僕が同性パートナーと結婚式を挙げるまでの経過(⑦衣装合わせ)
これまでの経過記事
① ゼクシィ相談カウンター
② Bridal Plus
③ 会場選び
④ 指輪づくり
⑤ YouTube
⑥ 家族の葛藤
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ご無沙汰しております。仕事で気疲れした一週間でさぼってしまいました。
どれを記事にするかって難しいですね。今回は衣装合わせにしました。
1.衣装をどうするか?
式の開催の4か月前ほど、衣装をどうするかの相談。重要文化財の公共施設は大正ロマンの洋館みたいな風格だったのでタキシードが合うし、料亭は無論、紋付き袴ということで…
和・洋両方取り扱っていて、なおかつレンタル料金も安価なところを選んでもらいました。花嫁のドレスのような華やかさはないけれど、心躍ります。おめかし大好き。
2.「ドレスベネデッタ」との出会い
担当プランナー細井が「ベネさん」と呼ぶそこは、名古屋の繁華街に近い、ビルの中にひっそりとありました。ここで担当してくれたお姉さんは、またまたしっかりものの20代女子です。お姉さんじゃなくてお嬢さんなんですよ。でもね本当にしっかりしたお姉さんたちでねえ。悟り世代こわい~~
3.Let's!着せ替え
衣装、結構種類ありました。もっと現地で写真撮ればよかった。
気になる人はお店のインスタとか見てください(笑)
僕らは男二人での衣装合わせとなるので、バランスも非常に重要だと思いました。ここはまあしょうがないところなんだけれど、「色違いのお揃い」があんまり無かったのがやはり男女の結婚式前提というところがあります。
もちろんカラーのタキシードの組み合わせもいろいろありましたが…
着てみると…
「芸人感」がすごい(笑)
よくて、てじなーにゃ(笑)
これにつきました(笑)
なぜだろう…こんなはずはないのに…背丈もそこそこ近く、蝶ネクタイとかすると余計にお笑い感が増します。
あとは売れない地下アイドルとか、演歌歌手とか(笑)
画像で見る8頭身の白人ボーイのようにはどうにもなりませんよね(笑)
紋付き袴も、季節に合わせて薄若草色みたいなのも着ましたが…
「新春初笑い」感…(笑)
二人が似合い、セットとして締まるものを考えた時、地味で王道ではあったけれど、この衣装になりました。
じゃじゃーん
ちなみにざっと書いてますが2日間試着しました(笑)
一度決めたはずだったものの、なんか違う感を感じて
仕事の昼休みに細井と電話で打ち合わせ…衣装合わせのやり直しをオーダー。迷う花嫁は多いみたいなので許してにゃんです。
数多くある中から3種類を選んで着たのが初回でしたが、とにかく片っ端から着回し、心ゆくまで二人で着せ替え遊びをして、吟味したのでした。
周りのスタッフもニヤニヤ見てて僕らも遊ばれてる感じもありましたが…(笑)
4.所感
試着して似合うものを探し合う作業はドキドキするけど楽しいし、
細井もベネさんも正直な評価をしてくれるのでありがたいです。
とにかく衣装の豊富さも魅力ですが彼女たちの接客を見ていると本当に学ぶことが多く、きめ細やかなサービスが行き届いているなと思いました。
僕ら二人の仕事は営利企業ではないし、高額な取引をするような仕事をしないので「お客様」対応みたいなのが本当に勉強になると、ずっと彼と感動しつづけていて自分たちの日頃のサービスの不出来を反省していました。
裏話を少しすると、このきめ細やかな接客には日頃の鍛錬があるようで、
「晩婚化も進み、お客様の対象も20代後半以降となる。また花嫁の母となるとさらに上の世代であり、20代前半の同世代の感じでは失礼にあたる。お客様には安くないお金を出してもらうことになるし、かなり意識している」と話されました。指輪もBridalPlusもゼクシィもそうだけれど、本当にすごい仕事だと思います。尊敬しますね。
やはり花嫁が多い業界、女性同士の微妙な距離の測り方もありそうだし、旦那と仲良くなるのも嫉妬される対象になるし、難しい仕事だと思います。
そして花嫁側も、ドレスを着るのが結婚式で求められ当たり前になっているからこそ、その中でどの店でどの衣装を選ぶかとか選択肢が無数にあるし、こだわりすぎたらきりがないと思うから、僕は男の子でよかったと思いました(笑)
次回は。。。気長に待っててくださいね…((^^;)笑
ドレスベネデッタ
おわり