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読書感想文

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#漫画感想

2025年1月の読書まとめ+『ぷにるはかわいいスライム2』『うめともものふつうの暮らし9』『札幌乙女ごはん。』『となりのフィギュア原型師6』『生きのびるための事務』『小島よしおのボクといっしょに考えよう』『晴れた日は図書館へいこう ここから始まる物語』紹介と感想

1月は仕事が始まったらあまり本は読めないだろうなと思っていましたが、意外や隙間時間などを使って結構読めてしまいました。これは嬉しい誤算でした。 中々読めていなかった本や、自分に上手く刺さった本など内容面でも満足度が高いです。 まえだくん『ぷにるはかわいいスライム2』小学館, 2022 アリスとルンルーンの関係から人間とホビーの関係性を描いたルンルーン編の続きから、異世界転生を挟んで夏休みの日々を描いた第2巻。 前回読んでから間が空いてしまい、アニメで先に面白さを味わって

2024年12月の読書まとめ+『「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき』『論理的思考とは何か』『グッドモーニング・キス 22』『晴れた日は図書館へいこう』紹介と感想

12月も仕事に役立てられないかなと前半は実用書を読んでましたが、良いクリスマス絵本に出会えたり、比較的幅広く小説を読めたりと、忙しい年末にしてはしっかり読書できていたなと思います。 坪井貴司『「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき』講談社, 2024 脳腸相関に興味が出て来たので、分かりやすく全体像を知ることができそうだと思い読了しました。 脳腸相関の基本から、睡眠や記憶、様々な疾患などにおける働き、腸と他の臓器の相関はどのように起こっているのかなどが

2024年5月の読書まとめ+『宙海町ねこまた堂』『アニマル横町24』『さつまと飼い主』『おとりよせっていいな。』感想

5月は仕事が始まったことで、予想通り小説を読むペースがダウンしてしまいました。 それでも、レックス・スタウトやジョルジュ・シムノンの今年出版された本邦初翻訳本を読めたりと満足度は高かったです。 また、寝る前読書を中心に漫画は良いペースで読めました。 もなか『宙海町ねこまた堂』(2024) 気付いたら宙海町という所で目覚め、ねこまた店主が営むアンティーク店にお世話になることになったミハト。天使やシロクマ、ペンギンなども暮らしている不思議な町で過ごしながら、なぜこの町へ来たの

2024年6月の読書まとめ+『ラディカル・ホスピタル 40』『税金で買った本 11』『うめともものふつうの暮らし 8』感想

6月は週に1冊ペースで小説を読めました。 急にヘレン・ヘイズのマープルを再見したくなったため、小説は久しぶりのミス・マープルを中心にアガサ・クリスティー再読が多かったです。 再読で感想を書いてない漫画も含めて、小説もマンガも好きなシリーズが中心の1か月だったので満足度の高い月でした。 同時に、アニメに合わせて前々から読もうと思っていた小市民シリーズに手を出せたのが嬉しかったです。 ひらのあゆ『ラディカル・ホスピタル 40』(2024) 25周年の40巻。最初の頃と比べる

2024年7月の読書まとめ+『もふピヨ』『紫京院ひびきの華麗なるお遊戯 1』『ぷにるはかわいいスライム 1』『豆狸のバケル 1』感想

7月は小説と漫画ともに程よく読め、小説も新規と再読のバランスが良かったので満足しています。 特に、読めていなかった『アフター・アガサクリスティー』を読んだのは大きかったです。 さんぽいも『もふピヨ』(2024) もふピヨ達が暮らすもふもふの里の四季折々の中で、もふピヨの日常と多量のもふもふを描いた癒しの一冊です。 もふピヨの少し精神不安定な部分が程よく癖になる世界観になっています。 こんなに日常的にもふもふできる環境は夢の里すぎて過剰摂取注意ですね。もふもふになってもふも

2024年10月の読書まとめ+『あくまのかんづめ~周防パトラのエッセイ集~』『スロウスタート12』『税金で買った本12』『世界の雪景色』紹介と感想

今月は小説にエッセイに絵本に漫画に写真集と、数は多くないけど種類的に結構盛り沢山な読書になったと思います。 周防パトラ『あくまのかんづめ~周防パトラのエッセイ集~』エムディエヌコーポレーション, 2024 VTuberとして活躍する周防パトラ初めてのエッセイ集になります。 生い立ちから配信裏話、好きなものの話しなどエッセイの他に、上坂すみれ、真鍋賢行との対談や悪友Mちゃん書下ろしの漫画など盛り沢山の内容になっていました。 パトラの本音が余すことなく描かれており、配信で魅

2024年11月の読書まとめ+『追憶の欠片』『税金で買った本13』『ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム』『徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』紹介と感想

今月は自費出版のエッセイに名作児童書に古典文学にと、いつにも増して不思議な読書傾向の月でした。 山本重光『追憶の欠片』文芸社, 2022 母が認知症で思い出を忘れていくのをきっかけに、自分もどんどん忘れていくのだろうかと考えた著者が、自身の人生を振り返るエッセイです。 中心となるのは十代の頃の思い出であり、後半に父について触れています。 父が教師であったため転勤も多く、北海道内の様々な場所で幼少期を過ごしたが、どの土地にも様々な思い出がありました。 自分はこんなに幼少