日記のような感情メモ 0509

うだるような暑さと底冷えする寒さ、ついでによくわからない眠気と一緒に暮らしている。
衣替えしそびれたまま季節がどんどん変わっていく。
「気づいたら春になっているかもね」なんて言っていた日がすでに懐かしい。
会社の窓をふと見ると、新しく建設している校舎がそろそろ私のいるビルを追い越しそうなことに気づく。
餃子と一緒にお米を無性に食べたくなる日は、人として生きているって日なんだと思う。

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土砂降りの中で実家に向かう。
隣で運転する人は「腹が痛い」「緊張がやばい」しか言っていない。
父は訪問直前まで「釣りに行くと言って逃亡しようかな」と言っていたらしい。
文字をあまり読まない文化の実家なので、作家業のことはピンときていないがなんかすごいとは思ったらしい。
私もどこか緊張していたせいで帰り道から体調が一気に悪くなった。
久々に食べた母のパウンドケーキは美味しかった。甘ったるいチョコが血流を回す。

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二人でスーパーへ行き、ああでもないこうでもないを繰り返して食材を買って帰宅。
どんなに安くても大根一本は多いよねえと言いながら、気合を入れてしまえという決断をする。
3口コンロとピカピカのティファールを駆使して料理をガンガン作る。
作り置きをタッパーに詰め、「●●日までに食べきること」とメモを残す。
いつかは単なる暮らしの一部になってしまうんだろうけど、今はそういう行為ひとつひとつが尊いよ。

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バケットを丸々一本持ってピクニック。
一面に広がる青い空に溶けちゃいそうだった。
美味しいものをいっぱい頬張るのって本当ハッピー。

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東京湾を船から眺めると、夜の水はどっぷりと黒いことに気づく。
チカチカ反射する街並みと流れるテールランプが揺れているのは酔いのせいだろうか。
甲板で撮った写真は風のせいで広いおでこが丸出しで笑ってしまう。
楽しかったことを何回も繰り返し話しながら寝落ちして、あっという間に現実がやってくる。

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喉が痛いって言っているのに、アルコール消毒と称して飲んでしまうのが通例だ。
夕焼け過ぎの空は緑っぽくなっていて、レーザーポインタのような赤い点がゆっくりまばたきしている。
自分のためだけにする自炊は味気なくて、冷蔵庫を開くのも億劫だ。
エンゲル係数の増加と体重の増加をやめたい。
あと何回月を見たら、ささくれが綺麗になって手をつなげるのだろうか。

#20190509 #日記 #雑記 #エッセイ

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森田玲花
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