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017.コピーライターであること

文章を書いて金をもらう仕事についている訳だが、なかなか難しい職業であることを痛感する日々である。

文章、もっと言えば言葉は、今日ほぼ誰にでも書けるものであって、誰にでもできるものでお金を稼ぐのは簡単じゃない。
その理解はクライアントや親はもちろんのこと、社内だってそう。「所詮は文章」って雰囲気がどこかしらまとわりつく、そんな仕事だ。

コピーライターって仕事は、クライアントの抱えている課題を解決するための灯火と道をつくるために何かを書くものだと個人的に思っているんだけど、口にするのは簡単だがうまくはいかない。
ロジックと感性、そして精度が問われる上に、「誰でも書ける」の呪いから逃れられない。良い文章を書いたとしても、クライアントに魔改造されてしまうことだってある。
あと親に正しく理解されないので、未だに「コピーライターみたいな仕事をしてるのね!」と言われるのもご愛嬌だ(帰省するたびに自分の職業を説明するのもそろそろ疲れた)。

それでも書き続けて、職業として書いているのはそれでしかなし得ないことがあるから。
運に恵まれた人生なので多分コピーライターになれてなかったら、今の会社にいるかも怪しい。
ついでにこうやって何かを書いていたかも怪しいし、そもそも酔っ払いの介抱をしてくれるやさしい恋人もいないわけである(コピーライターをやってたから出会えたようなものなので)。

今回のヘッダーはプライベートでコピーライティングを担当させてもらったチラシのものだけど、演劇が好きな自分としては本当「コピーライターやっててよかった〜〜〜〜〜」と思える案件の一つだった。
原作も演劇も素晴らしいので、ぜひ五月の公演は観に行って欲しい。絶対面白いと思う。てか面白くないわけない。

何言ってるか全然自分でもわからないのだけど、とにかく職業でも文章を書いててよかった。コピーは面白いぞ。


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