【三菱ケミカルG決算説明会】田辺三菱製薬売却の噂に対しコメント控える
三菱ケミカルグループの2025年3月期第2四半期(2024年4~9月)の決算説明会について、以下に、主なポイントをまとめました:
売上収益: 2兆2420億6600万円(前年同期比4.3%増)
コア営業利益: 1723億5600万円(同44.2%増)
営業利益: 1366億6000万円(同1.4%減)
親会社の所有者に帰属する中間利益: 409億2100万円(同39.1%減)
コア営業利益と営業利益の違い
コア営業利益: 企業の本業から得られる利益を示します。通常、特別な要因や一時的な要因を除いた、日常的な営業活動からの利益を指します。これにより、企業の本業の収益力をより正確に把握することができます。
営業利益: 企業の売上高から売上原価や販売費、一般管理費などの営業費用を差し引いた利益です。コア営業利益に比べて、特別な要因や一時的な要因も含まれるため、企業全体の収益力を示します。
増益の要因としては、ディスプレイ用途や高機能エンジニアリングプラスチックの需要増、産業ガスセグメントでの売上増とコスト削減、化学品原料のMMAモノマーの市場拡大が挙げられます。
医薬品領域では、売上収益が2325億円(前年同期比6%増)、コア営業利益が414億円(同28%増)となり、2型糖尿病治療薬「マンジャロ」(チルゼパチド)やALS治療薬「RADICAVA/ラジカット」(エダラボン)の北米での販売が好調でした。
また、田辺三菱製薬の売却に関する噂については、三菱ケミカルGの筑本学代表執行役社長が「今の時点でお知らせできることは無い」とコメントしています。また、これまでに社員へも説明はされていないということです。
お役に立てますと幸いです。