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銭形平次について

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銭形平次についての記事をまとめています
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2024年12月の記事一覧

大川橋蔵・主演 銭形平次 第159話「あらくれ馬子唄」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:高橋稔 監督:長谷川安人 あらすじ 泥酔してヤクザ相手に喧嘩していたところを万七に捕まった馬方の岩吉は、朝になって番屋で騒いでいた。 そんな岩吉を丁子屋の女将・お園が迎えに来た。どうやら、岩吉はお園を崇拝しており頭が上がらない様子だ。 お園に番頭の治兵衛と仕入れのために八王子へ行って欲しいと頼まれた岩吉は早速出発する。 酒を飲みながら道中を進んでいた岩吉だが、のどかな状況は一変する。 ゴロツキ達に囲まれた岩吉と治兵衛は、二百

大川橋蔵・主演 銭形平次 第160話「麝香が匂う」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:東條正年 監督:長谷川安人 あらすじ 越後屋から金を借りたの帰り道、突如辻斬りに切り殺された山形屋の主人。 平次は山形屋の手に竹刀ダコがあることに疑問を抱く。 山形屋で聞き込みを始めると、山形屋の事を聞いていく侍の存在が浮かび上がる。 手文庫の中に残されていた文面を頼りに安楽寺の墓地へ向かった平次は、福井左衛門の墓の周囲に女の足跡が残されているのを発見する。 切腹して果てた侍から事件を辿る平次は、過去の御用金強奪事件に絡む因

大川橋蔵・主演 銭形平次 第161話「消えた千両箱」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:松山威 監督:鳥居元宏 あらすじ 島帰りの父を持った章太は、今まで理不尽な目に合ってきたが、それでも真面目に働こうと歯を食いしばって来た。 しかし、謎の女から千両箱を2つ盗み出す仕事を依頼され、つい手を出してしまう。 章太は盗みの現場で店の手代に見つかり、勢いで自分の鑿を使って刺してしまう。 金を盗まれた田島屋は、千両箱を盗まれたことで店が立ち行かなくなるが、金を借りに行った伊勢屋から手荒に扱われる。 現場に落ちていた鑿を手

大川橋蔵・主演 銭形平次 第162話「金魚殺人事件」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:高橋稔 監督:長谷川安人 あらすじ 金魚売り・八十吉の声に合わせて子ども達が付いていく。お静や為吉も金魚を買い、今日も平和な日常が流れていた。 しかし、その日常は一変する。大黒屋の妾が殺され、八十吉が妾の話し相手になっていたことを知った平次は家まで行くが、孫娘を置いて旅に出たという。 孫娘に情報をもたらした隣に住む九助に会うが、お調子者で掴みどころがない。 平次は、八十吉を探すことが妾殺しを解決する手掛かりになると考え捜索を

大川橋蔵・主演 銭形平次 第163話「盗賊の恋」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:松山威 監督:佐々木康 あらすじ 夜の見回りをしていた平次達は盗賊を見つける。 見つかった盗賊は鶴吉という男で、逃げる途中で幼馴染・お多恵の父親が襲われる場面を目撃する。 お多恵に宛てた品物を託して父は死に、託された鶴吉は平次から辛くも逃げ延びた。 鶴吉はお多恵へこっそりと遺品を届けた後、最後の仕事へ取り掛かる。 その頃、平次は死んだ男が元大泥棒である事を突きとめ、お多恵の元まで辿り着いていた。 紹介と感想 殺さずの盗賊