見出し画像

【カヌーポロ】いよいよ世界選手権が開幕します!

いよいよ今月、15日~20日に中国にて世界選手権が開催されます。
世界選手権は2年ごとに開催されており、1994年の第1回大会から今回でちょうど30年です。また、2004年のみよしで開催された以来、20年ぶりのアジア開催の世界選手権でもあります。
今までもヨーロッパ選手権や世界選手権を私なりの事前予想や振り返り記事を書いてきましたが、今回も大会直前ということで書いていこうと思います。

男子シニア

22ヶ国参加。1次リーグはA~Fの6グループに分かれて戦います。上位2ヶ国が勝ち上がります。本来24ヶ国の枠ですが、ブラジルとオランダがエントリー後にキャンセルしたため参加国数が減りました。
では、早速各グループを見ていきましょう!

GroupA

今回、日本はここのグループにいます。前回王者ドイツとベルギー、そして日本の3チームのみです。前述の通りブラジルとオランダのキャンセルがあり、組み合わせがずれるとともに、本来4チームのリーグなのに一つ欠けてしまいました。
日本としては非常に大きなチャンスが訪れました。ベルギーに勝ちさえすれば12位以上確定という状態です。今までを思い返してみてもここまでの良い組み合わせはなかったんじゃないかと思います。
ベルギーは決して弱い国ではありませんが、ヨーロッパの中で見ればランクの低い国です。昨年のヨーロッパ選手権の結果を見ても下から2番目の順位であることからも勝ち上がれる可能性は高いと言えます。
注目の試合は以下の時間にやります。
10/16 13:50 pitch3 vs Germany
10/17 8:00 pitch1 vs Belgium
※時間は現地時間です。

GroupB

スペイン、ニュージー、スウェーデン。こちらもキャンセルの影響で3ヶ国のリーグです。近年すっかり強豪国となったスペインは疑うことなく1位通過するでしょう。そしてニュージーランドの2位通過が濃厚です。特に波乱はなさそうです。

GroupC

イタリア、台湾、マレーシア、中国とほぼアジアのリーグです。
こちらもイタリア、台湾が順当に勝ち上がると予想します。マレーシアが近年実力をつけているものの、上の2ヶ国を覆せるほどの実力はないと思います。
また、世界選手権初参加「眠れる獅子中国」ですが、今大会は目覚めることはないでしょう。

GroupD

2大会ぶりの出場のオーストラリア。カヌーポロ黎明期に世界選手権3連覇を成し遂げた国でもありますが、近年は中堅国といった印象。今回の代表は知らない選手ばっかりだし情報が少なく実力がどんなもんかはよくわかりません。イギリスに関して言えば、前回世界選手権では非常にロースコアなチームでしたが、最近の動画を見る限り攻撃的な選手が増えてきた印象です。
イギリスの1位通過は堅いと思いますが、ポーランドとオーストラリアのどちらが勝ち上がるか注目です。
アメリカはまぁ・・・いつも通りでしょう。

GroupE

昨年のヨーロッパ選手権王者のデンマークがいます。1位通過は間違いないでしょう。エースの9番は先日のヨーロッパクラブチーム選手権でLiverpoolの中心選手として優勝に貢献。今、ポロ界で最も注目度の高い選手だと思います。いずれこの人についての記事も書きたいな・・・。
その他のトピックとしては、南アフリカが久々の出場、香港は2大会連続出場ですが、両国ともスイスを破るような実力はないと思います。

GroupF

一番読めないリーグです。前回あまり結果が振るわなかったフランスが今回はどこまで力をつけているか。ポルトガルは昨年のヨーロッパ選手権では下位リーグに落ちてしまいましたが、その中ではスイス、ポーランドといった中堅国を抑えて最高位。
そしてイラン。2018年以来、久々の出場です。
この時は上位リーグに進み、そこでもイギリスを破るなど強豪国相手に互角以上の戦いを繰り広げました。
果たして今回のイランはどこまでいけるのか注目です。

女子シニア

17ヶ国出場。A~Dの4リーグで各リーグ上位3ヶ国が勝ち上がります。
日本はと言えば、Dリーグ。ニュージー、スイス、スウェーデンがいます。ニュージーはかつて世界選手権を制したこともある強豪国。スイスは近年実力をつけてきています。これらは確実に日本より格上の相手です。
重要なのはスウェーデン。ランキング的には1個上、様々な動画を漁ってみたところ日本との実力差はあまりなさそうです。ただし、北欧女子は体がでかい人が多いのでパワーがあるのとパドルキャッチや艇操作など基本的なスキルは押さえているのである程度ちゃんとしたカヌーポロが成立しています。この相手をどう攻略するのか、楽しみにしております。

男子U21

20ヶ国出場。女子シニア同様にA~Dの4リーグで各リーグ上位3ヶ国が勝ち上がります。
U21カテゴリは、選手の入れ替わりがあるので、その世代の選手が充実しているか否かで実力が大きく変動します。
競技人口の多い国(ドイツ、イギリス、スペイン、フランスなど)は選手層が厚いので安定して強いですが、中堅国辺りは突然すごい選手が現れて急に順位を上げることがあるので面白いカテゴリです。
このカテゴリではオーストリアと中国が初出場。リトアニア、チェコなど他カテゴリで馴染みのない国が出てくるのも面白いです。
前回世界選手権に続き、今回も私はチェコを推したいと思います(笑)
日本はと言えば、ドイツ、ニュージー、スイス、シンガポールと同じ組。このうち3位以上にならないと勝ち上がることができません。
シンガポールに勝つのは大前提として、ニュージー、スイスのどちらかを倒せるでしょうか。このカテゴリも期待しております。

女子U21

12ヶ国出場。このカテゴリはアジアから5ヶ国参加しますが日本はいません。マレーシア、タイ、中国が初出場。
このカテゴリはあまり波乱が起きず、イメージ通り強そうな国が大体勝ちます。
特にデータを持っているわけではないので、特筆事項はありません。

最後に

各国の詳細分析や順位予想なども書こうと思ったのですが、難しいのでやめておきます(笑)
とはいえ、何も言及しないのはちょっと逃げ腰な気もするので、シニア男子はドイツ優勝!ではなくデンマークを推しておきます。

【追記】
日本の各カテゴリの試合時間をまとめましたので載せておきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?