日記のような感情メモ 0314
性格が変わったな、それはいい方向に。と、メガハイボールを傾けながら上司から言われる。
そうかもしれませんね、だっていいことばかりなもので。と、タバコに火をつける。
びりびりした空気は冬を運ぶね。
——————
出勤するとデスクにホワイトデーのお返し。
DEMELのチョコが食べられるってご褒美だ。
美味しいものはいつだって、ちょっとだけ元気な気分へ誘ってくれる。
甘さをほろ苦いコーヒーで味わうか、それともフルーツがふわっと香る紅茶で溶かしてしまうか、楽しい悩みだね。
——————
早く寝ようと思っていたのに、なぜだかフライパンを振っている。
カレー粉は正義。だいだいそれっぽくなる。
冷凍焼けしかけた食材を発見したので、ちょっと悩んでドライカレーに。
玉ねぎが焦げる匂いがたまらなく好きだ。
早く帰った帰り道、誰かの家の換気扇から流れてくる夕飯の匂いは「かえっておいで」の印だろう。
換気扇をつけっぱなしにして出かけても、我が家からは煙草の匂いしかしないけど。
——————
小腹が空いたのでおからヨーグルトを試す。
胃の中でどんどん膨張していくのが怖くなった。
美味しいって正義。幸せの味だ。
——————
「お返しは会うだけでいいよ」と言ったら怒られた。
本当にそれだけで十分なのに。
だったら、今夜のおやすみと明日のおはようは私にちょうだいね。
いただいたお金は、美味しいお酒と新しい本に使い、書くためのエネルギーにしたいと思います。