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活動報告②

こんにちは。第2回の活動報告です。
今回は小学校の教室の掲示物についての論文を読みました。


①概要

この論文は、先行研究では学年による教室内掲示物の違いについて言及されていないことと、教室内掲示物の量及び内容は、児童の発達段階によって変化するのではないかという仮説から書かれたものでした。

掲示物を大きく分けると、生活面約68%、学習面約20%、その他が約12%でした。
生活面の掲示に関しては、全体的に学年が上がるにつれて増えているということが分かりました。特に役割分担(係活動など)に関しては、中学年が最も多いことも分かりました。これは大人からの自立を図る年頃だからではないかと言っていました。
学習面の掲示については、低学年の方が多いですが、有意差は見られないとのことでした。
教室全体の掲示量に関しては、高学年になるにつれて増えているということが分かりました。これは情報処理能力の向上などが要因として挙げられるのではないかと書いてありました。また学年が上がるにつれて、口頭による指示から掲示による指示に転換するのではないかと言っていました。

②まとめ

この論文は私が今後研究したいテーマに近かったので、これから具体的に研究内容を考えていく上でとても勉強になりました。

次回は11月19日(火)2限に図書館2階で行います。

資料

日本教育工学会論文誌 46(Suppl.),73-76,2022 小学校の教室内掲示物の掲示実態と学年差 高橋陸斗 北海道大学大学院
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/46/Suppl./46_S46038/_pdf


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