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013.「あなたは砂場でマルボロを」のこと

許さない、許してほしい、許せない。判決を待つ 砂場の淵で


去年の11月末に小説ハッカソンで執筆した恋愛小説「あなたは砂場でマルボロを」は、上記の短歌から始まる。
この小説を起点に今の人生があるわけですが、”小説を書きに行ってライターを借りたら恋人ができた”ってのは、本当現実は小説より奇なりということでしょうか。

書く前に決めていたことは「さみしい人に寄り添うものを書く」だけ。
さみしくてさみしくてどうしようもない時が多くて、ひとりになりたいのにひとりになれない人へ「それでもいいんだよ」と伝えてあげられるような。

結果、思いっきり私小説寄りになって苦しむわけなのですが、自分のことをさらけ出してよかったなあと今はぼんやり思えます。
愛とか恋とか男とか女とか、そんなの取り払って、全部諦めずに人間として生きたいと思っていた頃の心を取り戻せたような、そんな気持ちです。
賞レースにはかすりもしなかったけど、グランプリを獲った西河先生から勝手に個人賞をもらえたり、元々活動してきたインスタレーションに落とし込んで小説の世界を拡張表現した個展を開催できたりして、個人的には大満足。悔しいけど!

簡単にあらすじを言うと「大好きだった人にフラれて未練タラタラの主人公がさみしさを紛らわせるために色々な男と遊んで自分の居場所を探す話」。殺されなかった恋は絶対に死なないぞ。
時間と文字数、そして技術的なものを含めて書きたかったのに書けなかったシーンが多くて、改稿したい、する! って決めてから動けてないのでそろそろ本気でやります。やるぞ。

次に小説を書くとしたら恋愛以外にしようかなあとも考えているものの、まずは目の前をやってから悩むのが一番ですね。やるぞ。

そんな小説はkindleをはじめ、各種電子書籍で好評発売中です。購入特典コードも付いてます。そっちも早々に書きますのでお待ちください…

まずは試し読みでぜひお楽しみください。




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