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モンポケえほんシリーズ『はじめてのともだち』『よるのたんけん』感想

まつお りかこ『ピカチュウとはじめてのともだち』小学館, 2021
まつお りかこ『ピカチュウとよるのたんけん』小学館, 2022


まつお りかこ『ピカチュウとはじめてのともだち』小学館, 2021

どこかに自分にぴったりすてきな場所があるはず。
小さな船で旅するピカチュウがたどり着いた島は「もんぽけじま」。
島の住人、デデンネの案内で、島中のお家を尋ねます。

イーブイやマネネなど、島の住人たちの家は、それぞれの個性にあふれています。
家にはいる前には、家の住人の一部分だけが見えているので、ポケモン好きの子と読む時は、次に進む前に予想をしてもらったりするのも楽しそうです。
丸くてぽちゃぽちゃ感が特徴的な著者の絵は、物語のほんわかした雰囲気とあっており、ポケモンの多彩な表情も優しさや可愛さにあふれています。
特に、ピカチュウの驚いた顔がお気に入りです。

新しい島での新しく楽しい暮らしを予感させて物語は終わります。


まつお りかこ『ピカチュウとよるのたんけん』小学館, 2022

イーブイとデデンネがピカチュウのお家でお泊り会をしています。
寝ようと思った時、窓の外で何かが揺れました。
恐る恐る扉を開けると、そこにいたのはミミッキュ。
まっくらやまのてっぺんに行きたいけど一人じゃ怖いミミッキュと一緒に、ピカチュウたちは夜の山登りを始めます。

今回は、満月に照らされた夜が舞台になっています。
夜の森や洞窟にも、たくさんのポケモンが暮らしています。
大人も子どもも一緒にポケモンの名前当てをして遊ぶのも良さそうです。
著者の絵の可愛さは健在で、布をかぶったミミッキュもしっかり可愛く描かれています。
今回もピカチュウの驚いた顔が描かれていて満足です。

新しい仲間も増えて、島での生活がますます楽しくなってきました。

(2023年11月24日読了)

モンポケ公式サイトへのリンクと朗読

公式サイトでは絵本の朗読も楽しめます。

『はじめてのともだち』は花江夏樹さん、
『よるのたんけん』は山口勝平さんが朗読しています。

お二人とも、聞きやすい朗読でした。
どちらも好きなので耳が喜んでいます。

物語に合わせたBGMや効果音も入るため、音だけで聞いていても楽しめます。


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