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銭形平次について

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銭形平次についての記事をまとめています
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#ドラマ感想文

大川橋蔵・主演 銭形平次 第135話「呪われた能面」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:柴英三郎 監督:長谷川安人 あらすじ 能の名門の家で起きた殺人事件。 千次郎という後の家元と目されていた男が一刀のもとに切り捨てられ、その際に能の面も真っ二つになった。 平次と万七が捜査に乗り出すが、家元は名誉を考え騒ぎ立ててほしくないと考えていた。 皆が黙り込む中で、平次は血だまりを洗った跡を発見、殺人事件として捜査を続ける。 そんな中、家元の傍に使える弟子である千介という男が、平次に協力を申し出る。 事件は兄弟間での跡目

大川橋蔵・主演 銭形平次 第137話「三日だけの子守唄」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:浅井昭三郎 監督:佐々木康 あらすじ ある夜、源吉は道端で泣いている赤子をみつけ、放っておけなくなり家へと連れて帰ることにする。 その帰り、路地裏で死んでいる女性の死体を発見した源吉は、為吉とお民に相談し、平次の家へ報告へ行った。 早速、死体発見現場へ行ってみた平次。 現場から死体は消えていたが、鈴を見つける。 次の日、土座衛門としてあがった女の死体が、昨夜の死体と同一人物だと推理する平次は、旗本や大名が絡む事件だと狙いをつ

大川橋蔵・主演 銭形平次 第140話「春姿一番手柄」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:野上龍雄 監督:佐々木康 あらすじ 正月を迎えた江戸は、2年ぶりに現れた義賊・ましら小僧の話題で盛り上がっていた。 平次も、羽子板を楽しんだり、お静と正月を祝ったりしていたが、ましら小僧の一件で仕事へ出かけることになった。 一足先に芸人宿へ踏み込みをかけた万七は、芸人を片っ端から取り調べ始める。 そんな騒ぎを尻目に、瓦版屋が面白半分で仕込んだネタだと気づく平次。 騒ぎの元凶に説教をして事件は解決したと思われたが、再び現れたま

大川橋蔵・主演 銭形平次 第141話「金色の指」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:高田宏治 監督:鳥居元宏 あらすじ 姉を追って江戸へ出て来たおきみは、死んでいた姉の墓へ来た際に岡っ引・音羽の吉兵衛が殺される現場を目撃する。 次の日、平次が調べに乗り出すと現場にはノミが落ちていた。 吉兵衛の妻に聞き込みに行くと、吉兵衛が御禁制の品を追っていたのではとの手掛かりを得る。 そこに現れた飯田屋和三郎と河内屋から、大工の政造が吉兵衛を恨んでいると情報を得た平次。 しかし、平次は吉兵衛殺しには大きな裏があると睨んで

大川橋蔵・主演 銭形平次 第142話「三千両の恋」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:飛鳥ひろし 監督:長谷川安人 あらすじ 踊りの師匠・水本賀奈女を殺して部屋から何かを探す男。そこにお弓ちゃんが現れ死体を発見する。 男は急いで隠れるが、お弓ちゃんは一瞬姿を見ることができた。 この一連の流れを男の仲間が外から眺めていた。 その後、犯人グループと思われる一味に襲われるお弓だったが、そこに助けに入ったのは専次という植木屋の若者だった。 急速に近づいていく二人に落ち着かない八五郎。 果たして殺しと恋の顛末は如何に?