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大川橋蔵・主演 銭形平次 第136話「死人の罠」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:井手潤一郎
監督:佐々木康


あらすじ

船宿・菊川の船頭をしていた栄三は、恋敵の男がおたかを手籠めにしようとしている現場を見た勢いで殺してしまった。
万七と清吉の手を逃れて五年のあいだ逃げ回っていた栄三だったが、世話になった船宿の人たちの顔を一目見たくて江戸へ舞い戻って来た。
万七たち捕方の手から逃げ回る栄三は、五年前に殺した筈の男に会ってしまう。
騒ぎが気になった平次は、万七に手を出すな言われながらも独自に調査を開始する。
すると、五年前に源太殺しの証人となった男が死体となって発見された。
事件の果てには、身勝手な欲望に翻弄された哀しき人間の姿があった。


紹介と感想

五年前の仕組まれた殺人事件は、五年後に更なる悲劇を呼び起こしてしまいました。

平次が色々と手を尽くして事件を解決しようと努めますが、真実を知った栄三は止められない衝動故に悲劇的な末路を迎えてしまいます。

五年前に自身が捕えそこなっただけあり、必死に捜査をする万七。
意固地になって平次の助けをはねのけ続けます。
最終的に、平次は万七へと手柄を譲ったのでニコニコです。

静かに展開する栄三のドラマと捜査の塩梅が良く、最後は気持ちよく観終われるように配慮もされているため、捕物ドラマを観たという満足感が感じられました。

※2024年6月28日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※

アマプラの東映オンデマンドでも観れます。

キャスト

ゲスト
 
栄三/寺島達夫
おたか/長谷川待子
 お菊/美田園子
 春蔵/春日章良
 磯松/住吉正博

大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)

 銭形平次/大川橋蔵

  八五郎/林家珍平
   お静/八千草薫

   万七/遠藤辰雄
   清吉/池 信一

   お弓/鈴村由美
   為吉/神戸瓢介


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