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銭形平次について

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大川橋蔵・主演 銭形平次 第171話「いのちの鏡」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:岸生朗 監督:長谷川安人 あらすじ 夜間、平次の家へ女が一人訪ねてくるが、お静が家の中から出てくると女の姿は消え、高価な手鏡が地面に落ちていた。 それから暫くして、女が身投げしたと八五郎が駆け込んできた。 米沢町で小唄の師匠をしている豊千代で「鏡、鏡」とうわごとを呟いているらしい。 平次は豊千代が運び込まれた朴庵先生の家を訪ねると、豊千代はすぐに亡くなり、その妹が飛び込んでくる。 鏡は、祝言の約束をした直次郎に貰ったものだと

大川橋蔵・主演 銭形平次 第170話「お関殺し」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:櫻井康裕 監督:長谷川安人 あらすじ 両国で人気となっている一座の看板太夫・水芸のお関は、その傲慢な態度で皆から疎まれていた。 そのお関が、食事を口に運んだ後に苦しんで倒れてしまう。 雑炊の大鍋には毒が入っていないため、お関を狙ったものと推察されたが、事件当夜の証言からは、お関の椀に毒を入れることは不可能なように思えた。 万七が状況証拠と厳しい責めで容疑者を落とそうとする中、平次は丁寧な捜査で不可解な毒殺事件の謎を解いていく

大川橋蔵・主演 銭形平次 第169話「仮面の女」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:岸生朗 監督:佐々木康 あらすじ 面打ちの師匠が殺され平次が弟子たちに聴取をしていると、師匠の娘・お妙と良い仲である弟子の喜三郎が怪しいとの話があり、状況証拠も喜三郎が犯人だと訴えていた。 喜三郎は失踪し、事件は未解決のままになって三カ月、お妙は弟子の一人だった源太郎と祝言を挙げることになった。 そんな噂をした夜、八五郎と爲吉は失踪していた喜三郎に遭遇する。 明日は婚礼というその時、喜三郎を見つけた平次は、喜三郎の頼みを聞き

大川橋蔵・主演 銭形平次 第168話「紫陽花は知っている」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:浅井昭三郎 監督:長谷川安人 あらすじ 身投げ女の死体が見つかり平次が現場にかけつける。 死体を改めたところ身重であることが分かり、握っていた手の中には季節外れの紫陽花の花が握られていた。 死んだのはお加代という山城屋の女中だった女だが、ふしだらだという理由で3日前に店を追い出されていた。 お加代と良い仲と噂の男、氏家敬四郎を探す平次。 その頃、爲吉達は死体発見現場の側で死んだはずのお加代が佇んでいるのを発見し度肝を抜かす。

大川橋蔵・主演 銭形平次 第167話「献上氷秘」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:浅井昭三郎 監督:長谷川安人 あらすじ 夏のある日、献上品の氷が江戸へと運ばれてきた。 しかし、明日は献上という時になって氷が盗まれる事件が発生。 夜回りをしていた平次と八五郎は、相良藩の侍達に追われていた銃弾により怪我をした人足を助ける。 相良藩では人足達が犯人だと決めつけ、散々痛めつけたあげく、3日で犯人が見つからなければ彼らを犯人として届け出るという。 町方は関わるなと命令を受けるが、平次は自分の十手をかけて相良藩が必

大川橋蔵主演「銭形平次」(1966~1984/全888話)+映画1本(1967)

1966年5月4日から1984年4月4日まで全888話が放送された、大川橋蔵が銭形平次を演じたシリーズです。 初期の10年位は毎週休みなく放送されていました。 同一主演で全888話を演じたドラマシリーズは世界最長の記録となります。 (ちなみに、松平健が徳川吉宗を演じた「暴れん坊将軍」は、全823話になります) また、この時期のドラマとしては珍しく、全888話の映像が全て残っているドラマでもあります。 ドラマ『銭形平次』(1966~1984)について 勧善懲悪捕物帳ドラマ

大川橋蔵主演・銭形平次 第108話「腐れ縁」(1968) 万七感想

あらすじ 平次の不調を尻目に、万七が次々と手柄をあげていく。 どうやら、万七は泰造という男に協力をしてもらっているらしい。 ある晩、泰造の一味と酒を飲み交わしていた万七。 万七が酔って眠り込んだタイミングで、泰造達は御金蔵破りを行う。 現場周辺から逃げ出すために利用される万七。 次の日、平次が万七へ泰造のことを訪ねると、万七もある事に気づく。 心配になり直接泰造へ話を聞きに行くが、逆に追いつめられる万七。 その頃、平次はヤクザ者に変装し、敵の本拠地へ乗り込んでいた。 泰造

大川橋蔵・主演 銭形平次 第114話「山刃の掟」(1968)

