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大川橋蔵・主演 銭形平次 第162話「金魚殺人事件」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:高橋稔
監督:長谷川安人


あらすじ

金魚売り・八十吉の声に合わせて子ども達が付いていく。お静や為吉も金魚を買い、今日も平和な日常が流れていた。
しかし、その日常は一変する。大黒屋の妾が殺され、八十吉が妾の話し相手になっていたことを知った平次は家まで行くが、孫娘を置いて旅に出たという。
孫娘に情報をもたらした隣に住む九助に会うが、お調子者で掴みどころがない。
平次は、八十吉を探すことが妾殺しを解決する手掛かりになると考え捜索を続ける。
同じ頃、安物の金魚ばかりを狙う金魚泥棒が江戸の町に現れているらしい……。


紹介と感想

ユニークな金魚泥棒の優しさに不思議な味がする物語です。

長門裕之がユーモアたっぷりに演じる九助ははまり役で、特に泥棒をして回る姿は楽しい場面でした。

事件自体は禄でもない悪党に命を奪われた哀しいものでしたが、その思いを受け継いでくれるものがいることで気持ちよく観終えることができます。

為吉とお民のやりとりも夫婦漫才の様で楽しく、二人揃うとやっぱり良いなと思いました。

物語の初めにしっかり八十吉と平次達のやりとりを描いていたことが、全体をまとめるのに良い効果をあげていました。

※2024年12月27日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※

アマプラの東映オンデマンドでも観れます。


キャスト

ゲスト
 
九助/長門裕之
お千代/マキノ佐代子
大黒屋/見明凡太郎
八十吉/海老江 寛

大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
 銭形平次/大川橋蔵
  八五郎/林家珍平
   お静/鈴木紀子

   お弓/土田早苗
   お民/園 佳也子
   為吉/神戸瓢介


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北極羆
今後の本やDVD代に充てさせてもらいます。

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