
そんなとこでやってるの!?僻地のカヌーポロ
カヌーポロはマイナーなスポーツですが、世界選手権や大陸ごとの選手権が開催されるほどまでには普及してきました。同じ競技を愛好する仲間が世界中にいるって、とても素敵なことだと思いませんか?
私自身、カヌーポロにドハマりした最初のきっかけは国際大会への出場でした。初めて出場したのはドイツでの世界選手権。たくさんの国の代表が出場しており、とても興奮したことを今でも鮮明に覚えています。
それからだいぶ月日が経ちましたが、カヌーポロをやっている国・地域は今も徐々に増えています。今回は、どこに需要があるのかわからない超絶マニアックなネタを記事にしたいと思います。
マルタ共和国


地中海にポツーンと浮かぶマルタ共和国でもカヌーポロをやっています。2010年頃から始まったとされており、歴史は比較的新しいです。実は私はこの国に旅行したことがあり、実際に現地を見てきましたが、街中にコートがあっていい環境でした。
まだ国際大会への代表チームの出場経験はありませんが、いずれ出てくるかもしれません。ちなみにMalta International Canoepolo Openという大会を開催しており、いつか機会があれば参加してみたいです。

ルーマニア
こちらもカヌーポロでは馴染みのないルーマニア。首都のブカレストなどにチームがあるようです。こちらは情報が少なく、いつ頃始めたのかなどはわかりませんでした。ただイギリス代表を招いたりしているので強化はしている模様です。
フランス領ギアナ

こちらは国ではなく、フランスの海外地域圏。ネットを泳いでいたところ偶然発見し、こんなとこでもやっていたのかと驚きました。
フランス本土への大会参加など、積極的に活動しています。何より面白かったのが、2017年のパンアメリカン選手権(開催国アルゼンチン)への出場。Facebookには遠征の様子が載っているのですが、なんと川をボロボロの船で移動するなどなかなかの大冒険で面白かったです。苦労の甲斐あってか、初出場ながら準優勝していました。国ではないので世界選手権の参加はできるのかわかりませんが、今後も動向が楽しみです。
フランス領レユニオン島

こちらもフランスの海外地域圏。世界遺産にもなるようなステキなところらしいですが、日本からは相当遠いため全然知らないですよね。こんなところでもカヌーポロやってるなんてすごいことですね。
エジプト
エジプトも2,3年前からカヌーポロを始めました。

CPSがまだカヌーポロの普及していない国に道具をサポートするというようなことをICFと提携して始めたというようなニュースを数年前に見ました。おそらくその一環なのだと思います。いつか国際大会に出てくることはあるのでしょうか。
ノルウェー
ヨーロッパ選手権、世界選手権とも出場実績はありませんが、結構昔からやってるみたいです。元イタリア代表のフランコが移住したようで、首都オスロのチームで活動しています。National Championshipは開催されているので国内いくつかの地域に普及しているようです。
スヴァールバル諸島
最後に紹介するのはスヴァールバル諸島。どこだと思いますか?

ノルウェー領の群島で、人口2,667人という僻地です。
紛れもなくカヌーポロの北限。むしろ人類が住んでる中でもかなり限界地点ですね。


とても素敵な景色ですが、こんなとこでカヌーポロ やってるとは本当に驚きですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。マイナースポーツとはいえ5大陸に渡って普及しているうえに、とんでもない僻地にまで広がっています。冒頭にも書きましたが、世界中に同じスポーツをやっている人って素敵なことだしワクワクしますよね。