独特な世界観の2Dマリオ『スーパーマリオランド』(1989)紹介
昔から『スーパーマリオランド2』と一緒に何度も周回した本作。
今回、Nintendo Switch Onlineで配信されたため久しぶりに遊びました。
ジャンル:2Dアクション
ハード:ゲームボーイ
発売日:1989年4月21日
※Nintendo Switch Online配信版でプレイ
ものがたり(公式より)
あるところに、ピラプト王国、ミューダ王国、イーストン王国、チャイ王国の4つの国からなるサラサ・ランドという平和な世界がありました。
ある日のこと、1日にしてサラサの上空は、まっ黒い雲に覆われてしまいました。そして雲の切れ間から突如現れたのが、サラサ・ランド征服をもくろむ正体不明の宇宙怪人タタンガでした。
タタンガは、各王国の住民たちに宇宙催眠をかけ、自分の思うがままにあやつり、サラサを乗っ取ってしまいました。しかも、サラサのデイジー姫を奪い近々自分のきさきにするとのことです。
このことを知ったマリオは、サラサ・ランドの平和を取り戻すため、デイジー姫の捕らえられているというチャイ王国目ざして旅立ちました。
はたしてマリオは、タタンガを倒してみんなを宇宙催眠から解き、無事デイジー姫を救い出すことができるのでしょうか。
すべてはマリオとあなたの腕しだい。ガンバレマリオ、それゆけマリオ!
紹介と感想
あらすじから分かる通り、オリジナルの敵とピーチではない姫が急に出て来て、なぜかマリオが救いに出かけることになった2Dアクションになります。
というか、改めてあらすじを読むと宇宙怪人に宇宙催眠と宇宙の神秘が強い物語でした。
ゲームボーイのロンチタイトルとして発売された本作は、横井軍平さんが中心となって開発された作品になります。
そのためなのか、世界観も敵も本作独自の要素が強く、本作独自の魅力を形作っています。
操作性は「スーパーマリオブラザーズ」に近しいものとなっていますが、ゲームボーイの狭い画面でも周囲が広く映せるように、オブジェクトが小さめなのと、スーパーボールマリオやタタンガの仕掛けなどにより、こちらも遊んでいると独自の操作感があります。
本作のマリオはファイアーではなくスーパーボールを投げるため、目の前に投げてバウンドしたら遮蔽物が無ければ画面外まで飛んで行ってしまう挙動が使い辛く感じるかもしれません。
しかし、慣れてくるとジャンプしながら先に居る敵に直接当てたり、壁に当たるとバウンドする仕様を使いこなせるようになってきます。
全4ワールド各3ステージの全12ステージとボリュームは控え目になっており、各ワールド3ステージ目の最後にはボス戦があります。
そして、本作の更なる特徴として第2ワールドと第4ワールドの第3ステージ+ボス戦がシューティングになっていることがあります。
ただし、普通のシューティングゲームと比べると難しくないため、シューティングが苦手でも問題なく遊べるものとなっていると思います。
慣れれば一周クリアするのに30分かからず、難易度は控え目。
簡単すぎるという人のためには、クリア後に高難易度モードが用意されています。
手軽に遊べるマリオアクションとして、今でも変わらぬ面白さがありました。
大作ゲームの息抜きや、手軽に遊べる横スクロールアクションを遊びたい時にオススメです。