著作権の勉強と反省
noteを始める前に勉強しなければいけなかったことを、いままで後回しにしてしまっていました。
運営側から怒られたわけでも、コメントで「それ、アウトだよ!」と言われたわけでもないのですが…自発的に「これ、大丈夫なのかな?」と思って調べていくうちに…自分の甘さを知りました。
赤信号であることを知らずに渡っていました。わたしは成人していますので「知りませんでした!」では済まないと思い、今回は、著作権の勉強と反省と今後の表明としてのnoteです。りっぱな大人になるために、まずは謝罪。ごめんなさい。m(_ _)m
(以下、参考サイト)
●CRIC(公益社団法人著作権情報センター)という団体の、「デジタル・ネットワーク社会と著作権」の部分
http://www.cric.or.jp/qa/multimedia/index.html
●文化庁ホームページ「著作権なるほど質問箱」
http://chosakuken.bunka.go.jp/naruhodo/
●伊藤サム公式サイト「著作権法ガイド(無料引用のルール)」
http://homepage1.nifty.com/samito/copyright2.htm
●ライター・松沢呉一氏のブログ「お部屋1986/書影利用自由の表示について」
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20091118_030750493915360.html#more-493915360
●「aguila o sol」個人ブログ。「レビュー 著作権」などで検案し上位に出てきたものです。こちらのブログで参考にされているサイトをいくつか参考にしました。
http://aguila-o-sol.com/blog/2012/03/09/book-review-on-blog/
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①ホームページ・ブログ・SNSは「私的利用」の範疇を超える
読書感想文を自分しか見られないノートに書くことは「私的利用」にあたるが、noteなどのSNS上でそれを掲載することは「私的利用」の範疇を超えます。不特定多数の人が見るか・そうでないかがポイントです。感想文のための一部分の複製とは言え、複製の際には原則権利者から許可が必要になります。ただし「引用」については、権利者の許諾を必要としない場合があります。
私的使用のための複製は自由であるという趣旨の規定がありますので(著作権法第30条)、みずからの趣味としてホームページなどを作成する場合には複製権の処理が必要ないように見受けますが、ホームページやブログは不特定多数の人からのアクセスが可能であり、またそれを予期して作成するものであるところから、「私的使用」の範疇を超えるものであって、権利者から複製の許諾をとらなければならないものと考えます。
出典(http://www.cric.or.jp/qa/multimedia/index.html)
②文章の引用について
ある程度の制約を守った上で許諾を必要としないとは言え、「 」で引用部分を明示すること、出典(第○章 ○頁)を明示することを前提に、文章はあくまで自分の言葉が主体でなければならない、としています。
引用 他人の著作物の一部分を引用することは、それが「公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われるもの」である限り、権利者の許諾を必要としません(著作権法第32条1項)。
出典(http://www.cric.or.jp/qa/multimedia/index.html)
もちろん、読書感想文を書くにあたり「この部分を引用しないと成り立たない!」という必然性も必要です。
③本の表紙や中の画像を掲載すること
これがわたしの一番の反省すべきところです。まず、「本の著作権者」と「表紙の著作権者」を分ける必要があります。漫画家・イラストレーターのエッセイ等の書籍であれば中身も表紙も著作権者は同一であると考えられますが、ほとんどの場合は別々です。
noteで本の表紙画像を使用するには、出版社や本の中身の著作権者ではなく「本の表紙の著作権者」の許諾を得る必要があります。ただ、契約関係によっては出版社が装丁画家から著作権を買い上げている場合もあるそう。
また、「漫画のコマ」を切り抜いて画像として掲載することは「引用」として認められる場合もありますが、意見が分かれることが多いようです。
画像についてはかなり制約がかかる、という印象を持ちました。
調べた結果、「かわいい読書」マガジン自体が「アウト」な行為であることが分かりました。
出版・編集業界に身を置く方は「なにを今更…」と呆れているかもしれません。
7月頃までは、アマゾンアソシエイトというアフィリエイトサイト(アフィリエイト目的ではなく、綺麗な表紙画像を利用したいという目的で登録しました)を利用してnote上で表紙画像を掲載していましたが、ある時画像が消去されていて「アソシエイトリンクを貼ったらnoteの規約違反になるのか!」と思いスマホで表紙画像を撮影・加工してnoteに載せるようになりました。
アマゾンや楽天などの大手サイト経由で表紙画像を掲載することは違法ではないようです。その場合は表紙画像に「著作権保護コンテンツ」と表示されます。noteでは規約違反の可能性があるとして消去されたのだと解釈しておりますが、わたしは規約違反から著作権法違反へ、余計に悪い方向に進んでしまっていました。
著作権法違反で実際に出版社から抗議がくるような事例というのはほとんどないそうですが(その本の宣伝になっている、という観点から黙認していることがほとんどだそうです)、「怒られないからいいや」「みんなもやっているしわたしもやったっていいじゃん」という姿勢は非常に格好悪い、と思いました。
以上の勉強により、わたしが今後すべきことは、
・「たけしまの読書感想文」マガジン(「かわいい読書」「たたかう読書」含む)の「アウト」な部分を全て消去する
・トークノートは編集できないようなので、「アウト」なトークノートはすべて消去する
スキやコメントをくださったトークノートを消去するのは非常に心苦しいですが、ご理解いただきます様よろしくお願いいたします。
noteに登録して半年が経ちましたが、「批判」や「否定」をほとんど受けないこの「場」が本当に居心地が良く、もっとスキやコメントが欲しい!と思うようになり、画像をたくさん載せるようになったのも原因のひとつです。これからは反省を込めて、自分の文章や観察眼を磨いていこう、と改めて思いました。
自分のずるさと甘さが露呈して、非常に恥ずかしい思いです。「アウト」とか言ってお茶を濁していますし(+_+)
これからは健全(?)な読書感想文noteになるよう、精進してまいります。著作権に対してご指摘・ご意見ありましたらコメントいただけるとありがたいです!
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます<(_ _)>