野村胡堂『銭形平次捕物控』第21話~第25話 紹介と感想
第21話「雪の精」(『オール讀物號』1932年12月号)
野村胡堂『銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ』嶋中書店, 2004, p.291-325
あらすじ
越後屋佐吉と女房・お市が雪の日の夜に酒を飲んでいると、ドアを叩く音が聞こえる。
お市が外へ出てみるが誰もいない。と思う間もなくお市の首が一瞬で切り裂かれた。
現場には下駄の足跡が残っていたが、周囲には誰もいない。
佐吉に直接頼まれた平次は、八五郎へ調べを頼む。
不可解な状況で起こった殺人事件に、平次の明智が光る。