Switch『アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉』体験版 紹介と感想
めちゃくちゃ楽しみにしているゲームの体験版を遊んだので、メモ代わりに少し記録を残しておきます。
概要
ニンテンドーDSが発売して3か月後位の2005年に発売した『アナザーコード 2つの記憶』と、1作目から3年後が舞台となる2009年発売のWii『アナザーコード:R 記憶の扉』をフルリメイクして一つにまとめたソフトになります。
過去作は、どちらもCINGが開発を担当しており、DSとWiiそれぞれの機種を生かした謎解きが楽しめました。
そして今作は、過去作をベースにしながら、謎解きの一新、キャラクターボイスの追加、3Dマップを自由に動き回れる、マップの作りの変更、初心者向けのヒント・ナビゲーション機能の追加、シナリオの一部加筆、イベントやBGMの追加など、リメイク作に相応しい数多くの変化がみられます。
「二つの記憶」は、死んだと思っていた父から14歳の誕生日を一緒に過ごしたいと、DASという小型の機械とメッセージを受けとったアシュレイが、ブラッド・エドワード島で自分の記憶が欠けている幽霊の少年ディーとともに謎を追い求める物語。
「記憶の扉」は、16歳のアシュレイが、ジュリエット・レイクを舞台に、母の記憶を追い求める物語になります。
どちらの物語も、上質なジュブナイルが楽しめます。
紹介と感想
今回の体験版では「二つの記憶」の序盤、洋館へ入るまでを遊ぶことが出来ました。プレイ時間にして1時間程度となります。
セーブデータを使って、発売後は体験版の続きから遊べます。
先ずは、ボイスがついているのに感動してしまいました。
グラフィックや演出も、現代に合わせて進化しており、令和になって豪華になったアナザーコードを遊べることが純粋に嬉しくなりました。
せっかくなので、今回はDS版も同時に遊び直しながら変更点を確認してみました。
物語の大筋はDS版と変わりありませんが、話の流れの変更や会話中の細かい追加テキスト、登場人物の動きや演出と、DS版からの違いがけっこうありました。
また、謎解きは一新されています。
例えば、DS版では跳ね橋を下げて島の中へと入りますが、Switch版では門を開けるために椅子に隠されている鍵を取り出すという感じです。
マップも基本の動線は同じながら、その構造は結構変化しています。
屋敷の手間にあった門番小屋が無くなっており、門番小屋で明らかになることは、体験版の時点では明かされませんでした。
アシュレイの謎解きに必須となるDASの形状も、DSっぽい見た目から、Switchっぽい見た目へ変更になっています。機能としても、カメラを構えた後に自由に動かして撮ることができるようになっていました。
また、移動時のカメラ移動速度が初期設定だとかなりゆっくりなのですが、これはオプションですぐに変更できます。個人的には上下ともに30位に合わせると丁度良かったです。
最近の任天堂のリメイク作品は、原作を忠実にパワーアップさせたものが多い印象でしたが、今作はその中でも変化が大きい一作になりそうです。
発売を楽しみに待ちたいと思います。