母達の仕事復帰について
妊娠、出産が理由で仕事を一旦離れ、子育てに専念する人も少なくない日本。
そして、一旦仕事を離れるのは、大概の場合は女性。
そんな子育てにフォーカスするために離職し、子育てが落ち着いて再就職をする女性に向けて、私自身の経験と考えを元に『母達の仕事復帰』について書いてみようと思う。
まず、何を隠そう、私自身が妊娠出産を理由に当時勤めていた会社を辞めた。
と言っても、表向きには妊娠出産を理由にしたが、実はそれは便宜上のものであって、本当はそもそも仕事を辞めたいと思っていた。妊娠する前から。
だって、妊娠出産するからって、仕事辞めなくてよくない?😂
私はね、当時の仕事に飽きていたことと、当時は専業主婦になりたかったので、なった。という2点が、辞めた本当の理由。
理由はさて置いて、私は『勤める』という形での勤務形態からは約5年ほど遠ざかっていたが、2021年9月に再就職した。
再就職に至るまでの動きとしては、転職サイトに登録、良さそうな案件があったら応募、面接、就職。
と言った、普通に転職する人とほぼ同じ動き。
最近では、様々な理由で『勤める』から遠ざかっていた女性達を主な顧客とした転職・復職サイトも沢山ある。
私は利用はしなかったが、見たところ、雇用する側もそれぞれの生活背景を理解してくれていることが前提となっているので、話がスムーズなのだろうと、想定できる。
それでは実際に求人を探すときだが、まず自分のプライオリティを決めてから探す方が圧倒的に探しやすい。
何故かというと、求人は星の数ほどあって、的を絞らないと果てしない画面スクロールと次のページクリックの嵐に時間も体力も消耗され、応募するまでに疲れ果ててしまうからだ。
出端を挫かれてしまう。
ちなみに私が求人を探すときにベースとした優先順位は
こちら。
1在宅
2在宅
3在宅
4英語が使えたらいいかな
体力に自信もないし、HSPなのでオフィスで大勢の人に囲まれて仕事をすることがストレスに感じる私は、今までの生活スタイルをあまり変えず、とにかく家から一歩も出ないで働ける仕事を探した。
コロナの影響で在宅求人沢山あるでしょ?と思ったそこのあなた。
実はそんなにないのです。
日本は出勤スタイルを好む傾向があるのかなんなのか、フルリモート求人というのは微々たる数しかありません。
あっても週1出勤、週2,3出勤。
私は自分の意思でなく、週1回でも出勤を強いられることすらストレスなので(弱すぎ😂🤚🏼)、それらの求人もほぼスルー。
そしてラッキーなことに現在の勤めている会社の求人を見つけ(フルリモート)、応募し、内定をいただきました。
実際に働いてみて確信したけれど、私の中でリモートであること以上に大事なポイントはないと言い切れる。特に子供が幼い場合。
仕事がスタートするまでは、お給料が倍になるなら毎日出勤してもいいかも。とか想像していたが(想像は自由😂)、働き始めたらお給料が倍になっても出勤したくない。と確信した。(家の隣なら話は別😂)
世の中の子育て世代で出勤スタイルの皆さんの体力はどうなっているのか全く分からないが、普通に働くだけでも大変なのに満員電車で往復。満員電車じゃなくても往復なんて、絶対に無理。
自分の傾向やリミットを知っていると職探しにもとても役立つ。
話は逸れたが、こんな感じでキャリアにブランクがあっても再就職は可能なのだ。
想像以上に難しくない。
ぜひやってみて。
今回の、この求人に限っては、私が英語が少なからずできるから採用されたと思うが、別の求人は他のスキルで採用となる。当たり前。
なので、私が英語出来るから就職できたんでしょ~とか思わないでね。
英語必須でない求人も沢山ありますので。いろんな求人あります。
そして実際就職して、私は下っ端ちゃんからのスタートとなった。
下っ端ちゃんだろうと、上っ端ちゃだんだろうと、私はそういうの全然気にしないので、チームの皆様に優しく教えてもらいながら仕事をしているが
最近になって、私のような異端児が、この会社で出世していくことが完全に可能だということが分かった。
要するに、自分の職務経歴に大きなブランクがあったとしても、下っ端からとはなるのである程度の時間はかかるが、再就職どころか、キャリアすら諦めなくて良いのだ。(諦めた人にとっては)
それが分かって、私は離職したときにした自分の決断が、本当に自分にとって合うものだったと感じた。
なぜなら、私より数歳上の先輩のお子さんが私の息子と同い年なのだが、彼女は私のように離職せず、育休も全てはとらず、ずっと働いているので、現在そこそこ役職もついていて、
何が言いたいかというと、めちゃくちゃ忙しそうなのだ。
私と年齢はほぼ変わらないのに、下っ端の私と上っ端の彼女では、多忙具合が天と地の差なのである。
子どもを寝かしつけた後にも働くことがあるらしく😇同じ人間とは思えなかった。
たられば話になるが、私がもし彼女のように妊娠出産育児を通して働き続けていたら病気になっていたと思う。
娘を産む体力も元気もなかったと思う。
けれどもお陰様で下っ端の私は、今は業務量もちょうどよく、残業もせず、終業後子供のお世話もできるくらい体力が残った状態で日々仕事ができている。
また、現在は考えてもいないが、もし私が上っ端になったとしたら、その頃には子供達もある程度大きくなっているので、ある程度の仕事の忙しさも許容できる。のかな。
今の仕事でなかったとしても。
バランスカーブがちょうどいい具合に。
このことから、むしろ子育てブランクがあることは自分の人生にとってはアドバンテージでもあり、
周りのスピードや歩幅に合わせなくても、自分のしたいように生きてて、完全にどうにかなるということが分かる。
本当に人それぞれ。
それぞれだからうまくいくのだ。
他人と自分を比較して、自分の夢や目標を諦める必要はない。
なにをするにも遅すぎることはない。
私も、今回の再就職だけでなく、これからも引き続き色んなことにチャレンジしていきたい❣️
“Today is the oldest you’ve ever been, and the youngest you’ll ever be again.” ― Eleanor Roosevelt