ZARD 30周年記念ライブ『ZARD 30th Anniversary LIVE“What a beautiful memory 〜軌跡〜“』10/5リリース記念music freak magazine ZARD特集_VOL.2(浅岡雄也)
10月5日にリリースとなったLIVE DVD『ZARD 30th Anniversary LIVE“What a beautiful memory 〜軌跡〜“』(https://wezard.net/news/news-1315/)のリリースを記念して、『music freak magazine ZARD特集』を2回にわたってお届けします。
第二回は、ZARD 30周年記念ライブにゲスト出演された、FIELD OF VIEWのヴォーカル・浅岡雄也さんのインタビューを公開。
ZARD・坂井泉水さんに提供してもらった「君がいたから」「突然」「DAN DAN 心魅かれてく」「Last Good-bye」の詞についてや、坂井泉水さんへの感謝の想い、30周年記念ライブのこと、またZARDの楽曲の中で特に好きな3曲についてなど、 初めて明かされる胸の内にも触れられる貴重なロングインタビューとなりました。
music freak magazine ZARD SPECIAL EDITION VOL.2_U-ya Asaoka(from FIELD OF VIEW)
''ZARDの坂井泉水さんと、B’zの稲葉浩志さんは、
日本の音楽シーンにおいて、
日本語の歌詞の流れを変えた人だと僕は思っています。''
●坂井泉水さんと面識はありますか?
浅岡雄也(以下浅岡):MOD STUDIOで一度だけすれ違ったことがありますが、面と向かってご挨拶したり、会話を交わしたことはありません。
僕がビーイングで音楽制作を始めるようになったのは1993年の夏の終わり頃だったんですが、その頃のビーイングはみんな制作一色の毎日で、必然的に他のプログラムのアーティストやスタッフと交流する時間なんて全くありませんでした。
●そんな状況の中、坂井さんとすれ違ったことがあるというのは、どういう状況だったのでしょうか?
浅岡: view(FIELD OF VIEWの前身バンド)が1stシングルを作っている頃に、担当エンジニアが作業中で手が離せなかったので、イレギュラーで僕が代わりにマルチテープを別の場所に運ぶことになったんです。その時に階段を降りていたら、昇ってくる人がいて。すれ違った瞬間は誰だか分からずに、頭だけ下げました。スタジオに帰ってきてその話をしたら、たまたまその場に居合わせたZARDのレコーディングエンジニアの島田勝弘さんが「坂井泉水さんだよ」と教えてくれました。
●坂井さんの第一印象はどうでしたか?
浅岡:姿が目に入った瞬間に、「うわっ、綺麗な人が来た!」と思いましたね。一瞬すれ違っただけですが、一般の方とは違うオーラみたいなものを感じました。
●その後、FIELD OF VIEWの1stシングル「君がいたから」の歌詞を坂井さんから提供してもらうことになりましたが、それはどういう経緯でしたか?
浅岡:僕らは1994年2月にviewとしてデビューし、2枚シングルをリリースした後、バンドの方向性を見直そうという話になり試行錯誤を重ねた結果、FIELD OF VIEWとバンド名を改めて再デビューすることになりました。再起にあたり、ドラマ「輝く季節の中で」(読み:かがやくときのなかで)の主題歌のお話をいただきまして、まず織田哲郎さんのデモが選ばれました。それから毎日一生懸命自分で歌詞を書いていたんですけど、何度書き直してもOKが出ないし、実際歌ってみても特に良くないんですよ。「いや〜どうしよう」って悩んでいた時に、ある日朝方自宅のファックスがカタカタカタって動き出して。スタッフから送られてきたファックス用紙を見てみると、何やら手書きで書かれた歌詞が届いたんです。タイトルには「君がいたから」と書かれていて、文末には“泉水”と記されていました。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?