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大川橋蔵・主演 銭形平次 第171話「いのちの鏡」(1969)紹介と感想
原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:岸生朗
監督:長谷川安人
あらすじ
夜間、平次の家へ女が一人訪ねてくるが、お静が家の中から出てくると女の姿は消え、高価な手鏡が地面に落ちていた。
それから暫くして、女が身投げしたと八五郎が駆け込んできた。
米沢町で小唄の師匠をしている豊千代で「鏡、鏡」とうわごとを呟いているらしい。
平次は豊千代が運び込まれた朴庵先生の家を訪ねると、豊千代はすぐに亡くなり、その妹が飛び込んでくる。
鏡は、祝言の約束をした直次郎に貰ったものだという。
豊千代を追いかけていた留吉が容疑者としてあがるが、平次はなぜ自分の家を訪ねて来たのかが気にかかり調査を開始する。
紹介と感想
一見ただの自害に見えるような複数の死を、平次はギヤマン風の鏡から一つの線でつないでいきます。
万七は、殺しがあった事をうっかり平次に話してしまったり、酒に酔ってベロンベロンになったりしていました。
金目当てのロマンス詐欺を繰り返し、邪魔になったら消してしまい尻尾を出さない憎き相手に、平次は諦めずにくらいつき事件を解決へと導きました。
「おいらの投げ銭を投げるのが早いか、お前の運んだ先を言うのが早いか」と静かに告げる平次、かっこよかった。
※2024年2月28日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※
アマプラの東映オンデマンドでも観れます。
キャスト
ゲスト
おりん/野口ふみえ
お菊/新井茂子
直次郎/春日 章
朴庵/西山辰夫
大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
銭形平次/大川橋蔵
八五郎/林家珍平
お静/鈴木紀子
万七/遠藤辰雄
清吉/池信一
お民/園 佳也子
爲吉/神戸瓢介
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