スーパードンキーコング外伝『スーパードンキーコングGB』(1995)紹介と感想
黄色いカートリッジと趣のあるタイトル画面でお馴染みの本作がNintendo Switch Onlineで配信されたので、二十数年振りに遊びました。
久しぶり過ぎて少し苦戦をしましたが、無事に100%達成したので記録として残しておきます。
ジャンル:2Dアクション
ハード:ゲームボーイ
発売日:1995年7月27日
※Nintendo Switch Online配信版でプレイ
本作の前年に発売された『スーパードンキーコング』をベースに、後日談として新たな冒険に旅立つストーリーとして、スーパーファミコン版になかったコースや敵キャラを楽しむことができます。
コースは全30コース+ボス戦4ステージとなっており、ゲームボーイの2Dアクションとしては中々のボリュームになっています。
難易度は、スーパーファミコン版を遊んでいる事を前提としているかのようなスタートから全力の難易度ですが、一部の難しいステージを除くと慣れるまでの前半の方が難しく感じると思います。
ハードの性能もありキャラクターのアニメーションやアクション、敵の種類などは簡略化されていますが、SFC版を再現しようとしているGBとしては高いレベルのグラフィックは今でも一見の価値がありますし、今作でしか観ることができない敵キャラやボスキャラもいます。
音楽もゲームボーイの音色でアレンジされたお馴染みのBGMを楽しめ、敵を倒した時のやたら軽いトランポリンを飛んでいるかのような効果音も面白くなってきます。
アニマルフレンズはランビとエクスプレッソしか出てきませんが、エクスプレッソがジンガーも含む敵を倒せる仕様となっているため、エクスプレッソ好きも必見です。
下に床があったとしてもスクロールが追い付かず高い所から落ちたらワンミスとなることがあったり、画面サイズの問題で突っ込んでくる敵への反応が遅れがちになるなど、独自の難しさもありますが、総じて理不尽な難易度になっているところがないのも良かったところです。
オリジナル版を遊んだことが無いなら先ずはオリジナル版を遊んだほうが良いと思いますが、その後に今作を遊ぶと何とかスーパードンキーコングをゲームボーイで再現しようとする技術力を楽しめると思います。
また、操作性も悪くないためゲームボーイで面白い2Dアクションが遊びたい際にもオススメです。
ゲームボーイ時代は、そのままの移植ができなくてもアイデアでオリジナルのゲーム性を再現しようとする作品が多く、多くがオリジナルストーリーにもなっていたのもあり独自の作品が多く楽しかったなと改めて感じる一作でした。楽しかったです。
(クリアした日:2024年12月1日)