システム・オブ・ア・ダウン。
まあ、無節操だよねと自分でも思いつつ、そのときそのときでハートを射抜かれるものが突然出てきたり。
邦楽を意識して聴くようになってからは、井上陽水、奥田民生、斉藤和義、レキシなどなど。
書き出したらキリがない、そろそろ本題に入ろう。
トライセラトップスをちゃんと聴き始めたのはいつだったかな。
確か、『スターライト スターライト』のMVが最初だったような。
そこからいろいろ聴いて、『GOING TO THE MOON』で「あれ?この曲聴いたことある」ってなって。
CM曲として聞いたのか、音楽番組だったのか。
あの頃はネットで調べるなんてこともなかったから、「トライセラトップス」という名前自体は記憶していなかったのが悔やまれる。
日本にもこんなすごい3ピースバンドがいるのかと、驚いた憶えはかすかにあって。
あのときから聴いていたら、だいぶ違っていたのになぁ。
ともかく、ぼくがトライセラトップスを聴くようになって、まだ4~5年しか経っていない。
そして昨年。
唱くん(あえて、君付け)がソロ活動すると発表、ほんとビックリでした。
でもでも、自分のことのようにワクワクした、勝手に。
1stソロアルバム『地球 東京 僕の部屋』がリリース、ソロライブツアー2018がスタート。
それなのに、ぼくは残念ながらどっちにも乗り遅れた。
一番の理由は経済的なこと、なのですが。
『1975』のMVは、YouTubeで何度も聴きました。
"サビ盛り"アルバム全曲ダイジェストも。
今年もソロライブツアーをやると知って、やっぱり行きたい、行きたい。
トライセラトップスのライブもまだ行けていないけれど。
行こうと決意して、その話を妻にしたら最初は好感触。
と思ったら、チケット取る段になって揉めて喧嘩になり、また諦めて。
それでもそれでも、もう一度お願いして、行けることになったのでした。
12月8日、大阪BIGCAT。
あと一週間ほど、ほんとにほんとに楽しみ。
こういうライブって、かなり久々だし。
で、先月やっと『地球 東京 僕の部屋』も手に入れました。
最初はアルバム通しで聴きたくて、熱でダウンしていたときに「今だ!」と思って。
トライセラの実績があるとはいえ、ソロの1作目がこんなに完成度高くていいの?
トライセラともちゃんと「違う」し、それがまた、いい。
この人の音づくりは、洋楽好きにこそ聴いてほしい。
『Harajuku-Crossroads』のギターソロ。
タイトル曲『地球 東京 僕の部屋』のアコースティックギター。
『アクマノスミカ』の多重録音コーラス。
『Vision Man』のベース&ドラムのバッキングトラック。
などなど。
最高だ~、最高過ぎる~!
なんか、聴いててふるえる、熱が出てたせいじゃないはず。
最後の『Home』なんて、歌詞もアレンジも歌い方も、すごい世界観。
そしてそれはアルバム全編そうなんだ、って振り返って氣付く。
歌詞も含めて、『矛盾』が今のぼくのお氣に入りです。
ライブではルーパーを使ったり、唱くんはトークもおもしろいし。
ほんとにほんとに、楽しみ。
ライブの日まで、また何度もアルバムを聴き込んでおこう。
そして、もうすぐクリスマス。
クリスマスの朝には当然、『クリスマスの朝』を聴くという(もしかしたらベタなことかも?)、そんなことができるのも嬉しい。
ぼくのイチオシのアーティスト、和田唱。
またトライセラトップスでの活動も心待ちにはしてるんだけどね。
今は彼の挑戦を、ぼくも勝手に応援して、目一杯楽しもうと思います。
とむやん