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【カナダワーホリ準備】退職日から渡航日まで何日あればいい?退職後と渡航前の手続きを整理する

出発を間近に控えたタイミングで、半年前の内容を投稿します。8月9月は余裕があるつもりでしたが、デザインの案件をこなしていたらずっとバタバタしていました…!

これは遡ること5月のお話…。
ツアーに組み込まれてない、飛行機単品を予約するのはこれが初めてでよくわからなかったので、自分で飛行機を予約することに慣れた友人にやり方を聞いていました。「10月の飛行機まだ予約してないの!」とのことで、慌てて予約を開始。ZIPAIRの直行便を予約しました(6.5万くらいでした)。

その際に悩んだのは「いつ」出発するかということ。
退職日にすぐ書類が出るものもあれば、そうではないものもあるので、どのくらい待つのかを悩みました。できるだけ自分で処理をしてからいきたかったのです。エージェントには2週間という目安をいただき、それ+a(祝日分)などを鑑みて日程を決めました。

実際に退職から出発までに必要な手続きを調べたのでまとめておきます。(2024年9月現在。各自、ご自身の手続きの際は公的機関の情報を再度調べてくださいね。)


【仕事を辞めた人用】

・住民税の前納

住民税は、前年1月~12月の所得に対する分を、6月から翌年5月まで総額を12分割して支払っています。(2023/1/1~12/31の分を2024/6~2025/5で支払い)
年の途中で退職すると払っていない分が発生します(9月退職の私の場合は2024年10月~2025年5月分が未納)。自分で納めに行ってもいいですが、海外に出てしまうと自分で行くのは難しいと思います(自分で納めに行くこと=普通徴収のタイミングは6月、8月、10月、1月の年4回)。
会社に依頼すると最終月の給与から控除してもらえる可能性があるので、担当者に問い合わせてみましょう。

私の場合(2024年9月退職)

〈注意〉1~5月に会社を辞めた人が退職時に給与から一括控除できるのは前年分までです。6月~翌年5月には次の年の分の住民税が課税されるので、それは普通徴収になります。自分で納入できないと思うので、納税管理人を立ててください(詳しくは税務署に聞いてみてください。※場所によっては相談も予約制みたいです)。

2024年3月に退職する場合(イメージ)

後述しますが今年(2024)分の住民税(2025/6~支払うもの)については、海外転出届を出すことで課税対象から外れることになります。

・社会保険→国民健康保険への切り替え

これは有休消化中に海外に渡航してしまう場合は関係ないと思いますが、退職後すぐに出発しない場合は加入しておいた方がよさそうです。市役所の窓口で手続きをしたら、10分程度で新しい保険証をゲットできました。保険料も思ったより高くなかったです。

・確定拠出年金→idecoへの切り替え(希望者のみ)

確定拠出年金を会社で積み立てていた場合は、今後この管理を自分でしていく必要があります。すぐ再就職する場合は、再就職先で手続となりますが、ワーホリ(無職)の場合はidecoにするという手段のみです。半年間のうちに自分で手続きをしないと、勝手に変更されてしまうようです。私はNISAをやっているSBI証券に移す予定です。
idecoの開設はいつでもできますが、確定拠出年金の移行は書類が届かないとできないです。この書類が時間がかかるようなので続きは海外から処理をします。
※idecoは毎月5000円以上を積立て、60歳まで引き出せないという条件があります。

・確定申告の準備

確定申告をすれば会社で支払いすぎていた税金が戻ってきます。
現在の海外転出届ではマイナンバーカードが失効しません。つまり事前に手続きをしておけば海外からオンラインで確定申告が可能です。
e-Taxというサイトを使用します。事前に利用者識別番号を取得しておく必要がありますが、簡単に取得できるので日本にいるうちにやってしまいましょう。
e-Taxはこちら→https://www.e-tax.nta.go.jp/
e-Taxからうまくいかなかったとき用に納税管理人申告書をもらっておくと、いざという時に良いかもしれません。(e-Taxうまくいかない→家族か信頼できる人に納税管理人申告書を書いて税務署に行ってもらう→その人が納税管理人になる→確定申告を代行してもらう)
難しい話だけど追記:海外からの確定申告は居住者に限定されています。非居住者の場合は別になるそうです。1年以内に日本に帰ってくる場合は居住者となりますが、1年以上海外に滞在すると非居住者になります。居住者の判断に海外転出届の提出の有無は関係ありません。どのくらいの期間海外にいるのかだけで判断されます。

【全員】

・年金の前納(希望者のみ)

海外転出届を出したときに、年金については聞かれるとのことです。個人的には老後は日本で過ごす予定なので前納予定です。年金に空白期間があると当然受け取れる額が減るし、納付期間が10年に満たなければ受給権自体がなくなります。

・海外転出届

これを出すことで住民票が抜けた状態になります。国民健康保険も未加入となり、年金も払うか払わないか選べるようになります。また海外に転出している期間が1月1日を含む場合(今なら2025/1/1)、翌年(2025年)の住民税も支払いません。

・銀行の残高証明書

正直これが一番苦労しました!カナダでの入国&ビザの受け取り時に必要になるかもしれない書類です。ちゃんと帰れるだけのお金を持っているよと示すものです。
英語で、残高が35万以上、発行日(基準日ではない)が渡航日の1週間以内である必要があります。発行日の部分をクリアするのがかなり難しかったです。複数の銀行で確認しましたが
銀行1:学生時代に遠方に住んでいた時に作ったメガバンクの口座。書類の発行場所が遠方の支店となるため、そこから地元に取り寄せるのは1週間以上時間がかかる。
銀行2:生まれたときに両親が私名義で作った口座。「たぶんできると思う。90%くらいは確実だが、できない場合もあるかも…」とのこと。
直接窓口に行けたのは上記2つで「こまった!」とエージェントに泣きつきました。三菱UFJ銀行(アプリ経由のみ)、Paypay銀行、住信SBI銀行では即日で出せるという情報をいただき、すっかり忘れていた住信SBI銀行のことを思い出して事なきを得ました。残高証明書のために口座を新設する場合は早めのお手続きを!

終わりに

今ここまでの手続きを半分くらい終えてみて2週間で十分だったなと思っています。むしろ手続きよりパッキングの方が難しいです。
また退職後の手続きでよく聞く失業保険ですが、定期的にハローワークを訪れる必要があり、私のように出発まで2週間程度の場合はあまり効果を発しないそうです。

長文になってしまいましたが、皆さんの出発の参考になれば幸いです!

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