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はじめまして、「おざぶ」です。 どうぞ、ご贔屓に。

あの…会社を作りました。


起業するつもりなんてなかったのに、気がついたら会社を作っていました。名前は、「株式会社あんまん」です。

特に理由もなくできたので、自分や誰かの心が「ほくほく」することを、やれる箱になってくれたらいいな、と思っています。そう、蒸し立てのあんまんを頬張る、あの時のように。

それで、さっそくなんですが、友人のひらやまさんと一緒に、事業をひとつ、始めました。それが、銭湯の上のオープンスペース「おざぶ」です。

事業を始めるなんていうとたいそうなことに聞こえるかもしれませんが、全くそんなことはありません。部屋を借りてしまったのです。ノリと勢いで。そして、謎に一年家賃を垂れ流したあげく、それでもこの場所が好きなので、どうにかこうにか事業にできないかなと考え始めました。

ミャンマーで貧困層の女性を雇用すると意気込んていたHerBEST時代の私を知っていらっしゃる方からすると、今回はだいぶ肩の力の抜けた事業に思われるかもしれませんが、事業をする「てざわり」だけは、同じように大事にしたいと思っています。

オープンスペース「 おざぶ 」 のこだわり


こだわり、なんて大したものじゃありませんが、やりたい放題、わたしたちの「好き」を詰め込んだので、「おざぶ」はなかなかに良い空間になっています。自分でいうのもどうか、とは思うのですが、まぁでも、せっかくなのでご紹介させてください。

まず、「おざぶ」っていうからには、皆さんにまずご紹介したいのが、こちらのお座布団です。京都、嵐山のPlatzさんに仕立てていただきました。ふっくらしていて、最高に可愛くないですか?

お座布団、かわいい。

このかわいいお座布団に、みんなが座って「わいわい」してくれたらいいなぁ。そんな願いを込めて、丸くなって座れる数6個、揃えています。

他にも、京都で出会った謎の古家具のカウンター。アフガニスタンの平和を込めて織られたというウォーラグ。すんごいかわいい照明( 語彙力 )
料理好きにはたまらない業務用コンロ。

コンロは奥の方、カウンターは左、ラグは床なので見えないです(ごめん)

謎に、備品も充実してます。骨董品屋さんで爆買いした小皿を買うところまでは良かったんです。でも、あれよあれよと増えちゃいまして、たこ焼き機だの、餅つき機だの、パスタ製造機だの、エスプレッソマシーンだのあります。

極め付けはこれです!トルティーヤを潰すためだけにこの世に存在する、トルティーヤプレス!!!!タコス屋さんのよしきくんのおすすめで購入したわけですが、タコスイベントの時以外は、ご立派な「ぶんちん」としてご活用いただけます。*台風並みの強風にも耐えると思います。

噂のぶんちんトルティーヤプレス

そして、大事なことをお伝えし忘れていました。ここ、銭湯の上にあります。もう一度言います。銭湯の上です。そして窓からスカイツリー見えます。特大です。もうこの二つも、備品扱いでいいですかね?風呂後にスカイツリー見上げてのむビール最高です。

とにかくこんな感じでやりたい放題やったわけです。おかげさまで、自分たちでもびっくりするくらい、いい空間ができました。断っておきますけど、いい空間ってラグジュアリーみたいな感じの方向じゃないです。実家のいいところ寄せ集めみたいになりました。

ほらね。

おざぶではじめたこと。


気がついたら、「いい空間」ができていました。でもね、肝心の中身がないわけです。なので、とりあえず活用してみることにしました。

手始めにイベントをやってみました。イベントって言っても、大きなものではないです。銭湯の後にビールを飲みたい人をただ集めた「おざぶでゆるり」だとか。なんか友達といい感じのところで、飲みたかったので始めた「おざばる」だとか。

ただ、そんなこんなでやっていたら、おかげさまで私たちと同じように、この場所を気に入ってくれる人たちとご縁をいただいて、なんだかちょっと「いい感じ」のイベントも開けるようになってきました。

トルティーヤプレスの話で登場したよしきさんが、開いてくれたタコス屋さんは大繁盛。こんちゃんの企画したスパイス料理家ますみさんの「スパイスとおつまみの会」も大変盛り上がりました。

怪談師の有野さんとは「おざぶで怪談」という、怪談の会を企画。いい大人が、揃いも揃って、お座敷で、暗くして丸くなって、怖い話を聞く夏の夜。しかも謎にその日は雷雨だったので、すごく怖くて。最高でした。

その他にも、無印のカレーを片っ端から食べたり、餅つきをしたり、花火を見たり、書ききれないほどの皆さんの「やりたい」に支えていただいて、なんとか、ここまでやってこれました。

とにかく、なんなんですかね。親バカかもしれませんが、この場所には来る人たちをなんだか「ほくほく」させてしまう、不思議な魅力があるのだろうと思っています。でもそれは関わってくれたみなさん一人一人と作ってきたもの。本当に、ありがとうございます。

「おさぶ」と「あんまん」のこれから


え?どうしていきます?