あらすじ 平次が寝ようとした直後、八五郎が御徒町の旅籠・大野屋で殺しがあったと駆けつけた。 万七が一足先に現場に駆け付けると、山窩が使用する山刄(うめがい)で宿泊客の男が背中を一突きされて殺されていた。 平次達も到着し、宿の関係者や宿泊客へ尋問を始めると、宿泊客の新藤半九郎の荷物から被害者の財布が見つかり、万七は半九郎を犯人と断定する。 宿からの帰り道、呉服の商いで宿泊していた安之助が犯人を見たと告げに来た矢先、賊の集団に襲われ話す間もなく安之助が殺害される。 平次は、宿

大川橋蔵・主演 銭形平次 第116話「四人目の男」(1968)

あらすじ 山岳山人が船宿・鶴喜からの帰り道に殺害された。 平次は、傷口が別々の刃物で二つ付いている事に疑問を覚える。 更に、娘に遺留品を返却しに行くと、持ち物から印籠が消えている事を指摘される。 山岳山人の身体には卍の入墨があり、調べにより抜荷の罪で手配中の男であることが分かった。 事件はすぐに落着するかに見えたが、「自分が殺した」と名乗る人間が次々と現れ始める。 果たして真犯人は誰なのか? その動機は何なのか? 平次は、事件の背後に未だ隠れている人物を追いかけていく。

大川橋蔵・主演 銭形平次 第119話「狂犬」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:岸生朗 監督:長谷川安人 あらすじ 殺しも躊躇わない3人組の凶悪な賊が江戸を荒らし回っていた。 今まさに盗みに入った上總屋で人を殺していた首領の紋次を、背後から女将が殴りつけた。 平次が捜査を開始すると、紋次達は駕籠屋を殺して逃げたことが判明する。 地道に捜査を続け、徐々に賊へと迫っていく平次。 自分たちが傷をつけた女と、その病身の父を人質に立てこもる紋次達は、身を守るために殺しを重ねていく。 平次も負傷する中、事件はどのよ

大川橋蔵・主演 銭形平次 第120話「炎を呼ぶ女」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:松山威 監督:長谷川安人 あらすじ 島田屋で火事が起こり、土蔵が焼け落ちてしまった。 更に、朝になると島田屋の主人が朝参りへ行った先で首を吊った姿で発見される。 どうやら、旗本の家宝が焼けてしまったとのことで、それを苦にして自殺したのではと思われた。 平次は、火の気のない土蔵が燃えたのは火付けではないかと検討をつけ、島田屋へ恨みのある者の犯行ではと調べを始める。 土蔵が燃える前に島田屋へ「六兵衛が会いに来るから」と伝えに来た

大川橋蔵・主演 銭形平次 第128話「鏡の中の顔」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:浅井昭三郎 監督:長谷川安人 あらすじ 祝言間近の太田屋の娘・お千代は部屋の鏡を見ながら、幼い自分を助けてくれた男のことを思い出していた。 結婚前に一度再会したかったとお辰へ話すと、笠のかかった月の晩に手鏡をかざすと思い人や探し人が写るという言い伝えを教えてくれた。 月夜の晩に試してみたお千代の手鏡に、見知らぬ男の顔が浮かぶ。 ある日のひょうたん。お千代お千代と呟きながら飲んでいる男がおり、お千代と友人のお弓は、彼女が祝言

大川橋蔵・主演 銭形平次 第129話「ふくろう組異聞」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:井手潤一郎 監督:佐々木康 あらすじ 見張りの武士ですら皆殺しにして盗みを働く凶賊・ふくろう組。 しかし、白井という侍が一命を取り止め、斬りつけた時に見た一味の一人の顔を平次へ伝える。 早速、人相書きが町中へ回され、平次は密告を元に一味の一人を捕まえる。 密告したお秀は、賞金の為に売ったのだと仲間内から村八分にされる。 しかし、お秀には賞金が必要な理由があったのだ。 一方、平次は捕えた男が隠していた、仲間内で合図をする笛を頼

大川橋蔵・主演 銭形平次 第130話「潮風の歌」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:高橋稔 監督:長谷川安人 あらすじ 髪床で働いているが不器用で上手くいかない源助は、今日も客や店主に怒鳴られていた。 所変わって万七と清吉は、評判の女中・お波に惹かれて料理屋へ足を運ぶ。 二人で酒を飲んでいると、女中の悲鳴が響き渡り、駆け付けると蝮の池松が死んだ場面に立ち会うことになる。 平次も駆けつけ捜査を始めると、源助が捜査線上に上がってきた。 源助とお波、それに文吉を加えた3人は同じ故郷から江戸に出て来た幼馴染だった。