「いや、私に聞くなよ」って感じだと思うんですが、特に方針とか方向性とかビジョンとかミッションとか計画とかKPIとか、ないです。今後作られることもないです。しいていうなら、「運営費稼ぐぞ、じゃないと潰れる」なので、みなさんと一緒に色々作っていけたらいいんだけどなぁと思ってます。

今はイベントやワークショップに利用してもらったり、イベントを企画したりしています。飲み会などで、ゆっくり利用してもらうこともあります。良い光が入るので、写真撮影に使ってもらったりもしました。「他にもこんな使い方あるぜ」は、ご利用者さんのアイデア次第です。ちなみに今、こんなのやってる。

私だったら?私だったら、確実に休日のお一人「お籠もり場所」として使いますね。銭湯入ってビール飲んで、和室で思いっきりだらだらしますね。夜は友人とご飯作ったりもして。たこ焼きパーティーとか。

おさぶのたこ焼き機は火力もいいぜ

株式会社あんまんとしては、楽しい人たちと楽しいことやっていたいな、と思っているし、あんまんのように「ほくほくした場所」を運営していけたらいいなと思ってます。ほんで、なんかこういう「おざぶ」みたいな場所が長く続いたらいいなぁ、くらいにゆるく構えています。まぁ、とりあえず一度、来てみてよ。

なんという、締まりのないnoteなのでしょうか。
まぁいいのです。こんなことを始めましたよ、たまにnoteに書こうかな、というご挨拶のnoteです。

はじめまして、「おざぶ」です。これからどうぞ、ご贔屓に。

むーこ、ひらやま(2024/09/26) 

むーこ(左)とひらやま(右)でお待ちしています。

★おざぶをご利用になりたいと思ってくださった皆様へ★


番外編:今回の登場人物

おざぶの周りには愉快な仲間たちがいっぱい。勝手にご紹介し推していく、こちらのコーナー。タイトルはむーことひらやまの独断と偏見でつけさせていただいております。( 変更のご要望は受け付けます )

あの夏を呼び戻す怪談師 : 有野さん

怪談師、という職業の方に初めて会いました。怖い話を繰り出すとは思えない爽やかな声。爽やかな見た目。ええ。好青年です。え、そんな人が話す怪談、怖くないでしょ〜、とお思いですか?ところがどっこい、サイコパス味があって実にいいです。有野さんが、誰一人おいていかないからですかね、修学旅行のあの夜を思い出すような、どこか心ときめく怪談会になります。最近はニックネームが欲しいんだって。私は、「あーりん」って呼んでる。好きな島は青ヶ島。多分寂しがり屋。

あーりんのyoutube

誰かの素敵を本に変える編集者:こんちゃん

私がこんちゃんについて知っていることは、「食べるのが好き」くらいです、実は。おざぶの端っこに座って「うんめえ、うんめえ」言いながら食べてくれるんですけど、本当は結構いいお仕事されるかたでして。いくつかプロデュースした本を読みましたが、どれも1ページ1ページに愛がありました。あ、この人、人が好きなんだろうなと感じる本たちです。

こんちゃんプロデュースの本たち。

スパイスマジシャン:ますみさん

うまい、以外の感想がないくらい、うまいです。ますみさんのお料理。特に私が好きなのは「あちゃーる」なるものなんですけど、「いりこ」が「干したイワシ」であることを忘れてしまう美味しさです。まさにマジシャン。めちゃくちゃお酒に合うやん!さぞかしご本人もお酒がお好きなのだろう、と思ったら、ご本人ノンアルでした。タロットカードの修行を積んだ経験があるそうです。謎が深い。赤が似合う。

こちらがますみさんのスパイス本

タコスは飲み物 : よしきくん

本業がタコスかと思ったけど、違った。デザイナーだった。タコスが上手なのかと思ったけど、なめろうも得意だった。タコスは食べ物だと思っていたけど違った。飲み物だった。ちょっと怖いのかと思ったら、すごく優しかった。休日はモルックを嗜んでいる。そんなギャップの神様、よしきくん。ねえ、あなたの一言で購入しちゃった巨大な「トルティーヤプレスぶんちん」の活用方法教えて?


むーこ頑張れ!と思った方は、サポートいただけると嬉しいです。サポートで帰国して報告会をひらくのが夢です。